~大分観光のプロがおすすめ~ノスタルジーとイマドキが交錯する 大分・玖珠&九重1泊2日旅

~大分観光のプロがおすすめ~ノスタルジーとイマドキが交錯する 大分・玖珠&九重1泊2日旅

大分県 フォトジェニック 温泉 日帰り温泉 ランチ
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

大分県西部にある玖珠町(くすまち)と九重町(ここのえまち)は、日常を忘れさせてくれる心ときめくスポットがいっぱい! 機関車を眺めてレトロでノスタルジックな気分に浸ったり、温泉宿のオシャレなインテリアでイマドキ感を味わったり……。今回は、大分の魅力を知り尽くした「ツーリズムおおいた」の豊久さんに、自分へのごほうびにぴったりな1泊2日の春のドライブ旅を教えてもらいました。

1日目

大分空港より
約1時間10分  
⇓ 

大分・玖珠の名物を味わえる!

【道の駅 童話の里くす】

11:10 ノスタルジックな玖珠で出合ったのは「玖珠すき焼き」&「あかおにさんパン」

旅のはじまりは、大分空港から車で「道の駅 童話の里くす」へ! まずは美味しいものを食べて腹ごしらえしましょう。目指すは最近人気急上昇の玖珠のご当地グルメ「玖珠すき焼き」。日本のアンデルセンと呼ばれる玖珠出身の教育者である久留島武彦先生が愛したすき焼きを、玖珠町の飲食店がそれぞれアレンジして提供しています。

道の駅のレストランでは、やわらかで甘みのある「おおいた和牛」の肩ロースを贅沢に使った「久留島流すき焼き」(1600円)を楽しめます。先生のお弟子さんが残したレシピに合わせて、タマネギを鍋底に敷きつめているのがポイント! 平成の名水百選に選ばれた「下園妙見様湧水」を使った玖珠産の「万年元気とうふ」も入り、ネギや白菜、ニンジンなど地元の野菜一つひとつにも旨みがしっかり! 絶品すき焼きに玖珠産の白ごはんがどんどん進んじゃいます♪ 定食スタイルで気軽に味わえるのも嬉しいですね。
※「久留島流すき焼き」の提供は4月末頃までの予定です

パン工房で販売している「あかおにさんパン」(1個170円)も要チェック! 童話に登場する赤鬼にちなんだ真っ赤なお顔にチョコレートで描いた、愛らしい表情がたまりません。モッチリとした食感のパン生地の中には、リンゴのシロップ漬けが入ったクリームとリンゴのピューレジャムがたっぷり。人気のため午前中に売り切れてしまうこともあるので、「道の駅 童話の里くす」を訪れたら、まずはパン工房のチェックがおすすめです!

約5分  
⇓ 

九州で唯一現存する扇形機関庫が残る
【豊後森機関庫公園】

12:30 豊後森機関庫公園で「あかおにさんパン」をパクリ

お次は「豊後森機関庫公園」へ。玖珠のシンボル的存在のスポットで、野外で静態保存されている本物の蒸気機関車のクラシカルな佇まいに圧倒されます。
こちらの目玉は、昭和9年に完成した見事な扇形機関庫と当時の最新技術を詰め込んだ転車台です。「近代化産業遺産」に認定され、また九州で唯一現存する扇形機関庫として国の有形文化財に登録。大分、そして九州の発展を支える久大線の拠点として重要な役割を果たし、今も人々に親しまれています。

歴史に思いを馳せつつ、鉄道遺産を眺めながら、さっき買った「あかおにさんパン」をパクリ! 公園内には鉄道ミュージアムやミニトレインコースもあり、鉄道について楽しく学べますよ。

約5分  
⇓ 

地元で愛される「サバリン」が人気の洋菓子店

【お菓子の家 えいらく】

13:00 飛び上がるほど美味しい?!と噂の「サバリン」と「くすこめかすてら」をおみやげに

玖珠を訪れたらチェックしたいのが、地元で人気の洋菓子店「えいらく」のブランデーケーキ「サバリン」(183円)。数種類の洋酒をブレンドしたシロップをしみこませたスポンジの中にクリームをサンド! 2代目・永楽さんが20年かけて開発した一品です。包み紙を開くと芳醇な香りが広がり、一口食べると洋酒のシロップがジュワ〜ッと染み出す大人のお菓子。要冷蔵なので、宿で食べる湯上がりおやつに決定!

店内には季節のフルーツを使ったケーキや焼き菓子がズラリ。キラキラしたショーケースに「あれも食べたい!」「これも気になる!」と目を奪われてしまいます。

いろいろ迷っちゃうけど、旅のおみやげにオススメなのは「くすこめかすてら」(1080円)♪ 小麦粉の代わりに玖珠の米粉100%で作ったかすてらは、他にはないふんわりもっちり食感が◎。

約3分  
⇓ 

有機栽培のいちごを40分間食べ放題!

【日隈いちご園】

13:30 「ベリーツ」や「さがほのか」。話題の品種のいちごを食べ放題に

次は有機栽培、減農薬でいちごを育てる「日隈いちご園」の観光農園にお邪魔します。「寒暖差が激しい玖珠は、甘みのあるいちごを育てるのに最適な土地なんです」と教えてくれたのは農園を切り盛りする若き日隈さんご夫婦。こちらでは2種のいちごを育てており、大分が誇る品種「ベリーツ」(左)は真っ赤、「さがほのか」(右)はほんのりオレンジがかった色が特徴。どちらも酸味が少なく凝縮された甘みがあるのが魅力です。

さぁ、いちご狩りスタート! ビニールハウスの中で、たわわに実るいちごにテンションアップ! 手で優しくいちごの実を摘んでいきます(ハサミの無料レンタルもあります!)。土に触れることなく太陽の光がたっぷり当たるよう高設栽培で育てているため、いちご狩りも立ったままできて楽チン。かわいいいちごに胸キュンしながら、食べるのに夢中になってあっという間の40分。摘みたてのいちごは香り豊かでとってもジューシー! 口いっぱいに爽やかな甘みが広がります。

園内ではいちごを使ったアイスやスムージーも販売しているので、食べ放題と言えどもちょっと控えめにしておいて、いちごのスイーツも楽しんでみては? また農園特製のジャムなどの加工品も購入できます♪

約25分  
⇓ 

杉木立に広がる甘い香り

【野倉の里 ミツマタの森】

15:00 出迎えてくれたのは淡黄色の花々「ミツマタ」

いちごでお腹いっぱいになったら、今度は癒しのスポットへ。川のせせらぎや鳥の声を聞きながらゆるやかな林道をのぼると、約5haの広さを誇る九州最大規模のミツマタの群生地に到着です。淡い黄色の花々が辺り一面を覆い、なんとも幻想的な雰囲気! あたりにはほのかに甘〜い香りが広がります。ミツマタとは1本の茎から花のつく枝が3つに分かれていることが名の由来となった珍しい花です。3月中旬から4月にかけて見ることができる希少な美景にうっとりしちゃいましょう。

約30分  
⇓ 

“おんせん県おおいたの湯”を宝泉寺温泉郷で満喫!

【龍泉閣】

16:00 女子に人気のフォトジェニックなお宿で気分も上がる!

今回のお宿は、天慶元年(938年)に空也上人が開湯したという由緒ある宝泉寺温泉の「龍泉閣」。歴史ある宿ですが、若いご夫婦に代替わりし、バリのリゾートをイメージしたロビーなど女子がときめく内装にリニューアル。今、若い人に人気の宿となっています。

客室は和室と和洋室があり、とくに和洋室はおしゃれな雰囲気。大きな窓の外に広がるのどかな山里の風景にも癒されます。

そして宿での楽しみは何と言っても温泉! 宝泉寺温泉は美肌効果が高いといわれるメタケイ酸を豊富に含んでいます。こちらの宿では、時間によって男女が入れ替わる、打たせ湯付きの大露天風呂が自慢です。夜通し入浴できる大浴場やプライベート感たっぷりの貸切湯もあり、心ゆくまで温泉三昧♪ 女性は色浴衣を選べるので、好きな柄を選んで湯上がりは山間の小さな温泉街をぶらり散策してもいいですね。

<宝泉寺温泉 はんなりおやど 龍泉閣>
住所:大分県玖珠郡九重町町田2083-1
TEL:0973-78-8001
チェックイン:15時~
チェックアウト:~10時
料金:1泊2食付 1名1万4300円~(入湯税別途)

2日目

約20分  
⇓ 

くじゅう連山を望む絶景

【九重“夢”大吊橋】

10:20 高さ173メートルの吊橋からの絶景でリフレッシュ

宿での時間を満喫し、のんびりチェックアウトしたら「九重“夢”大吊橋」へ絶景ハント! 標高777mの大パノラマに圧倒されます。高さ173m、全長390mの大吊橋で、歩道専用としては日本一の高さを誇ります。橋の上からは、日本の滝百選に選ばれた「震動の滝」や、新緑と紅葉の名所として知られる「鳴子川渓谷」を一望できますよ。抜群の眺望で気分爽快! 大自然が織りなす絶景の中でリフレッシュしちゃいましょう。

約6分  
⇓ 

大吊橋そばにあるユニークなみやげ店

【桂茶屋】

11:00 絶景を楽しみながら、オリジナルのお菓子をチェック

「九重“夢”大吊橋」から車で約6分のおみやげやさんもぜひ立ち寄ってみて! 「濃厚チーズプリン」(1個320円)やスティックタイプのチーズケーキ(1本220円)、山ぶどうのクリームサンド「鬼の目にも涙」(1個130円)など、オリジナルのお菓子を購入できます。玖珠や大分のおみやげもズラリで目移りしちゃいそう。

実はスタッフがタヌキやキツネのユニークなメイクで「いらっしゃいだポン!」と出迎えてくれることでも有名なんです。ほっこり楽しい気分になっちゃいます。また、九酔渓の真ん中にあるため、眺望を楽しみながら蕎麦やうどんも味わえますよ。

約15分  
⇓ 

見渡す限りの大自然の中で一息

【法華院温泉 高原テラス 910Diner】

11:30 九重の景色のなかでいただくご当地ランチ

お腹が空いたら、「法華院温泉 高原テラス」にあるレストラン「910Diner」でランチを! 今回は人気の「とり天バーガー山盛りポテトとドリンクセット」(1200円)をオーダー。日田産の鶏肉をサクッとあげた大分名物・とり天は、和風ベースのたれと相性抜群! シソの爽やかな香りもほどよいアクセントになっています。大ボリュームのカリカリポテトにも大満足! セットのドリンクには薪を使って自家焙煎している、香り高いコーヒーをいただきました。

まるでオシャレなロッジのようなあたたかみのある店内。大きな窓からは、指山(ゆびやま)や三俣山(みまたやま)など九重の山々が眼前に迫るダイナミックな眺めを堪能できます。絶景とともに味わうとハンバーガーの美味しさもさらにアップ! テラス席もあるので、春は外で味わうのも気持ちがいいですよ。

食後は併設する「星空展望室」へ。くじゅう連山を望む抜群の眺望の中、う〜んと背伸びしてリラックス!

約20分  
⇓ 

手間ひまかけた丁寧なお菓子を

【シェ・タニ瀬の本高原店】

12:50 ごほうび旅の締めくくりに、自分を癒すおみやげスイーツを

最後は、高原に佇む洋館で手間ひまかけて作られる菓子が評判の「シェ・タニ」へ。イチオシはバウムクーヘンです。定番の「樵」(写真右:1,200円〜)は、最高級のバニラビーンズ、宮崎産の牛乳など厳選した素材を使い、やわらかな生地と表面にほどこした砂糖のコーティングの甘みのバランスが絶妙! その進化版である「山樵」(写真左:1本入り780円〜)は、生地に黒糖を練り込み、外はサクッと中はふっくらとした食感でこれまた絶品です。

またショーケースに並ぶ約30種のケーキを満喫できるバイキング90分1人2,400円も見逃せません! ガラス張りの素敵なサンルームで、広大な自然を堪能しながら優雅なティータイムを過ごせますよ。

ケーキで満腹になって、おみやげも買って大満足! ノスタルジック&イマドキを両方楽しめちゃうのんびりムード満点の玖珠・九重エリア。1泊2日の癒し旅におすすめです。

約1時間10分
⇓ 

阿蘇くまもと空港へ
 

\大分の“イマ”を発信中!/

text:鹿毛望
photo:ジオダダ竹内さくら

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

Sponsored:大分県

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

Model Course

ノスタルジーとイマドキが交錯する 大分・玖珠&九重1泊2日

11:10

道の駅 童話の里くす

5分

12:30

豊後森機関庫公園

5分

13:00

お菓子の家 えいらく

3分

13:30

日隈いちご園

25分

15:00

野倉の里 ミツマタの森

30分

16:00

龍泉閣・泊

20分

10:20

九重“夢”大吊橋

6分

11:00

桂茶屋

15分

11:30

法華院温泉 高原テラス 910Diner

20分

12:50

シェ・タニ瀬の本高原店

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください