東京から2時間のプチトリップ♪ 小鳥遊しほがオススメする、千葉県大多喜町のレトロおさんぽ!

東京から2時間のプチトリップ♪ 小鳥遊しほがオススメする、千葉県大多喜町のレトロおさんぽ!

千葉県 おでかけ モデルコース るるぶ&more.編集部
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東京から約2時間。千葉県・大多喜町には、日常を忘れさせてくれるレトロでかわいいスポットがたくさん!気軽にふらっと足をのばしておでかけしたい、そんなあなたにおススメの大多喜町の「おさんぽスポット」と「古民家施設」を、小鳥遊しほがご紹介します♪

Summary

レトロなポストに黄色い列車!「デンタルサポート大多喜駅」からおさんぽスタート!

東京から電車を乗り継いで約2時間。まるでジブリの世界に入ったような、ノスタルジックな雰囲気漂うデンタルサポート大多喜駅へ到着です!黄色の車体がかわいい一両列車の「いすみ鉄道」は鉄道ファンやネット上でも大人気。なんとTwitterのフォロワーは約2万人近くもいるんです…!車両と一緒に撮影して、早速アカウントをタグ付けしちゃいましょう♪

改札の外には、滅多に目にすることのないレトロな郵便ポスト!学校のような時計と風見のついた駅舎をバックにめちゃくちゃいい味を出しています。これはよい旅のスタートになりそうな予感。

ひと足早く春が訪れるのも大多喜町の魅力のひとつ!2月下旬~4月上旬にかけて、菜の花が見頃を迎えます。黄色い菜の花の中を走るいすみ鉄道はこれからの季節にぜひ訪れたいですね!

\これからの季節におすすめ!菜の花×列車を見に行こう!/

徒歩7分

歴史ある「豊乃鶴酒造」で人気の限定日本酒をゲット

さっそく見つけた趣のある大きな建物。こちらは天明元年~8年(1781~88)頃に創業された歴史ある酒造の「豊乃鶴酒造(とよのつるしゅぞう)」さん。通り沿いに建つ母屋は、1999年に国の有形文化財にも登録されているんだとか!

お酒が大好きな私としては、これはのぞいていきたいトコロ。母家横のお庭を進み、直売所を目指します。と、いっても入り口はちょっと(かなり?笑)分かりづらいので、まるで隠れた名店を探しに行く気持ち。ワクワク。何が買えるかな。

わーい!あったー!大小さまざまな商品が並んでいます!!

「豊乃鶴酒造」を代表する日本酒といえば「大多喜城」。立派なラベル、かっこいい金箱に「大多喜城」の文字。贈答品にもぴったりです。

いろいろ悩んで選び抜いたお酒を両手に抱え、浮かれる私。まるで酔っ払いですがもちろんシラフです。ご安心ください(笑)。

選んだお酒は、青いボトルがきれいな「大多喜城 純米吟醸原酒」1650円と、日本酒なのにピンク!?と驚く「桃色にごり酒」1000円。「大多喜城 純米吟醸原酒」は山田錦100%使用のフルーティーで辛口なタイプ。「桃色にごり酒」は見た目もあって女性に人気で、数量限定の貴重な一本!着色料ではなく、酵母の色によってきれいな桃色になる米と麹で醸造された立派な清酒です。とろりとした濃厚な味わいと甘味で、まるで飲むスイーツ!度数は11%と日本酒にしてはやや低めで、炭酸と割ったり果汁を足したりしてもおいしいです!

\歴史ある豊乃鶴酒造で、こだわりの日本酒をゲット! /

徒歩数秒

「御菓子司 津知家」で名物最中「十万石」を味わう

お次にやってきたのは和菓子屋「御菓子司 津知家(おかしつかさ つちや)」さん。こちらもまた風情ある店構えと店内。大正8年(1919)創業と歴史ある津知家さんは、地元の人にも県外の人にも愛されており、取材中も多くの方が代わる代わる買いに来ていました。

こちらで人気なのが「最中十万石」170円という最中!昭和50年(1975)に、大多喜城の本丸跡に城閣様式で建設された「千葉県総南博物館(大多喜城)」が開館したことを記念し、津知家さん家伝の製法で製造・販売された最中です。今も愛され続けている極上最中とはいかに…!

一個170円とお手軽価格にも関わらず、大きな見た目と皮からはみ出すほどたっぷりの餡。

北海道産の小豆を使用した甘さ控えめのつぶし餡に、国産のもち米を使用した皮。どちらも添加物不使用です。そして、皮には初代大多喜城主・本多家の家紋「立葵」と、元禄16年(1703)から9代続けて城主となった松平家の「三ツ扇」がデザインされています。そんな歴史の深さも噛み締めつつ頬張る最中は、天下一品のおいしさです。

徒歩1分

自然食レストラン「発酵和食 蔵精」のヴィーガン和食ランチで整う

暖かく、よい香り漂う店内でほっとひと息お茶を飲む。そろそろランチの時間です!

ということで、やってきたのはヴィーガン和食が味わえる人気レストラン「発酵和食 蔵精(はっこうわしょく くらしょう)」さんです。
洗練された店内は、カウンター席のみでとっても居心地のよい居酒屋のよう。ご夫婦で営まれているということも相まってか、つい「ただいま」と言いたくなるような温か~い雰囲気です。

「蔵精」でぜひ味わって欲しいのは、地元の自然栽培野菜と自家製醤油や味噌を中心とした「季節のコース」4950円。順々に運ばれてくるお料理は豪華な会席料理そのものなのに、こちらすべてがお野菜のみを使用したヴィーガン料理というのが驚きです。

厨房で旦那さんが料理をし、奥さんが運んでひと品ずつ丁寧に説明してくれます(なんて素敵な夫婦像…!)。

この日は1月上旬ということもあって、「おせちコース」でした。なんとも可愛らしい見た目のこちらも、すべて“化学調味料・動物性食品・卵・白砂糖不使用”のおせち。
春頃には「天然白筍コース」、夏頃には「香味清涼コース」と、その季節に合わせたコースをいただくことができます。

お話し上手で笑顔の素敵な奥さんの説明からは、食材への愛がとっても伝わってきて食べる前からおいしいです。もちろん食べたらもっとおいしいです。地元の話なんかも聞けて、今度はぜひ夜にお酒を飲みながら来たいな~と思いました。

通常は順番に出てきますが、今日は特別にいっぺんに卓上へ。これに、さらにお雑煮とデザートがついてきます。ひとつひとつが味わい深くて感動もたくさん、量もたくさん。お腹も心も満たされて、今流行りのサウナ風に言うと「整う」体験をした気分。

野菜ってこんなにおいしいんだ!?と、新発見や再確認ができる「蔵精」さんのヴィーガン和食。ぜひ一度味わってみてください!

\野菜のおいしさ新発見!温か〜い雰囲気に癒される /

徒歩6分

「人力車体験」でレトロ気分は100点満点

デンタルサポート大多喜駅前にある「大多喜町観光本陣」。自転車の貸し出しなども行っていて、大多喜町の銘菓や酒、工芸品なども揃っています。どこにいこうかな。と迷ったら、まずはこちらに立ち寄るのがおススメ!

散策の合間に人力車体験3000円はいかが?なんと観光本陣では人力車体験もできるんです!
町内の名所旧跡を案内してもらえるので、あえて散策の前に気になるスポットをチェックするもよし、疲れてきたら乗るもよし、最後にのんびり城下町を眺めるもよし!事前予約が必要なので、旅の計画を立てたらぜひこちらもチェックです!

大多喜町 観光

人力車体験では、土造りの建物がなんともレトロな「商い資料館」や国の登録有形文化財にも登録されている江戸時代から老舗旅館「大屋旅館」などを巡ることができます。人力車とレトロな街、非常に良い絵になりました~!

\人力車に乗って城下町さんぽ♪ /



ちょっと足をのばしてGO!流行りの古民家施設

デンタルサポート大多喜駅からちょっと足をのばすと、古民家を利用したおしゃれレトロなスポットも。駅前ではタクシーも比較的すぐ拾えるので、電車で来た方もぜひ訪れてみて!

【古民家×カフェ】珈琲 抱/HUG

珈琲抱

古い木材に蔦の葉っぱ。絵本の1ページのような雰囲気漂う築100年の古民家カフェ「珈琲 抱/HUG(こーひー はぐ)」さんに来ました。こちらは店主の水野さんが大多喜町に移り住んだ当初、裸電球ひとつに窓もなく地面は土だけ、というただの納屋だったそうです。そんな納屋を、地元のモザイクアーティストの方が一から改装し、水野さんとともに今の姿に仕上げたそうです。なんとも素敵すぎるお話。

お店に入ると広がる珈琲の良い香り。あぁ、なんで珈琲ってこんなに落ち着く香りがするんだろう…と思った次の瞬間、目に映るのは心が揺れる素敵な内装、そして渋く格好良い長身のマスター・水野さん。

水野さんはかつて表参道の格式高い「大坊珈琲店(だいぼうこーひーてん)」に勤めていた経歴もあり、まさに珈琲のスペシャリスト。選りすぐりの豆を手廻しロースターで焙煎、丁寧に抽出した深煎り珈琲を味わえる「HUG」は、知る人ぞ知る珈琲の名店なのです。水野さんの珈琲を求め、遠方からのお客さんが絶えないそうです。

惚れ惚れしてしまうきれいな手つきにお洒落な器具や食器たち。

アンティークな家具と温かい電球の光が、日頃の疲れを癒やしてくれます。

こちらでは珈琲とだけでなく、千葉県長生郡にある「パティシエール ナオ」さんの作るスイーツが味わえるということで、「上濃おまかせの珈琲」550円と「季節のタルト」550円~をいただきます!

運ばれてくる間も、素敵な香りに包まれてワクワクが止まりません。

ついに口にしたいれたての珈琲はおいしすぎてとにかくびっくり…!変な苦味や酸味など皆無。大袈裟ではなく、本当に人生で一番おいしい珈琲でした。思わず水野さんに「私が毎朝飲んでいる珈琲は、偽物の恐れがあります!」と伝えた程でした(笑)。あの感動を、みなさんと共有したい…!

季節のタルト(この日はベリー)もめちゃくちゃにおいしい。食べて飲む、食べて飲む。口内のマリアージュが止まりません。テイクアウトはなくイートインのみとなっているので、ぜひゆっくりとこの空間を味わってみてください。

【古民家×グランピング】まるがやつ

「一棟貸し&体験型宿泊施設まるがやつ」は、古民家を改装してつくった宿泊体験施設です。遊んで、学んで、古民家を守る活動に参加してもらいたい!という思いから作られました。大多喜町をもっともっと楽しみたいと思ったら、1泊して古民家グランピンを楽しむのもアリ♪

バルミューダの調理家電やお洒落な食器の完備されたキッチンがあると思えば、本格的なかまどや畳の大広間、檜のお風呂など現代の都会暮らしでは触れることのないような空間が広がります。感覚の近い友人同士で訪れるのも、家族で訪れるのも楽しいこと間違いなしです!

まるがやつには3つの宿泊施設があり、「萱-KAYA-(かや)」という一棟貸しの大きな古民家では最大15名での貸切宿泊が可能。「蔵-KURA-(くら)」は定員4名のグランピングスタイルの宿。「宙-SORA-(そら)」は一日一組限定の貸切キャンプ場。どの施設も、有名な建築家が手掛けたお洒落な内装と充実の設備で「古民家施設」の概念が覆されます!

しかも、ただ泊まるだけではなく、体験メニューも盛りだくさん。そば打ち体験やザリガニ釣り体験、日本刀での居合抜刀体験や坐禅・ヨガ体験まで。まさに子どもから大人まで楽しめるプランが充実しているのでぜひ公式サイトをのぞいてみてください!

レンタサイクルもあるので、ここを拠点にサイクリングで大多喜町を楽しむというのもおススメです!

■まるがやつ
住所:千葉県夷隅郡大多喜町下大多喜1530
TEL:043-301-2777(受付時間平日10~17時、土・日曜、祝日は休み)
時間:チェックイン15時、チェックアウト10時
料金:1泊素泊まり蔵―KURA―3万9600円~(税込)、宙―SORA―1万3200円~(税込)
定休日:無休

\古民家でグランピング!?/



【古民家×レストラン】Ristorante UNO

こちらは、アーティストのミュージックビデオや映画の舞台にも起用された茅葺屋根の古民家で、大多喜の生鮮野菜・君津のジビエ・いすみの魚介など、すべて千葉県産の食材を豊富に用いた料理がいただける超本格イタリアンレストランです。

築100年の古民家で食事を味わうというだけでも魅力的ですが、提供される料理はイタリアで修行を積み数々の有名店でも勤めていたシェフ赤井さんが作り出す、和と洋が一体となった「Ristorante UNO(リストランテ ウノ)」特製のイタリアンメニュー。

地産地消にこだわり、見る者食べる者を魅了する芸術的なフルコースは予約限定。スペシャルランチコース5500円は7組、スペシャルディナーコース1万1000円は4組のみとなっています。

ちょっぴり贅沢な週末ランチとして、特別な日のディナーとして。ぜひ大切な誰かと味わって組みてください!

\本格イタリアンを古民家で!/



大多喜町はレトロを感じる街歩きができるだけでなく、少し足をのばせば豊かな自然、そして今と昔が融合するお洒落な古民家施設にも出合える素敵な街。

気軽な日帰りもいいけれど、古民家に泊まってのんびり過ごすのもおススメ。都心からも近いのに、日常を忘れてほっとできる大多喜町に、アナタもおでかけしてみては?

\大多喜町を大満喫!レトロにプチトリップ /


今回ご紹介したスポット以外にも、大多喜町には楽しいスポットがいっぱい!そんな観光スポットが多数掲載された「るるぶ特別編集 大多喜」もあわせてチェックしてみてくださいね。

るるぶ特別編集 大多喜

\気になるスポット盛りだくさんです♪ /


Text:小鳥遊しほ
Photo:小松正樹、中田浩資

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
●マスクを外したカットがありますが、マスクを外したのは撮影時のみ、また、感染症対策に十分配慮したうえで撮影を実施しています。



Sponsored:大多喜町商工観光課

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