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【謎のアーティストBanksyのルーツに迫る】過去最大級規模「バンクシー展 天才か反逆者か」@原宿へ!日本初登場の比較展示も

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社会問題へのユーモラスな風刺が効いた作品で、多くの人々に支持されているグラフィックアーティスト・Banksy (バンクシー)。各国のコレクターの協力により70点以上の作品が集結したアート展「BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)」が、原宿駅前の東京・WITH HARAJUKUにて2022年3月8日まで開催中です。目玉は日本初登場となるアンディー・ウォーホル&バスキア作品との比較展示。謎の覆面アーティストのルーツを探しに、出かけてきました!

Summery

バンクシーのスタジオを再現した「アーティスト・スタジオ」

素敵なアーティスト・スタジオ
素敵なアーティスト・スタジオ
作品展は2018 年からモスクワ、マドリード、香港、ニューヨーク、LA、大阪、福岡などの各都市をめぐり累計3300万人以上を動員。今回は東京でバンクシーの独特な世界を体験できるまたとないチャンスです!
エントランスでは『ラット(ねずみ)』がお出迎え
エントランスでは『ラット(ねずみ)』がお出迎え
エントランスを抜けると、そこにはバンクシーのスタジオを再現した「アーティスト・スタジオ」が。彼の正体はいまだ闇に包まれたままですが、制作時に使われているであろうスプレー缶やステンシルの型などが並び、中央には黒いシルエットのバンクシーも! スタジオは写真や映像を頼りに作られたものだそうですが、こういう場所で創作活動をしているのかと想像をかきたてられます。
バンクシーの作品が発見された場所を地図で紹介
バンクシーの作品が発見された場所を地図で紹介
主にストリートで活動することで知られるバンクシー。世界中のどの場所で作品が発見されたのかを示す地図も興味深い!
スクリーンが並ぶ、マルチメディア・ホール
スクリーンが並ぶ、マルチメディア・ホール
大型3面スクリーンを用いて、バンクシーがモチーフとするイギリスの監視社会を伺うことができる展示「マルチメディア・ホール」。展示会場の冒頭にあり、一気に彼の世界観に引き込まれます。

日本初登場!アンディ・ウォーホル&バスキアとの比較展示

アンディ・ウォーホル『マリリン』。10作品をコンプリートしたもの
アンディ・ウォーホル『マリリン』。10作品をコンプリートしたもの
バンクシーといえば、消費文化を皮肉った作品を思い浮かべる人も多いのでは?「人々はアートではなく、ブランドや人気のイメージにお金を払いたい。大衆はアートを必要としない」。そんなバンクシーの批判精神と作品のルーツを探れる特別企画コンテンツがこちら。アンディ・ウォーホルや、バスキアが生み出した作品との比較展示です。こちらのコンテンツはなんと日本初登場!
バンクシー『ケイト・モス』
バンクシー『ケイト・モス』
バンクシーは、アンディ・ウォーホルの作品『マリリン』からインスピレーションを得て、制作当時のポップアイコンだったスーパーモデルのケイト・モスをモチーフとした作品を発表しました。今回は2つの作品を比較展示し、バンクシーのルーツを探ります。
アンディ・ウォーホル『キャンベルスープの缶Ⅰ. トマト・スープ.サンデー・モーニング・エディション』(写真左)』
アンディ・ウォーホル『キャンベルスープの缶Ⅰ. トマト・スープ.サンデー・モーニング・エディション』(左)』
アンディ・ウォーホルが1962年に描いた大手スーパーマーケット・テスコのオリジナルブランドのスープ缶。地元経済を脅かす大企業への批判を込めたこの作品からインスパイアされ生まれたバンクシーのアートも、隣に飾られています。
バスキアの作品『ジョウボーン・オブ・アン・アス』
バスキアの作品『ジョウボーン・オブ・アン・アス』
バンクシーが大きく影響を受けたと言われるバスキアの作品『ジョウボーン・オブ・アン・アス』もあり、見ごたえたっぷり。

テーマごとに作品ジャンルを分けた展示で社会問題をあぶりだす!


バンクシーといえば…の作品たちも並ぶ
バンクシーといえば…の作品たちも並ぶ
本展覧会では「政治」「ラット(ネズミ)」「バンクシー・アートの生と死」などのテーマに分けて、それぞれの背景にある社会問題を浮き彫りにしています。

バンクシー『ガール・ウィズ・バルーン』
バンクシー『ガール・ウィズ・バルーン』
作品の近くには詳細な解説ボードを設置。眺めるだけでは分かりづらい作者の意図を詳しく理解できるのもアート展ならでは。
ネズミがモチーフのアートはバンクシーの代表作
ネズミがモチーフのアートはバンクシーの代表作
本展覧会では「政治」「ラット(ネズミ)」「バンクシー・アートの生と死」などのテーマに分けて、それぞれの背景にある社会問題を浮き彫りにしています。
バンクシー『ラフ・ナウ』
バンクシー『ラフ・ナウ』
作品展のポスターにもあしらわれた『ラフ・ナウ』は、ダーウィンの進化論をモチーフにしたもの。バンクシーのシンボルマークといえば、このモンキーですよね。

バンクシー『ライフ・イズ・イン・ジ』
バンクシー『ライフ・イズ・イン・ジ』
バンクシー『パンツ』
バンクシー『パンツ』
バンクシー『パルプ・フィクション』
バンクシー『パルプ・フィクション』
作品展示だけでなく、バンクシーが演出を手がけたプロジェクトの再現やインスタレーションも鑑賞できます。「夢の国」を引用したバンクシーによる2015年のアートプロジェクト『ディズマランド』や、ロンドン中心部に設置され3週間気づかれることのなかった『ノー・スイミング』などです。
バンクシー『ノー・スイミング』
バンクシー『ノー・スイミング』
バンクシーは作品で世界共通言語の通路標識を多く取り上げており、都市の風景に自身の作品を完全に溶け込ませます。そこには、目の前のものを盲目的に信じてしまう人間への批判が込められていると解釈されています。
アートに秘めた、バンクシーのさまざまな思いを感じよう
アートに秘めた、バンクシーのさまざまな思いを感じよう
「一つひとつのアートワークに込められた意味は奥深く、私たちの心に深く刻み込まれます。我々が本展で目指してるのは作品の表層を取り上げるだけではなく、その内面を知って見ていただくこと。作品を通じてさまざまな社会問題を人々に真剣に考えてほしいのです」(本展覧会のキュレーター兼プロデューサーのアレクサンダー・ナチケビア)
この機会にぜひバンクシーの批判精神を感じ、受け取ってみて!

■「BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)」

期間:開催中~2022年3月8日(2月24日休館)
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU
営業時間:10~20時(最終入場?19:30)
入場料:平日1800円、土・日曜・祝日2000円



Text&Photo&movie:mogShore
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