高山のレトロ&グルメ三昧の旅!歴史と文化にも触れる定番&新スポット紹介
「そろそろどこか旅に出たいな」と思っている方も多いのでは?編集部スタッフがレトロな雰囲気が女子旅に人気の岐阜県・高山エリアで、さまざまなスポットを体験してきました。飛騨高山の歴史を感じる定番スポットはもちろん、おいしい地元グルメ、注目のホテル、人気アニメで注目度アップのお寺など、いつか訪れたい魅力たっぷりの高山をご紹介します。
Summary
歴史を感じるスポットは押さえておきたい!
江戸時代の建物が残る国史跡「高山陣屋」
江戸時代、幕府が直接治める幕府直轄領となった飛騨。郡代(代官)が江戸から派遣され、この高山陣屋で政務を行っていました。幕末には全国に60以上あった陣屋のうち、主要な建物が現存しているのはここだけだそうです。
役人たちの仕事場エリア、郡代の生活エリア、貯蔵庫や歴史展示など、みどころがたくさん!こちらは郡代役所の御白洲(おしらす)。事件の取り調べや裁判を行った場所で、拷問の道具がリアルすぎてちょっと驚きます。
入り口前の砂利の模様(青海波)や、建物内にいくつもある真向兎の釘隠しなど、細かいところも楽しめますよ。
両面宿儺が開創したと伝わる「飛騨千光寺」
高山市街地から車で約20分、袈裟山の頂上近くに立つ飛騨千光寺。その昔、飛騨の豪族・両面宿儺(りょうめんすくな)が開山したと伝わる霊山です。
1200年前に寺院として建立され、一時は山上に19もの伽藍などが立ち並んでいたのですが、武田軍の飛騨攻めの際にすべて炎上してしまったとか。しかし本尊は守られ、現在の堂宇は、1588年(天正16)に飛騨高山藩主・金森長近をはじめ、檀信徒や高山の旦那衆の力によって再建されたものです。
ちなみに上の写真は境内から望む景色です。標高900mの場所にあって、絶景!
千光寺は江戸時代、多くの仏像を残した円空が滞在したことでも知られ、境内の「円空仏寺宝館」には「両面宿儺」をはじめ60体以上の円空仏が安置されています。
千光寺の境内には両面宿儺を祀る宿儺堂があり、大きな石造りの両面宿儺像が!
人気アニメで話題となった両面宿儺ですが、飛騨では「スクナ様」と呼んで崇拝していたという言い伝えがあるとか。高山市街地から少し離れていますが、飛騨の歴史に触れられる場所として、ぜひ訪れたいスポットの1つです。
飛騨高山らしい体験をしたい!
伝統・文化体験が気軽にできる「飛騨高山まちの体験交流館」
「高山の古い町並」にあり、伝統工芸の実演の見学や、伝統文化の体験ができる施設です。今回は組紐(体験2200円)に挑戦してみました!
好きな色の紐を6本選ぶのですが、迷ってしまい…スタッフの方が教えてくれた人気アニメ映画とお揃いのカラーにしちゃいました。丸台に1~6番の数字とA・Bの印が付けられていて、順々に紐のついた重りを移動させることで、少しずつ紐を組んでいく、という感じです。
「2をBに、3をAに、5・6上げて、1・4下げて、A・Bちょい上げ~」とスタッフの方が口ずさみながら教えてくれるので、真似しながら手を動かすと、すぐに慣れて楽しくなってきます。夢中で組んで、所要15分ほどでできあがり!
体験メニューは国指定の伝統工芸品「一位一刀彫」や郷土工芸品のさるぼぼ作りなど、ほかにもいろいろあります。事前に公式HP(https://hidatakayama-taiken.jp/)から予約しましょう。
■飛騨高山まちの体験交流館(ひだたかやままちのたいけんこうりゅうかん)
住所:岐阜県高山市上一之町35-1
TEL:0577-70-8290
営業時間:9~19時(交流広場は~21時)
定休日:無休(臨時休館あり)
料金:入場無料。体験料金はメニューにより異なる
駐車場:なし
地元の人と会話しながらの買い物が楽しい「宮川朝市」
高山の旅では、200年の歴史がある名物の朝市も訪れたいところ。宮川に架かる鍛冶橋から弥生橋の右岸に、多い日は30店以上の露店が並びます。
私は「人気の赤かぶ漬けは冬の今の時期だけよ~」というおばちゃんの声に惹かれて、漬物をゲット!後日、自宅で食べたのですが、これを目当てに毎年訪れる常連さんが多いというのも納得の味。すごくおいしかったです!
もちろんほかにも野菜や果物、スイーツ、手作りの民芸品などいろんな露店があるので、歩くだけでも楽しめますよ。
おいしいご当地グルメを味わいたい!
飛騨牛だけじゃない!高山名産の美味尽くし「梗絲(きょうし)」
高山グルメといえば、絶対に食べたいのは飛騨牛。町なかには飛騨牛を食べられるお店がたくさんありますが、今回訪れたのは梗絲(きょうし)。1番人気のメニュー「特上飛騨牛づくし」で食べられる飛騨牛にぎりは、もう口の中に入れた瞬間、とろけます。
この日は飛騨牛にウニ、イクラまでのっけた贅沢な軍艦も!ほかにも飛騨牛ひつまぶしなど飛騨牛メニューだけでなく、奥飛騨大マスを使ったマス寿司など知らなかった名物もあるので、お腹を空かせて行きましょう!
■梗絲(きょうし)
住所:岐阜県高山市本町2-82
TEL:0577-37-2039
営業時間:10~19時(18時LO)
定休日:水曜(祝日の場合は営業)
駐車場:2台
高山発のクラフトビールがアツい!「じびるや」
飛騨高山の地下水と麦芽100%で造られるクラフトビールが飲めるのがココ。ビールだけでなく、フレッシュな自家製レモネードやバナナジュースも人気なんです。
ビールは、ペールエール、ダークエール、ヴァイツェン、ピルセナーなど8種類を全て生で提供!ハーフパイント720円~ですが、迷ったら「本日のおまかせ飲み比べ3種セット」1250円(130㎖×3種)をぜひ。
外観からかわいいので、思わずドリンクと一緒に写真も撮りたくなります。実は飛騨牛を使った居酒屋フードメニューもあるので、小腹が空いたときでもオススメの1軒です。
■じびるや
住所:岐阜県高山市朝日町1
TEL:0577-32-3041
営業時間:11~19時(土曜は~21時、日曜は~18時)
定休日:不定休
駐車場:なし
旅の拠点にしたい“新しい”ホテルへ!
フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトによりオープンした「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川」
2020年10月から始まった積水ハウスとマリオット・インターナショナルによる「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」を知っていますか?
全国各地の旅の拠点となるべく、道の駅近接の宿泊特化ホテルが続々登場していて、今回泊まったホテルもその中の1つです。
岐阜県内には現在4カ所(清流里山公園、美濃、郡上、高山荘川)開業していますが、ここは周りを田んぼに囲まれ、荘川桜にも近く、のどかな自然を感じられるロケーション。
高山市街地からは車で約40分。大阪、名古屋方面、金沢や富山など北陸方面などどこからもアクセスもしやすい、まさに旅の拠点にもってこい!
ホテル内にレストランはありませんが、道の駅に隣接する、ひだ荘川温泉「桜花の湯」の食事処で地元の食材を使った料理を楽しむこともできるのはもちろん、ホテル内では地元レストランの手作りピザや地ビールなども販売していますので、共用スペースに設置してある電子レンジでチンすればOK。好きなものを買って、解放感のあるロビーや部屋でゆっくり食事したり飲んだりできるのはいいですよね。
今回は朝食ボックス付きのプランで宿泊(要予約)。飛騨牛のローストビーフをはじめ、荘川産そば粉のガレットや郷土料理のこも豆腐など、地元食材を使った内容で、見た目も華やかだし味も絶品でした。
■フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川
(ふぇあふぃーるど・ばい・まりおっと・ぎふたかやましょうかわ)
住所:岐阜県高山市荘川町猿丸46-1
TEL:06-6743-4750(大阪予約センター)
料金:ルームチャージ1泊1室1万4520円~(税・サ込/大人2名利用の場合)
嬉しいことに、道の駅「桜の郷荘川」には日帰り温泉施設、ひだ荘川温泉「桜香の湯」が隣接しています。露天風呂も楽しめますよ。
高山にはまだまだ伝えきれない魅力がたくさん!旅行できるタイミングが来たら、ぜひ一度ゆっくり訪れてみてください。
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