おでかけ
2022.02.28
【台湾】レトロな街並み×高台からの絶景！九份見どころまとめ
昔ながらの商店街と赤提灯が連なる石段からの眺望で知られるオールドタウン九份（チウフェン／ジョウフェン）。異国情緒を誘う台湾有数の観光地として、台湾全土はもとより海外からも多くの人が訪れます。エリア概要から歩き方のヒント、さらにひと息つきたいときに訪ねたいおすすめ茶藝館まで、九份エリアを満喫できる情報をたっぷりお伝えします。
Summary
九份へのおすすめアクセス方法は？
九份があるのは台北のお隣の市、新北市の瑞芳エリア。台北中心部からは車で直行すると約40分ですが、外国人観光客はオプショナルツアーに参加したり、高速バスを使って訪れたりする人が大半。ローカルも利用する高速バスにいたっては、渋滞がないときでも、片道1時間～1時間30分はかかっていました。
おすすめは、近年登場した「965板橋－金瓜石」バス。新北市の板橋エリア（MRT府中駅）を出発し、台北市内を通って九份へ向かいます。台北の西門駅のバス停、そして北門駅のバス停の後は、すぐに高速に乗り、瑞芳エリアに到着した後も停車するバス停は少なめ。渋滞がなければ40分～1時間ほどで九份に到着しますよ。
九份さんぽのポイントは？
九份は山の斜面にある町で、昔ながらの商店街の「基山街」と石段の続く「豎崎路」が観光のメイン。坂の上の九份老街バス停からスタートして、基山街→豎崎路へと進むほうが体力的にラクです。石畳や急な階段が多いので、歩きやすい靴で出かけましょう。
ひととおり歩くだけなら2～3時間でOKですが、茶藝館や地元グルメを満喫するならもう少しゆったり過ごすのがおすすめ。また、九份は提灯の明かりが灯った夜の景色以外にも、朝の静かな九份の商店街、天気のいい日に眺める基隆の海辺も絶景です。1日のうちにさまざまな表情を見せてくれるので、ぜひゆっくり滞在して楽しんでみてくださいね。
食べ歩き＆雑貨みやげは「基山街」でチェック
基山街（チーシャンチエ）はB級グルメの店がひしめく素朴な商店街。魚丸湯（魚のつみれ団子スープ）や草仔粿（草餅）などの九份名物グルメを味わえる食堂やデザート店が軒を連ねます。雑貨店も多いので、おみやげ探しにも便利！
基山街への入口は、バスを降りてすぐのところにあります。目印はセブンイレブン。その隣に｢黄金山城 九份舊道（Jiu Fen Old Street）｣ と書かれたサインが掲げられた細い道があります。目立たないので見落とし注意！
夕暮れ時の「豎崎路」がひときわフォトジェニック！
豎崎路（シュウチールウ）は基山街を進むと現れる、街を縦に貫く石段で、九份といえばここのイメージ。赤提灯が軒先に並ぶレトロな館が連なり、どこを切り取っても絵になります。眺望の素晴らしい茶藝館が並んでいるので、ここでひと息つきましょう。
豎崎路は昼と夜とで違う顔を見せる場所なので、どちらの時間も堪能したいところですが、街並みがフォトジェニックなるのはやはり赤提灯が灯るころ。18～19時には閉まってしまう基山街の店舗を早めに訪れて、最後に豎崎路での撮影をとっておきしょう。
絶景を眺めながら、レトロな茶藝館＆実力派カフェ・バーでゆったりと
ノスタルジックな空気が満ちる九份には、古い木造建築やレンガ造りの館をリノベした飲食店や、近年はおしゃれなカフェが点在しています。特に豎崎路の石段沿いの傾斜地に立っている店は、海や街並みの景色も見事です。
ここからは、九份の絶景とともに楽しめるおすすめの茶藝館とカフェ・バーをご紹介。眺望抜群なテラス席に座って、リラックスタイムを過ごしてみては？
SNS映え必至！九份を代表する茶藝館「 阿妹茶酒館」
傾斜地に立つ、元鍛冶屋の築100年以上という建物を利用した3 階建ての名物茶藝館「阿妹茶酒館（アーメイチャーチウクワン）」。提灯が灯る夕刻の幻想的な風景がSNSで話題となり、その独特の雰囲気を醸す印象的なたたずまいは、映画『千と千尋の神隠し』のモデルではないかとも言われています。
クラシックな雰囲気の店内もステキですが、一番人気は3階のテラス席。晴れた日中には基隆湾を一望するテラス席に座って、雄大な景色を独り占めしましょう。
「阿妹茶酒館」には台湾各地で採れた厳選茶葉が揃います（茶水代は別途1人NT$100）。お茶の淹れ方がわからない場合は、お店の方が丁寧に教えてくれるので、遠慮なく聞いてみましょう。
■阿妹茶酒館（アーメイチャーチウクワン）
住所： 新北市瑞芳區崇文里市下巷20號
TEL：02-2496-0833
営業時間： 11～21時
定休日： 無休
眺望抜群なレンガ造りの洋館「水心月茶坊」
歴史を感じるレトロな赤レンガの外観が目を引く「水心月茶坊（シュエイシンユエチャーファン）」。一見するとノスタルジックな洋館ですが、中へ入るとリノベされたモダンな雰囲気に包まれます。
山の斜面にあるため、2階のテラス席は開放感たっぷり。山の斜面に広がる街並みと海の眺望を望めます。
「水心月茶坊」では台湾各地から集められた茶葉やオリジナルの茶菓子、茶葉を使った日替わりメニューが味わえます。クッキーなどの自家製スイーツにも烏龍茶を入れるなど、お茶の風味を存分に感じられますよ。
■水心月茶坊（シュエイシンユエチャーファン）
住所： 新北市瑞芳區輕便路308號
TEL：02-2496-7767
営業時間： 13時30分～19時
定休日： 無休
アーティスティックな空間は癒しの雰囲気満点！「九份茶坊」
「水心月茶坊」から徒歩2分のところにある姉妹店。築100年以上の古屋敷「翁山英故居」の保存・保護を念頭におき、九份の景観に魅了されたアーティストの洪志勝さんがリノベーションを手掛けました。
建物自体もアーティスティックですが、空間設計も秀逸。アンティーク家具がセンスよく配置され、九份の黄金期を垣間見られるような内装に仕上がっています。さらに店内に配されたグリーンが、訪れた人々の癒しになっています。
赤提灯入りの街並みが切り撮れるテラス席もあるので、好みの空間を楽しみながら、上質なお茶とともにゆったりと流れる時間を楽しみましょう。
■九份茶坊（チウフェンチャーファン）
住所： 新北市瑞芳區基山街142號
TEL：02-2496-9056
営業時間： 12～19時（土曜は11～20時、日曜は10時30分～18時）
定休日： 無休
世界チャンピオンのラテを、絶景とともに！「CHLIV Jiufen」
レトロな雰囲気の九份でひときわ目を引く真っ黒な外観。台湾の若者たちに大人気のコーヒーショップ「CHLIV Jiufen（クリブ ジョウフェン）」は、メインストリートと呼ばれる「九份老街」から１つ下りたところにある静かな路地、輕便路沿いにあります。
「CHLIV Jiufen」の若きオーナーは、2016年に行われたラテアートの世界大会「Coffee Fest World Latte Art Tokyo」にて19歳でチャンピオンに輝いたという経歴の持ち主。台湾屈指の観光地で、本格的なラテが楽しめます。ぜひオーダーしたいのは看板メニューのカフェラテ。さらに、九份ならではの竹炭を使ったラテにも注目です。
お店の目の前にはウッドデッキがあり、ベンチに座って景色を眺めながらのひとときがまた格別！ さらにおいしさUP間違いなしです。
■CHLIV Jiufen（クリブ ジョウフェン）
住所：新北市瑞芳區輕便路59-1號
TEL：02-2406-2308
営業時間：10～18時
定休日：無休
絶景を眼下におしゃれカクテルを楽しむ「逸茶酒室Golden bar」
九份のメインストリートを進み、阿妹茶酒館へ続く階段にも入らず、そのまま基山街沿いを進んでいくと、バー「逸茶酒室Golden bar（イーチャジョースー ゴールデンバー）」があります。建物を伝うツタの中に掲げられた趣ある黒い看板が目印です。
店内を奥に入ると、大きな窓越しに九份からの絶景が広がります。お店の入り口側からは予想もできなかった景色に圧倒されること間違いなし。天気の良い日は2階のテラス席も開放しているそうです。
「逸茶酒室Golden bar」では、26種類のオリジナルカクテル、そして24種の台湾クラフトビールが楽しめます。牛肉麺などの食事メニューや、台湾茶もあるのでアルコールが苦手な人も気軽に訪れることができますよ！
■逸茶酒室Golden bar（イーチャジョースー ゴールデンバー）
住所：新北市瑞芳區基山街190號
TEL：02-2406-1009
営業時間：14～22時
定休日：不定休
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