食・グルメ
2024.10.17
【静岡・修善寺】自然あふれる伊豆のブルワリー「ベアードブルワリーガーデン修善寺」で、個性豊かなクラフトビールに出合う
静岡県伊豆市修善寺。伊豆半島を流れる狩野川のほとりに醸造場を構える「Baird Brewing」のブルワリーガーデン修善寺では、個性豊かなクラフトビールに出合うことができます。タップルームでビールを楽しめるのはもちろんのこと、醸造場から直売される ボトルビールやオリジナルのグッズは、おみやげにおすすめです。
自然豊かな狩野川沿い。農園型のブルワリーガーデン
2014年にオープンした「ベアードブルワリーガーデン修善寺」は、沼津市で創業したクラフトビールメーカー「Baird Brewing（ベアードブルーイング）」の醸造場。建物内にはタップルーム、広い敷地内にはキャンプ場や農園などが隣接しています。
のどかな風景のなか車を走らせると、ひときわ大きな建物が見えてきます。 こちらの看板を目印に、醸造場兼タップルームにお邪魔します。エレベーターで3階に上がると、到着です。
広々とした店内には、丸テーブルやカウンターが並び、外にはなんとテラス席まで！
ガラス張りになった廊下の窓からは、特大のタンクが並ぶ醸造施設が覗けます。
テラスに出てみると、伊豆の山々を見渡し、狩野川を見下ろす風景が広がっています。周囲に豊かな自然環境があることは、この場所にブルワリーを建てる際の決め手のひとつだったのだそう。
新鮮な空気を味わったあとは、吸い寄せられるようにビアタップへ。時期にもよりますが、約20種類のビールを味わうことができます。
季節限定メニューが豊富なことも、Baird Brewingの魅力のひとつ。魅力的な選択肢があまりに多く、選ぶのが大変そうです。
約20種類ものビールが楽しめる！ 個性豊かな味に出会おう
最初の一杯に選んだのは、バランスと複雑さで個性を生み出すBaird Brewingの定番「ライジングサンペールエール」。飲みごたえのあるパイントサイズ（500ml）をいただきます。
日に透かすとまた、美しい！ フルーティーな香りと味、ホップの風味が楽しめる、初めての方におすすめしたい一杯です。ゴクゴク飲める喜びを噛みしめましょう。
ビールのお供には、塩味のあるおつまみが用意されています。たまり醤油をベースに5種類のスパイスミックスで味付けされた燻製ナッツや……
伊豆で獲れた鹿肉を加工した「伊豆シカジャーキー」。噛みごたえと味付けに、ビールが進みます。
次は何を飲もうか……ビール迷子になってしまったのでスタッフの方に相談したところ、「飲みくらべセット」をすすめてくれました。
1杯あたり140mlのグラスで、3種類のビールを選ぶことができます。7回転すれば、全種類を制覇できるということ…！
スタッフの方に好みやチャレンジしてみたいフレーバーを伝えると、希望に添った提案をしてもらえますよ。
選んでいただいたのは、地元産のわさびと緑茶が入った、お刺身にも合う「わびさび」、こっくりとした味わいの「レッドローズ アンバーエール」、社長のブライアン・ベアード氏がパートナーのさゆりさんをイメージして作ったという愛の雫「セゾンさゆり」の3種類。
定番のものと季節限定のものをいただきましたが、組み合わせは無限大！
トレイの取っ手部分を持つことで、ホール内の移動も楽々。
一人でゆっくり楽しめるカウンターの存在も、うれしいポイントです。
スタッフの方が手づくりしたというボードゲームを囲んで、仲間とみんなで楽しむのもおすすめ！
ボトルビールにオリジナルグッズ。おみやげも充実
壁に貼られている木版画を手掛けるのは、アーティストの西田栄子さん。足を止めてデザインを眺め、ビールにまつわるストーリーを探るのも楽しみのひとつです。
テイスティングルーム内には、オリジナルグッズも充実しています。さりげなくロゴが入ったキャップやワークシャツから、「Baird Brewing」を主張するデザインのTシャツまで、さまざま。
もちろん醸造場直売のテイクアウト用のボトルビールも販売されています。自宅でゆっくり味わったり、友人との乾杯用に仕入れたり。
ボトルのバラ売りはもちろんのこと、定番の6種類がセットになったものまで。ここでもまた、なにを選ぶか悩まされます。
訪れる時期によって新しいフレーバーに出会えたり、1年ぶりに再会したり。飲み、食べ、遊ぶ。この場所だからこそ味わえる雰囲気を堪能した頃には、自分だけのお気に入りが見つかっていることでしょう。
■ベアードブルワリーガーデン修善寺
住所：静岡県伊豆市大平1052-1
TEL：0558-73-1225
営業時間：11～19時（金・土曜は～20時）
定休日：無休
Text：横畠花歩
Photo：森島吉直（しずおかオンライン）
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