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【長野・千曲市】観光列車「ろくもん」で“トレインワーケーション”。千曲市ワーケーションを体験してきました!

【長野・千曲市】観光列車「ろくもん」で“トレインワーケーション”。千曲市ワーケーションを体験してきました!

スイーツ るるぶ&more.編集部 長野県 ワーケーション 鉄道
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リモートワークや在宅勤務など、職場以外での働き方が進んでいく中、休暇先で観光と仕事を組み合わせる“ワーケーション”が注目を集めていますね。今回は長野県が推進する「信州リゾートテレワーク」のモデル地域の一つである千曲市で実施された、「秋のワーケーション・ウェルカムデイズ」メインコンテンツの1つ、「トレインワーケーション」に参加してきました!

Summary

「信州リゾートテレワーク」とは?

最近よく耳にするようになったワーケーションとは“ワーク”と“バケーション”を組み合わせた造語で、観光地や帰省など、休暇先でリモートワークをする新しい働き方のこと。長野県は普段の職場や居住地から離れ、信州ならではの魅力に触れながら仕事をする豊かなライフスタイルの提案として「信州リゾートテレワーク」を提案しています。自然に親しんだり、温泉に入ったり、リラックスした環境で仕事をするだけでなく、チームビルディング研修や地域の人たちとの交流など、多彩なプログラムが県内各地で用意されています。

しなの鉄道の観光列車『ろくもん』で“トレインワーケーション”

今回体験取材したのは、観光列車『ろくもん』を使用した“トレインワーケーション”。長野県千曲市、信州千曲観光局、株式会社ふろしきやが主催したワーケーションツアーの一部として実施されました。『ろくもん』は、しなの鉄道の長野~軽井沢間を走る観光列車。2014年に運行をスタートし、旧国鉄時代に製造されたクラシカルな115系電車をベースに、九州の豪華列車『ななつ星 in 九州』などを手掛けた水戸岡鋭治さんがデザインしました。普段は長野~軽井沢間を、沿線の車窓を眺めながら、長野の食材を使ったコース料理を楽しめる列車として運行されています。

列車名の『ろくもん』は、真田幸村で有名な沿線ゆかりの武将真田氏の家紋「六文銭」にちなんでいます。列車の色も、戦国時代に真田氏が甲冑の色を赤で揃えた“赤備え”がモチーフ。六文銭のロゴがカッコいい!

『ろくもん』は3両編成。車内は長野県産の木材をふんだんに使った温かみのあるデザインで、各号車ごとにソファや個室シートのタイプが異なるほか、サロンスペースやおみやげコーナーも備えたスペシャルな列車なのです。

ほら貝で出発!車両のごとに表情が変わる観光列車『ろくもん』の車内探訪!

取材当日、『ろくもん』はワーケーション参加者を戸倉駅(千曲市)で乗せて2つ先の屋代駅まで移動。この屋代駅に約3時間停車し、車内がワーケーションスペースとして開放されました。戸倉駅出発時には、乗務員によるほら貝のパフォーマンスも披露され、観光列車らしい、いつもの仕事とは違う非日常なムードが高まります。

では『ろくもん』の車内を探検してみましょう。1号車は対面式のソファが並ぶグループ向けのレイアウト。各車両ごとに長野県産の異なる木材を使っており、1号車はアカマツがふんだんに使われています。この車両はテーブルが広いので、PCや資料を広げての打ち合わせなどに便利そうです。実際にオンラインでミーティングをしている参加者の方を見かけました。

1号車には物販コーナーがあり、『ろくもん』のロゴがあしらわれたサブレやふろしきなどの特製グッズなどを購入できました。おみやげにぴったり。

2号車は窓際のカウンター席とソファ席で、ラウンジ風のレイアウト。木材はスギが使われています。バーカウンターもあり、ドリンクやスイーツが注文できます。

車端部には記念撮影スペースもあり、乗務員の制帽をかぶって写真を撮ることができます。仕事の合間のいいリフレッシュになりますね。

そして3号車は障子で仕切られたセミコンパートメントタイプ。ヒノキがふんだんに使われた車内は対面の2人席で、障子の戸を閉めればプライバシーも確保され、一番仕事向きなシートかもしれません。取材当日も乗車と同時にすべてのコンパートメントが埋まり、みなさんPCで資料を作ったり、オンラインで打ち合わせをしていました。

停車中の『ろくもん』で仕事に集中!

私(筆者)も実際に車内で仕事をしてみました。停車した列車内なので揺れることもなく、心地よい音楽(『ろくもん』専用に作曲されたのだそうです)が流れる車内は、想像以上に仕事に集中できました。喫茶店で仕事をする感覚とかなり近いかも。しなの鉄道は沿線の景色がとても美しいので、もし走行していたら車窓ばかり見てしまったかもしれません。

休憩は『ろくもん』オリジナルスイーツで

仕事がひと段落したら、少し休憩。“トレインワーケーション”限定のスペシャルメニュー「モンブランミルクレープ」(ほうじ茶付き700円)をいただきました。『ろくもん』にちなんだアイシングクッキーに、これまた『ろくもん』ロゴ入りのカップでほうじ茶をいただけば、旅気分も盛り上がります。

“トレインワーケーション”の最中は列車はずっとホームに停車しており、ドアも手動で開閉できます。少し疲れたら、ホームに出て信州の新鮮な空気を深呼吸したり、軽くストレッチをしたり。手軽に気分転換ができるのもよかったです。結局3時間、ほとんどの時間を集中して仕事することができました。

観光+仕事だけじゃない「千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズ」

今回取材した「千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズ」は数日間にわたるツアー形式で、"トレインワーケーション"の他にも複数のプログラムが用意されていました。異なる会社や自治体など、さまざまな業種の方々が集まり、グループワークや地域の人たちと交流することで、新たな刺激を受けたり、今までなかった取り組みが生まれているそうです。ワーケーションがいっそう広まって、観光だけでも仕事だけでもない、新しい地域や人とのつながりが生まれるかもしれません。

■しなの鉄道 観光列車『ろくもん』
https://shinanorailway.co.jp/rokumon/

■長野県・信州リゾートテレワーク
https://shinanorailway.co.jp/rokumon/ 

■千曲市ワーケーション・ウェルカムデイズ
https://furoshiki-ya.co.jp/workation_lab/ 

Text:江本典隆(JTBパブリッシング)
Photo:江本典隆(JTBパブリッシング)・株式会社ふろしきや提供

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