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【神戸】栄町通でお買い物♪乙仲アパートメントで出会う、北欧雑貨とヨーロッパのアイウェア

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小バコの洋服屋さんや雑貨屋さん、カフェなどが点在する、神戸・栄町通。特に、レトロなビルの奥をのぞいて、宝箱みたいなお店を見つけるのは、このエリアならではのお楽しみです。今回は、街のメインストリート・乙仲通から一歩入った所にある小さなビル、乙仲アパートメントを探訪。4階建ての1階・2階で、素敵な出会いがありました!

Summary

同潤会アパートをリスペクトして2013年にオープン

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エリアを代表するレトロビル・榮町ビルディングに隣接して、10坪ほどの敷地に建つ乙仲アパートメント。テラコッタ風の、風合いある外壁の雰囲気から、こちらもレトロビルかと思いきや、2013年に建てられた新築物件だそうです。モデルとなったのはNY・ブルックリンの雑居ビル、あるいは東京・青山や代官山にあった同潤会アパート。ヴィンテージの建築部材なども取り入れた建物は、この街のやわらかい風景にしっくりとなじみ、まるで何十年も前からここにあったかのような空気をまとっています。

店主夫妻の「好きなもの」ばかり。大切に使い続けたいものが見つかる雑貨店

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路面の1階に入るのは、「北欧雑貨と暮らしの道具 lotta」。ガラス扉の外からのぞくと、シックな食器やカラフルな布もの、きらきら輝くアクセサリーなどがセンス良く並び、見ているだけでも気持ちがうきうきしてきます。

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店主の金谷剣志さん・彩子さんは、もともと北欧デザイン好きのご夫妻。自宅の食器やインテリアを揃えたり、実際に北欧に旅行したりしているうちに、どんどんその魅力にはまっていったそうです。現地で買い集めた雑貨をもとに、二人でネットショップを開き、ポップアップショップでお客さんとふれあったりする中で出会ったのが、この乙仲アパートメント。街のゆるやかな空気感、古い物を大事にするビルオーナーの考えとも共鳴し、2013年にこのお店をオープンしました。

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「私たちが欲しいものしか置いていません」。シンプルで洗練されたデザインの北欧食器、心地よい重さが手になじむ和のうつわなど、特徴はそれぞれ異なっても、共通するのは「長く愛用したくなる、作り手の息づかいを感じさせる道具」。剣志さんはお母様が丹波焼の窯元の生まれ、彩子さんも九谷焼の郷・石川育ちとのことで、うつわものへのこだわりは格別。特に国内の作品は、窯元まで出向いて買い付けるそうです。ヴィンテージの一点ものも多く、訪れるたびに違った商品に出会えるのも魅力。ブランドごとにていねいな説明ポップが付されているのも、一つ一つの商品への深い愛情が感じられます。

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フィンランド・salakauppaのマトリョーシカ。各1万5000~2万5000円程度

ちょっと待って、めちゃくちゃカワイイひとたちがいるじゃないですか!キノコやクマ、海の生き物など、いろんなマトリョーシカが並んでいますよ。普通のマトリョーシカと違って小さくなるごとに形もデザインも変わっていき、こんなの永遠に開けたり閉めたりし続けてしまいそう…!オシャレなインテリアに、プラスアルファの遊び心を利かせてくれます。

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sorte glass jewelryのピアス(中央)1万4300円など

ガラスとゴールドを組み合わせた、繊細なアクセサリーも。こちらは丹波篠山のガラス工房「sorte glass」の作品。時に端正、時に気まぐれな、ガラス素材の持つさまざまな表情を、ゴールドのきらめきが際立たせています。モードでもナチュラルでも、いろんなファッションと合わせて楽しめそう!

いつもの暮らしを上質なドキドキで彩る雑貨たち。作家イベントなども定期的に開催、ご夫妻のお話を聞きながら、じっくり品定めしてみてください!

■北欧雑貨と暮らしの道具 lotta
住所:神戸市中央区栄町通3-1-11 乙仲アパートメント1階
TEL:078-599-5355
営業時間:11~18時
定休日:水曜、ほか不定休あり

ジャストサイズの一本を選べる!ヨーロッパブランドの眼鏡専門店

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さて、階段を2階へ上がると、そこはカッコいいアイウェアショップ。フランスやドイツのメーカーからセレクトした眼鏡は、多角形のフレーム、キッチュな色遣いや異素材ミックスなどエッジの利いたものが多く、これはかなりオシャレ上級者向け…?

「似合う眼鏡の基本は、ジャストサイズのものを選ぶことです」と語るのは、「MONO OPTIQUE」店主の森脇光宣さん。国産の眼鏡はほとんど同じような規格で作られており、サイズ選択の幅が少ない。このため合わない眼鏡を着けて、今ひとつしっくり来ない、顔が大きく見える…なんてことも多いんだとか。その点、ヨーロッパの眼鏡はサイズのバリエーションが広く、ぴったりのものを選びやすいんだそうです。

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Lesca(レスカ)のクラウンパント型。1940年代のヴィンテージ8万300円(手前)、定番の「PICA」4万700円(奥) ※すべてレンズ代別途

フランス・ジュラ地方は、日本で言えば鯖江のような眼鏡の産地。Lescaはここの老舗ブランドです。レンズの上部がフラットで、ブリッジの周囲にも直線的なカットを施したフレームは個性的にも見えますが、「クラウンパント」と呼ばれるフランスの定番デザイン。厚みもあって主張は強めですが、クラシックな中に現代的な雰囲気も感じさせます。デッドストックのパーツを使い、当時の道具や伝統技術で組み上げたヴィンテージラインは、稀少性もあってファンの多い逸品です。

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ANNE ET VALENTIN(アン バレンタイン)のHOWI 5万5000円

ANNE ET VALENTINもフランスのデザイナー。八角形のクールなシェイプは、彼女お得意のデザインです。イタリアの建築家、エットレ・ソットサスの作品に着想を得たというシリーズ「TOTEM」は、テンプルに施されたシマシマのモチーフが髪飾りみたいでかわいい…!テンプル先端の「θ」みたいな形、天体模型を思わせるヒンジ部分など、すみずみまで行き渡ったポップな感性が、気持ちを楽しく浮き上がらせてくれます。

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AHLEM(アーレム)のAUBER Peony(手前)、Place du Louvre(奥)、各5万7200円

ほっそりと繊細なデザインで普段使いしやすそうな、フランス人デザイナー・AHLEMの作品。一見シンプルなメタルフレームですが、昔ながらの合金に22Kの金張りで色づけ、と手間のかかった逸品です。メッキと違って肌なじみよく、合わせやすそう!

洋服やヘアスタイル以上に、顔の印象を左右する眼鏡。じっくり考えて選ぶのに、ビル2階の明るく静謐な空間はうってつけ。来店予約もOK、商品一つ一つの説明や、サイズ・度数調整、フィッティングなど、森脇さんとしっかり相談してベストな一本を選んでくださいね!

■MONO OPTIQUE
住所:神戸市中央区栄町通3-1-11 乙仲アパートメント2階
TEL:078-381-9584
営業時間:11~19時
定休日:水曜

ビルまるごとライフスタイルショップ。各フロアの個性を楽しんで!

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1フロア1ショップ、階層ごとに異なる世界が繰り広げられる乙仲アパートメント。まだ歴史は浅くても、個性的なお店がそれぞれに注目を集め、今や栄町通の新ランドマークと言えそうです。古いもの・新しいものが混じりあうことで、それぞれの魅力が高まり、街全体が盛り上がっていく。乙仲アパートメントでのショッピングが、素敵な化学反応を起こすのかもしれませんね!

text:中谷晶子
photo:直江泰治

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
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