奥入瀬渓流散策の拠点、リニューアルした奥入瀬渓流館を探検
奥入瀬渓流は新緑、紅葉、雪景色と春夏秋冬の渓流美をみせてくれる青森を代表する景勝地。その観光拠点「奥入瀬渓流館」が2021年にリニューアルオープンしました。おしゃれなカフェやショップもあり、奥入瀬渓流の魅力がますますアップ。
Summary
奥入瀬渓流ってどんなところ?
十和田湖を源にした奥入瀬川の渓流で、国の特別名勝と天然記念物に指定されています。十和田湖畔の子ノ口から焼山まで約14kmの一本道には手つかずの自然がたくさん残り、壮大な滝や迫力の清流などの躍動感あふれる水の流れや、苔に覆われた樹木や巨岩とあいまって、神秘的な景観を生み出します。見学は焼山を起点に子ノ口まで、渓流沿いに整備された散策路を往復するのが基本ですが、シャトルバスが運行しているので、時間と体力に合わせて徒歩とバスを組み合わせるといいでしょう。まずは必ず押さえておきたいみどころをチェック。「雲井の滝」「白糸の滝」「九段の流れ」「銚子大滝」は必見ポイントです。なんといっても新緑が美しい5月下旬〜6月上旬がベストシーズンですが、10月中旬〜下旬の紅葉の季節もおすすめです。
雲井の滝は、切り立った崖から三段になって流れ落ちる大迫力の滝です。奥入瀬渓流にいくつもある滝の中でも見応え抜群。
細く白い糸を束ねたような白糸の滝は、落差が30mほど。木々の間から見え隠れする姿は神秘的!
九段の流れは、銚子大滝から遊歩道を歩いていくと見られます。段々になった岩肌を滑るように滝が流れています。
高さ7m、幅20m。自然に囲まれ豪快な爆音と水しぶきをあげる銚子大滝はマイナスイオンたっぷりです。
散策前に立ち寄りたい、奥入瀬渓流館
奥入瀬渓流をさらに深く楽しむために、ぜひ訪れたいのが2021年4月にリニューアルしたばかりの「奥入瀬渓流館」です。奥入瀬渓流の玄関口に位置し、広々とした駐車場にシャトルバスの停留所もあるのでアクセス良好!奥入瀬渓流内の見どころや生態系などを学べるコーナー、奥入瀬らしいアイテムを揃えたショップ、おしゃれなカフェもあって休憩にもピッタリです。
散策に便利なレンタサイクルもあります。自然あふれるロケーションを存分に楽しみましょう!シティサイクル(4時間1000円)のほか電動アシスト自転車(4時間1500円)もあり長距離もラクラク♪ 貸し出し・返却場所は奥入瀬渓流館のほか、石ヶ戸休憩所と子丿口の3カ所にあります。
奥入瀬渓流の地形模型やジオラマでじっくりと下調べ
奥入瀬渓流の自然をもっと深く知りたいなら、奥入瀬渓流館の自然情報展示コーナーをチェック!奥入瀬渓流の成り立ちや生態系をパネルや写真、デジタルサイネージでわかりやすく紹介しています。ひときわ目を引くのは中央に置かれた本物そっくりのジオラマです。奥入瀬渓流の見どころが丸わかり♪歩いているだけでは見えない奥入瀬渓流の複雑な地形を、鳥になった気分でじっくり観察できます。
常駐するネイチャーガイドさんに質問してみよう
奥入瀬渓流の魅力や楽しみ方をもっと詳しく知りたいと思ったら、インフォメーションカウンターに行ってみましょう。常駐するネイチャーガイドが、とっておきの奥入瀬渓流を教えてくれます。日々自然に触れ合い、奥入瀬の自然環境や歴史を熟知したガイドだからこそ知っている奥入瀬渓流の魅力は、聞けば聞くほど奥深い!最新の自然情報をインフォメーションセンターでゲットして、奥入瀬散策の準備はばっちり。遊歩道をガイドさんと一緒に歩く「奥入瀬ネイチャーウォーク」というツアーも実施しているので、参加してみては?(9時〜12時30分、6000円〜)
「あら、りんご。」で青森が誇る青森りんごを堪能
青森といえば、りんごは外せない♪食べておいしい目にも楽しいフォトジェニックなりんごスイーツやドリンクなら、青森りんごの専門店「あら、りんご青森奥入瀬店」がおすすめです。奥入瀬渓流館内に2021年4月にオープンしたばかりのおしゃれなカフェで、地元農家からその時季においしい品種のりんごをお取り寄せ。りんご本来の味わいを生かしたスイーツやドリンクはどれもキュートで目移りしちゃいます。
青森りんごを使用したクランブル(右:410円)やパイ(左:410円)、りんごを丸ごと使用した「あおもりんごさん」(奥:648円)などSNS映えもばっちりです。
奥入瀬のむヨーグルトを使用したりんごヨーグルト(左:432円)は奥入瀬店限定!りんごサイダー(右:432円)は自家製シロップとゼリーで満足感アップ。
ネイチャークラフトが並ぶミュージアムショップでおみやげ探し
せっかく旅行に来たなら、その土地ならではのおみやげを買って帰りたいですよね。「奥入瀬フィールドミュージアムショップ」には、奥入瀬渓流の動植物をモチーフにしたアイテムや奥入瀬渓流の風景を再現した苔テラリウム、奥入瀬の恵みを使用したここでしか手に入らないスイーツなどオリジナリティあふれるアイテムが勢揃い。誰かにあげるのはもちろん、自分用にも欲しくなっちゃうこと間違いなし♪
ガラスの器の中に奥入瀬のコケの森が再現された苔テラリウム(3520円〜)。お手入れも簡単なのでギフトにもぴったりです。
奥入瀬にすむ小鳥をモチーフにした本物そっくりの置物。バードカービングは木ならではの温もりや安らぎを与えてくれます。写真は「肩チュンbirdシリーズ」3650円〜(缶バッジと箱付き)。
小さいけれど精巧で緻密なきのこのオブジェ「奥入瀬渓流の景色」3620円〜。かわいい大きさとナチュラルな雰囲気で、お部屋にちょこんと置いても素敵です。
※「奥入瀬フィールドミュージアムショップ」「あら、りんご青森奥入瀬店」は0176-74-2200
営業時間:9時~17時30分(11/15~4/19は9時~16時30分)
定休日:無休
※「奥入瀬フィールドミュージアムショップ」「あら、りんご青森奥入瀬店」は第1・3火曜休
Text:三國希
Photo:木村慎一
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