いま一番気になる京都の健康ごはん!麹の専門店「糀屋カフェ」の味噌がえらべる味噌汁定食

いま一番気になる京都の健康ごはん!麹の専門店「糀屋カフェ」の味噌がえらべる味噌汁定食

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せっかく京都に来たならば、ぜひ味わって欲しいのが、老舗が伝える京都の味。200年以上の歴史をもつ生麹の専門店「大阪屋こうじ店」が、麹の素晴らしい魅力を伝えるべく京都市東山区にオープンした「糀屋カフェ」で、奥深い京都の味を感じませんか?

Summary

生麹の専門店が商う、ショップ&カフェ

「大阪屋こうじ店」へは、地下鉄東山三条駅から三条通に沿って東に歩くこと約5分。道の向こうに山を見ながらのんびりと歩いていると、大きな「麹」の看板が見えてきます。

2階建ての町家を利用した店舗の手前は、麹や味噌を販売する「大阪屋こうじ店」、奥が「糀屋cafe」になっています。

看板メニューは味噌汁。生麹で造る味噌、それを使って作る味噌汁。どこまでも自社製です。

創業は京都府舞鶴市で、麹を取り扱う「こうじ屋」として分家継承してからも200年の歴史を誇る老舗です。煉瓦室上蓋製麹法(れんがむろうわぶたせいきくほう)という昔ながらの伝統を守り、煉瓦造りの室で、温度と湿度を三日間一定に保ちながら最高の生麹を育てます。

自社製麹でつくった味噌がこちら。袋がふくらんでいるのがわかりますか?これは発酵の過程で出るガスのせい。味噌の中で麹が生き続けている証拠です。

五臓六腑にしみわたる看板メニュー「味噌汁定食」

京町家らしい、うなぎの寝床(間口が狭く、奥行きが広い間取りのこと)の奥にあるカフェスペースへ。明かり取りの坪庭から陽光が差し込みます。

味噌汁定食(杏仁豆腐付き)1100円
味噌汁定食(杏仁豆腐付き)1100円

注文したのは看板メニューの味噌汁定食。普通なら焼き魚定食といいそうなところ、味噌汁定食としているところに、麹専門店ならではのこだわりを感じます。

「(画像なし)」

両手で包んでちょうどいいくらいの大きいお椀にたっぷり入った味噌汁。こちら6種類の味噌の中から好きな味を選べるんです。味噌はあわせればあわせるほどおいしいそうで、特に指定しなければ「京あわせ味噌」で提供されます。地方によって味が変わる味噌ですが、この京あわせ味噌は、万人に合う味にブレンドしてあるとのこと。やさしい味噌の味が体に染みこんでいきます。

京あわせ味噌 400g 780円ほか
京あわせ味噌 400g 780円ほか

選べるお味噌は、「赤五年味噌」「白甘味噌」「京あわせ味噌」「麦田舎味噌」「八丁あわせ味噌」「こだわり味噌」の6種類。手前の「大阪屋こうじ店」で販売しているので、気に入った味の味噌を買って帰れば、家でも店の味が再現できますね。

主役ではないけれど主役級においしい魚は、本店がある京都府舞鶴市の海で獲れたさわらの味噌漬け。ほんのり味噌の甘さが染み込んで、ごはんとよく合います。副菜にも塩麹やしょうゆ麹が使われていて、すべてが滋味深い味わい。

これおいしいなぁ、家でも食べたいなぁ。という方向けに、この日の定食に付いていた副菜の作り方を書いたレシピや塩麹や醤油麹を使ったレシピが何種類か用意されていますので、気になるものがあれば持って帰りましょう。

甘酒ミルクや甘酒ココア、甘酒アイスなどスイーツも麹屋ならでは

さてさてこちらのお店、カフェメニューも迷いに迷う魅惑のラインナップ。

ホットココア甘酒(タピオカ入り)693円
ホットココア甘酒(タピオカ入り)693円

こちら「ホットココア甘酒」は、ミルク甘酒ラテ、甘酒スカッシュなど甘酒ドリンクシリーズのなかでも変わり種。くるくるとかき混ぜると米麹と一緒にもちもちのタピオカが現れます。タピオカブーム以前からあったロングセラー商品。

和のサンデー 660円
和のサンデー 660円

甘酒はアイスにも使われます。こちらの抹茶アイスの材料は、甘酒と生クリームと抹茶のみ。砂糖不使用のやさしい甘さは何杯でもおかわりしたくなるほど。ちなみにプレーンの甘酒アイスは、お持ち帰り用がカップでも販売(410円)されています。

「大阪屋こうじ店」で買う京都ツウのおみやげ

手作り味噌 京白セット2480円(できあがりはお雑煮用の白味噌 約2.5kgになります)

手作り味噌 京白セット2480円(できあがりはお雑煮用の白味噌 約2.5kgになります)


人とは違う、ちょっとツウな京都みやげを買いたいという人には、こちらの味噌作りキット「手作り味噌 京白セット」はいかがでしょうか? 味噌作りというとハードルが高いイメージ。確かに赤味噌は完成まで5年の年月を要しますが、白味噌ならばなんと1ヵ月。1ヵ月には自家製白味噌が食べられる材料がキットになって販売されています。

「手作りはちょっとハードルが高い」という方は、煉瓦室上蓋製麹法で作られた生麹の生きているお味噌をおみやげに。

他にも卵かけご飯のおともにしたい「タマゴニイチズ」500円など気になる商品がいろいろ。

甘酒の素400g 720円〜
甘酒の素400g 720円〜

たくさんある商品のなかで、一番の売り上げを誇るのは甘酒だそう。私も買って帰りましたが、牛乳と混ぜて飲んでもいいし、野菜の生ジュースを作るときの甘味と水分を足すために入れてもとってもおいしかったです。

京都好きの人にはもちろん、健康や美容オタクの人にもオススメしたい「大阪屋こうじ店」&「糀屋cafe」。次の京都旅行の寄り道コースに加えてみませんか?


Photo: photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

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