ひとりで“温泉×読書三昧”!大自然の中で、身も心も癒されるリトリート施設「湯河原惣湯」【第2回おひとり散歩】
“ひとり時間を、ひとりでも多くの人が楽しめるように”と、おひとりさま向けのメディア「おひとりさま。」をInstagramで運営しているマロ(@ohitorigram)が、ひとりだからこそ行きたいスポットを紹介する「おひとり散歩」。第2回目となる今回は、神奈川県・湯河原の万葉公園内にある「湯河原惣湯 Books and Retreat」。2021年8月のオープンにもかかわらず、湯河原の緑豊かな自然の中で、温泉と読書、お食事まで楽しめる施設として早くも話題となっているんです。身も心も癒されて、ひとりで最高にリフレッシュできたので、その様子をたっぷり紹介していきます。
貸し切り温泉や、サウナまで!大自然の中でお風呂を満喫
「湯河原惣湯」は、湯河原の万葉公園の中にあって、緑豊かな自然に囲まれているんです。
最寄りの「落合橋」バス停すぐ側の公園入口からメインの温浴施設までの道のりは、川沿いの遊歩道を歩いていくことができるのですが、この景観が圧巻…!まだ着いてもいないのに、「ああ来てよかった」と言いたくなってしまいます。
歩いてたどり着いた先には、こんな美しい施設が…!「湯河原惣湯 Books and Retreat」は、カフェとコワーキングスペースがある「玄関テラス」と、日帰り温泉施設の「惣湯テラス」の2つのエリアに分かれているのですが、今回はこの「惣湯テラス」を紹介していきます。
今回は、食事ありのプラン(5500円)をチョイス。このプランを選択すると、温泉、ライブラリー、フリードリンク(アルコール含む一部ドリンクは2杯目から別料金)が利用できます。贅沢…!
「惣湯テラス」の全体図はこちら。館内は館内着を着用して移動することになっているので、着替えて早速「奥の湯」へ。
自然の中にポツンと立っているこの小屋が「奥の湯」です。
なんとここは貸し切りの露天風呂!この温泉を独り占めできるんですよ~。
この切り取られた景色がたまらなくて…。下には川が流れているので、そのBGMを聞きながらひとりで温泉を堪能することができます。
上を見ると、天井が開けていて、木々を愛でることもできます。温泉につかりながら、風で揺れる木々たちを眺めて、周りの音を聞いて…。ひとりだからこそ五感で味わえるので、身も心も癒されること間違いなしです。
「奥の湯」のほかに、露天大浴場「湯」もあるんです。見てください、この美しさ…!
この施設全体がそうなのですが、自然の景観を生かした建築で、息をのむ美しさなんです…。天井から降り注ぐ木漏れ日、素敵ですよね。
パズルのような浴槽のデザインも美しくて。石で区切られている分、“半個室空間”のようになっていて、大浴場に他のお客様がいてもリラックスできます。素晴らしい…!
なんと、ここサウナまで併設しているんです!しかも、サウナ後はこの椅子に腰かけて、美しい自然に包まれて外気浴ができるので、とっても気持ちいいんですよ~。
ひとりで、じんわりと“ととのう”時間をぜひ堪能してください。
美しい緑と建築に癒されながら、心ゆくまで読書を
施設名に「Books and Retreat」と書いてあるように、本が充実しているのも特徴です。惣湯テラスの2階「ライブラリー」に、常時蔵書から入れ替えた100冊以上の本が並んでいて、ここで借りて、施設内のいろんな場所で読むことができます。
本のジャンルは、個人的に大好きな建築やデザインに関するものから、ビジネスや小説まで、新たな思考のヒントになるような本がずらりと並んでいます。ライブラリーにも椅子があるので、ここで本を読むことも可能です。
窓枠が切り取る緑がとても美しいんですよね。
これからの時期は少し寒いかもしれないですが、私のおすすめはこちらの外の席。
読書しながら、ふと顔をあげたときにこの景色が広がっていて、ふわ~っと癒されるのですよね。
しかも、コーヒーが飲み放題なので、温かいコーヒー片手に読書を楽しむことができます。ドリップバックが3種類ほどあり、どれもとっても可愛いくておいしいので、選ぶのも楽しいです♪
おひとりさまに特におすすめなのは、貸し切り露天風呂「奥の湯」のそばにある「奥のラウンジ」。メインの棟から離れていて、席も4つしかないので、より落ち着いて本を読むことができます。この眺めも最高なんですよね…
そして、1時間1100円で借りることができる個室もおすすめ!畳もあるので、人目を気にせず寝転がりながら読書することもできます。
何より、この温泉と読書を、ひとりだからこそ自分の好きなタイミングで、永遠にループで楽しめるので、最高なんですよね。驚くほどあっという間に、時間が溶けてゆきます(笑)。
“旅の〆”で味わう、季節に沿った“ほっこり和食”
そして、最後に待ち構えているのが、お食事!まずはお食事の前に、白ワインを。(ドリンク一杯はプランに含まれています!)読書と温泉を堪能したあとの一杯はこれ以上ない幸せです…。くぅ~。食事は、ランチは11時30分~13時30分、ディナー(土・日曜、祝日とその前日のみ提供)17時~18時30分の間オーダーできます。
お食事は、月替わりで旬な食材を使った和食をいただくことができます。12月のテーマは「流るる年」でした。
前菜からご飯・汁物、メインのお魚までがセットになっている、この充実ぶり…!食材を生かしたシンプルな味付けで、体に染み渡るやさしい和のお味です。温泉と読書のおまけでついてきてるのではなく、いつも、この食事を楽しみにしてしまうくらい、本格的で本当においしいんですよ。
なかでも、わたしが一番楽しみにしているのが、このご飯。ちりめんじゃこと春菊、ごぼうがのっかっていて、初冬を感じることができました。
なんと、最後はアイス最中の甘味まで!これが、塩加減が最高で、たまらんのですよ…。お皿も、盛り付けも美しいので、ひとりで味わい尽くしてください。
お食事処だけにかかわらず、夜は日中よりも比較的人が少ないこともあり、落ち着いてゆっくり過ごしたいおひとりさまにおすすめです。館内の夜のしんとした空気も、昼間と違ってまたよく、わたしはいつもその両方を楽しめる時間をチョイスして行っています。
しかも、帰り道、特に冬は空気が澄んでいることもあって、満天の星空も見ることもできるんですよ~!
いかがでしたでしょうか? 大自然の中で、温泉に、読書に、お食事に癒されるリトリート施設なので、「なんだか疲れたなあ…」というときに、電車でふらっと日帰りで行ってみてください。個人的には、5時間では足りなくて、泊まりたいくらいなのですが(笑)。
■湯河原惣湯Books and Retreat惣湯テラス(ゆがわらそうゆ ぶっくすあんどりとりーと そうゆてらす)
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上704 (万葉公園内)
TEL:0465-43-8105
営業時間:10~18時(最終入館時間16時30分)、土・日曜、祝日とその前日は10~20時(最終入館時間18時30分)
定休日:水曜、第2火曜(祝日の場合、翌日)
料金:5500円(食事あり、入館から5時間滞在)、2600円(食事なし、入館から3時間滞在)
text:マロ
1992年東京生まれ。物心ついた頃から"ひとり行動"が大好き。「ひとり時間の楽しさ」をもっと多くの人に伝えたいと、2017年におひとりさま専門メディア「おひとりさま。」を設立。
Instagramアカウント(@ohitorigram)のフォロワーは3.5万人。
ひとりで行きたいお出かけ情報を日々発信するとともに、ホテルや飲食店とコラボして“ひとり向けプラン”の企画・プロデュースも手掛ける。現在は「TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN」でおひとりステイプランを販売中。
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