【静岡・富士】富士山が目の前に!桜えびグルメに牧場スイーツ、ほうじ茶まで「道の駅 富士」で静岡を楽しみつくす
静岡県富士市、国道1号・富士由比バイパス沿いにある「道の駅 富士」は、富士山を眺める絶好のビューポイント。地元のファンも多いという道の駅には、知られざる魅力が盛りだくさん!ここでしか食べられない「IDEBOK」限定メニューや、ぜひ立ち寄りたいフォトスポットなどをご紹介します。
富士山が目の前に!景色が目的になる道の駅
1993年に「道の駅第1号」として登録された「道の駅 富士」。上り線と下り線に設けられた2つの施設は地下で繋がっており、徒歩で移動することができます。
この日訪れた上り線には、みやげもの店・食堂・新鮮な朝霧高原のミルクを使ったソフトクリームが食べられる「IDEBOK(いでぼく)」のテイクアウトショップなどが並んでいます。
車を停めると、道の駅の背後にそびえる富士山の迫力に驚きました。初めて間近で見る人も、普段から見慣れているという人も、あらゆる人が一瞬で魅了される圧倒的存在感です。
駐車場の一角には、富士山からパラシュートで落下しているかのような写真が撮れるフォトスポットも。いきなりの富士山づくしです。
入口の奥には、富士山を眺める展望テラスへと続く螺旋階段が。ワクワクしながら一段ずつ上がっていくと……
「これぞ富士山!」と唸ってしまうほどの雄大な景色が広がっています。テラス席もあるので、ちょっとした休憩やカフェタイムにもおすすめ。
少し階段を上がっただけなのに、あっという間に穴場的ビュースポットを見つけてしまいました。訪れる時期や時間帯によって、さまざまな表情を楽しむことができそうですね。
屋上テラスにも、ウォールアートが設けられています。富士市在住のイラストレーター・コイズミチアキさんが描いた「さもにゃん」が、静岡弁を交えながら道の駅を紹介。
2019年のリニューアル後、1年に1箇所ずつアートスポットが増えているそうなので、ドライブ休憩のお散歩も兼ねて、ぜひ探してみてくださいね。
道の駅 富士限定メニューは必食。「IDEBOK」で濃厚ミルクを堪能
道の駅 富士に来たら絶対に見逃せないのが、こちらの「IDEBOK」。富士山の麓でのびのびと育まれた新鮮なミルク。その濃厚な味をダイレクトに感じられるソフトクリームやヨーグルト、クレープなどを購入できます。
まず試してほしいのは、看板メニューの「牧場のソフトクリーム」!3種類の牛乳がブレンドされた、「IDEBOK」を代表する商品です。濃厚ミルクのソフトクリームが、五感に染み渡ります。
メニューを眺めていると、富士市産のお茶を使った「抹茶みるくプリンソフト」や「ほうじ茶みるくゼリーソフト」など、ほかの店舗では見たことのないメニューがたくさん並んでいることに気づきました。これらは道の駅 富士限定のメニュー。中には季節限定のものもあり、訪れるタイミングで出会えるものが変わる楽しみも。
この日はスタッフの方に聞いたおすすめの中から、「アフォガード」をチョイスしました。
ソフトクリームの上に掛かっているのは、ほろ苦いキャラメルソースと、食感と風味が楽しいパンプキンシード。しっかりとした味わいのエスプレッソと、濃厚ミルキーなソフトクリームの相性は抜群です。少し溶けたところをストローで吸うと広がる、幸せの味。限定メニューを食べつくしたい!IDEBOKファンは必見です。
■IDEBOK
TEL:0545-63-2001
営業時間:10時~16時30分
静岡名産・桜えびを使ったオリジナルメニューに舌鼓
道の駅 富士で楽しめるオリジナルメニューは、スイーツだけではありません。
毎日店内で打っている自家製のおそばをはじめ、静岡らしいメニューの数々を味わうことができる「富士山 おふくろ食堂」で、「桜えびひつまぶし定食」をいただきました。
サックサクに揚げられた桜えびがまるで華のように散らされ、目にも鮮やか!薬味やお出汁とともに、色々な楽しみ方ができることで人気のメニューのひとつです。
店長さんに食べ方を教えてもらい 、一杯目はシンプルに。桜えびの風味を楽しむために少しだけ塩を振って、いただきます。
桜えびの下には青菜や錦糸卵、刻みのり、たっぷりのかつお節が隠れていました。サクサクした食感や、いろんな風味が楽しい!
続いて富士宮で採れた「朝霧卵」の温玉をトロッと載せて、たれと黄身を崩しながら…文句なしの美味しさです。
三杯目には添えられた薬味を入れ、かつお節の旨みが凝縮された出汁を掛けていただきます。
「お好きな食べ方で」とおすすめいただいた四杯目も、お出汁を掛けていただきました。ゴクゴクと飲みたいほどに味がしっかりとしている出汁の秘密は、毎日朝一番に削るかつお節を使っているからなんだそう。
食堂で使われているかつお節は、お隣にある「けずりぶし工房」のもの。おみやげ用も用意されているので、自宅の食卓にもおいしい出汁を並べることができます!
■富士山 おふくろ食堂
TEL:0545-30-6750
営業時間:10〜20時
■けずりぶし工房
TEL:0545-30-6750
営業時間:10〜14時
地元・富士市で採れた新鮮な野菜や柑橘をはじめ、おみやげ品も要チェック。
茶どころ静岡県でも珍しい「ほうじ茶宣言」をした富士市。地元産の一番茶を100%使用したほうじ茶「凛茶」や、同じく富士市産のキクラゲなど、地元名産を知ることができるラインナップがそろっています。
富士山の景観に、この場所でしか味わえない限定メニューも目白押し。魅力がギュッと凝縮された「道の駅 富士」に立ち寄れば、静岡をさらに好きになること間違いなしです。
■道の駅 富士
住所:静岡県富士市五貫島669-1
TEL:0545-63-2001
営業時間:9~20時(施設により異なる)
定休日:無休
Text:横畠花歩
Photo:森島吉直(しずおかオンライン)
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