京都・嵐山「コーヒーショップ ヤマモト」でレトロでゴージャスなフルーツサンドを
JR嵯峨嵐山駅からのんびり歩くこと約5分、趣きある外観で迎えてくれるのが1969年創業の「コーヒーショップ ヤマモト」です。併設の焙煎小屋で毎日焙煎して一杯ずついれるコーヒーは常時20種類。モーニングから季節の果物たっぷりのフルーツサンド、ボリューム満点のカツサンドまで、香り高い一杯に合う多彩なメニューもファンを魅了しています。
創業52年!クラシカルな空間でほっこりと
渡月橋や紅葉で親しまれる、京都・嵐山。JR「嵯峨嵐山駅」、または嵐電「嵯峨駅」からもアクセス便利な「コーヒーショップヤマモト」は、どこかなつかしいレトロな外観が目印です。
二代目オーナーの山本次郎さんが家族で切り盛りする店内は、あたたかみのあるゆったりとした空間。近所の常連さんはもちろん、遠方からの観光客もこだわりの一杯を楽しみに足を運びます。
入り口横の大きな棚には、毎日焙煎されるコーヒー豆が常時20種類!オーダーが入るとこちらからキッチンへと、香り高い豆が運ばれます。
にぎわう店内には、時おりコーヒー豆を買い求めにやってくるご近所さんも。「いつものやつね」と、笑顔で会話がはずみます。
すぐお隣に立つ小屋は、焙煎専用のスペース。毎日こちらでじっくりと焙煎作業をするのは、創業以来ずっと変わらないスタイルです。
「中に入ってみますか?」と山本さん。木の扉を開けると、ふんわりと漂うコーヒーの香り。50年以上大切に使い込まれた大きな大きな焙煎機がどっしりと、その歴史を感じさせてくれました。
真剣なまなざしでコーヒーを抽出するのは、2021年春から「コーヒーショップ ヤマモト」のスタッフとして新たに仲間入りした息子さん。キッチンと客席とを忙しく行き来しながら、いきいきと楽しそうな様子が伝わってきます。
圧巻のビジュアル!やさしい味わいのフルーツサンド
運ばれてきた瞬間に思わず歓声があがってしまうのが、SNSで話題の「フルーツサンド」。カラフルなフレッシュフルーツと、たっぷりと絞られた生クリームがなんともゴージャスです!
シャインマスカット、メロン、オレンジ、桃、キウイ、トッピングには真っ赤なチェリー。季節のフルーツたっぷりの贅沢なサンドイッチは、サイコロ状にカットされているのがうれしいポイント!パクリと食べやすく、シェアして楽しむのもOKです。
フルーツと生クリームを挟み、ほどよくなじませておいたサンドイッチを、オーダーが入るごとに丁寧に切り分けていきます。「うまくフルーツがセンターに並んだらうれしいですよ」と笑顔の山本さん。12月から5月頃までは、シャインマスカットがイチゴへと変わります。
ふんわりとした口あたりの食パンは、京都の老舗パン店「進々堂」のもの。フルーツの甘さと絶妙にマッチする生クリームは、初代マスターが試行錯誤を経てたどり着いた秘伝の味。どこかなつかしい、やさしい味わいについもうひと口!と手がのびます。
見ているだけで幸せな気持ちになるフルーツサンドには、ぜひ「特選ブレンド」を。創業以来受け継がれてきた自慢のブレンドは、深みのあるコクが記憶に残る味わいです。
香り高い一杯と共に!ボリューム満点のモーニング
毎朝7時から11時まで提供しているモーニングはシンプルなトーストからサンドイッチまで、4種類からお好みで。一番人気の「Cセット」はハムトーストサンド、スクランブルエッグ、サラダにドリンクが付いた大満足のボリュームです。
ハムトーストサンドは自家製マヨネーズならではの、ほのかな甘みで。マヨネーズやソースをはじめ、ローストビーフなどもすべてお店で手づくりしているそうです。
ジャズやオールディーズのレコードが流れる居心地のよい空間は、つい長居してしまいそう。モーニングからランチ、ティータイムと、思い思いの時間が過ごせる老舗喫茶店へ、極上の一杯を楽しみにぜひ足を運んでみてくださいね。
Text:外園佳代子(ウエストプラン)
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。