館鼻岸壁朝市

八戸名物、館鼻岸壁朝市で旬のグルメを堪能しよう

青森県 朝市・蚤の市・フリーマーケット 漁港 食べ歩き るるぶ&more.編集部
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太平洋を望む八戸漁港に日曜日の早朝にだけ出現する国内最大規模の超巨大朝市が「館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)」です。全長約800mにもわたる館鼻岸壁の一角をおよそ300店もの露店が埋めつくし、夜が明ける前から人、人、人で賑わいます。

Summary

超巨大朝市、館鼻岸壁朝市の魅力は?

館鼻岸壁朝市はいまやすっかり八戸の名物となりましたが、歴史はそれほど古くなく、2004年6月、元々、八戸の湊町・山手通りで開催されていた湊日曜朝市が、手狭になったのを理由に館鼻岸壁に移転してきたのが始まりです。朝市といえば農産物や魚介類が並ぶイメージがありますが「館鼻岸壁朝市」はひと味もふた味も違います。港町・八戸らしい鮮魚にご当地グルメ、野菜、果物、花、多国籍なフードから、コーヒーショップやスイーツまで、さまざまなお店が軒を連ねるので品揃えはとにかくカオス!市場を巡ればその日の気分にあったとびっきりな朝ごはんが完成しちゃうので、つい早起きしたくなります。朝市ならではの地元の人たちとのふれあいも魅力です。

朝市では鮮魚のほかウニの瓶詰めなどの加工品も人気。獲れたての新鮮なウニを使用した塩ウニは凝縮した旨味や香りが堪能できます。

舌の肥えた浜の人々も納得の干物も各種取り揃え。鯖干しは白いごはんとの相性抜群で、おみやげにも人気です。

海のイメージが強い八戸市ですが農産物の生産も盛ん。プラムや桃がずらりと並んでいます。すぐお隣の南部町は「北のフルーツ王国」として有名なんです。

館鼻岸壁朝市の楽しみ方

とにかく会場が広いので、まずは「館鼻岸壁朝市まっぷ」(税込100円)を購入して気になるお店をチェック♪ 朝市でしか味わえない八戸グルメや「十和田焼き小龍包」「しおてば」「幼虫グミ」などの大人気グルメ、メディアも大注目の商品などなどすべて制覇するならルート選びはとっても重要!目的のお店の場所を調べて効率的に回るのがおすすめです。会場内には休憩スペースもたくさんあり、買ったものをその場ですぐに食べられます。その時期の旬の野菜や果物、魚介類はなにか、どこを見て選べばいいかなど、生産者ならではの耳より情報を聞けるのも朝市の楽しみの一つです。

朝市で人気の十和田焼き小籠包(4個380円)の行列店「点心工房」。十和田産のブランド豚、米粉、シャモロックなど地元食材を豊富に使用しています。八戸産食材を使用した「海鮮小籠包」もおすすめ。

八戸エリアのソウルフード、味噌焼き串もち100円〜。米粉や小麦粉を練った丸もちに甘味噌やエゴマ味噌などの味噌をつけて焼きます。

B-1グランプリの優勝グルメ、せんべい汁も朝市で発見!あっさりスープを吸ったモチ&シコ食感のせんべいがたまりません。「戸来商店」ほか複数のお店で扱っています。200円〜。

「ゆっこちゃんの店」のいちご煮

朝市で食べたいご当地グルメの代表が、県南地方の郷土料理「いちご煮」です。「いちご」と聞くとびっくりですが、実は海の香りと魚介エキスたっぷりな港町のごちそうです。乳白色のスープの中のウニが朝もやにかすむ野いちごに見えることから名付けられたそう。「ゆっこちゃんの店」のいちご煮は、ウニのほかツブ貝やベビーホタテ、ホタテの子も入って具だくさん!豪華なのにリーズナブルに味わえます。できたて熱々をめしあがれ!

いちご煮(中)350円
いちご煮(中)350円

海の幸の旨味がたっぷり溶け込んだお吸い物です。体の内側からほっこり温めてくれるので寒い朝にもgood!

気さくな店主でついつい盛り上がっちゃうこと間違いナシ。ちなみに「ゆっこちゃん」は奥様の名前なんだとか。

「海鮮屋いがったらかれい馬渡商店」のほたてぶっかけうに

おいしい海の幸が食べたいな~という気分の時は、豪快な海鮮料理が自慢の「海鮮屋いがったらかれい馬渡商店」へGO!店先で網焼きされるオリジナルな海鮮料理のなかでも注目度NO.1なのが、大きなホタテ貝の中に肉厚なベビーホタテがごろごろ、さらにウニもトッピングした「ほたてぶっかけうに」です。丸ごと食べられて旨味がギュッと詰まったベビーホタテとクリーミーなウニの贅沢コラボレーションで、気分も上がること間違いなし!

ほたてぶっかけうに700円
ほたてぶっかけうに700円

大きなホタテ貝を器に、ホタテとウニがコラボした贅沢な一品。店頭で焼いているのでその場ですぐ食べられます。

オリジナルの商品をいくつも開発していて、技術でも味でもたくさんのメディアで紹介されるアイディアマン。

「焼魚 石川商店」の焼きイカ

たくさんあるお店のなかでも、音と香りに食欲がばっちりそそられるのが「焼魚 石川商店」です。くるくる回転する囲炉裏で新鮮な魚介類を炭火焼きしているので、表面はパリッと、中はふっくら柔らか。どれもおいしそうですが、イカの水揚げ日本一の街・八戸に来たならイカは外せませんよね。香ばしい醤油ダレがからんだプリプリジューシーなイカは、噛むたびに旨味と甘みが広がります。大きな口をあけて思いっきりかぶりつきたい1本です。

イカ500円
イカ500円

イカの街・八戸に来たらコレ!ぷりっとジューシーなイカに甘辛しょうゆタレがよく絡み、かぶりつくのがおすすめ。

回転する囲炉裏から焼き具合を見計らって手早く魚の位置を変えていくのはまさに匠の技!


Text:三國希
Photo:木村慎一

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