滋賀県大津市にある「おふろcaféびわこ座」はインドア派もでかけたくなる! こもって楽しめるお風呂カフェ
お風呂に入って、2人だけの空間にこもって漫画を読んで、ゴロゴロして寝落ち。起きたらおいしいごはんを食べてサウナで整って。お風呂上がりに抹茶ビールを飲んでまたゴロゴロ。そんな究極にグータラな時間で完全デトックスできるオススメのスポットが「おふろcaféびわこ座」!楽しすぎる1日をレポートします。
Summary
カップルで、友達と、こもりたい。KAKURE_隠&KAKOI_囲のおしゃれスペース
今回ご紹介する、1日楽しめるアミューズメント施設のようなお風呂が、「大津温泉 おふろcaféびわこ座」。京都方面からは車で1号線をまっすぐ草津方面に走る途中、徒歩ならばJR瀬田駅から15分ほどの場所にあります。
昭和50年代に健康ランドとしてオープンした施設が、泉質はそのままに、2019年11月にかわいく、楽しく、遊べる温浴施設にリニューアルされました。
美しく整えられた施設は4階建て。
1階「くつろぎ処」「カフェ&バー茶茶」「カラオケ処」「麻雀処」「お土産処」
2階「男湯(アカスリ)」「レストラン&宴会処」
3階「大衆演劇場」「ボディケア・エステ・アカスリ」「うたたね処」「遊び処」
4階「女湯(アカスリ)」
で、構成されています。
1階をくるりと巡ると、お風呂に来たことを忘れるほどの充実っぷり。まず、入ってすぐ目に入るのは、漫画喫茶ばりにコミックの並ぶ棚。最新刊や話題のラインナップに釘付けに。
中央には流行のおしゃれな雑誌が並ぶ棚で囲まれた小上がりがあります。
中央の小上がりスペースを覗くと、あれ?? 人が埋まっている?
こちらは「くつろぎ処 KAKURE_隠」。小上がりの畳がところどころくぼみになっていて、穴にこもって寛ぐスタイル。こたつの中に隠れた子どもの頃を思いだす、ほっこりスペース。
小上がりの外にあるのは「おこもりラウンジ」。押し入れのようなスペースは、透かし彫りの引き戸がさりげなく目隠しになっていてオープンなスペースながら隠れ家のような雰囲気です。1階だけではなく、階段の踊り場にもあるので要チェック。
冬はこたつも登場。雑誌のほかにボードゲームも用意されていて、こたつでゲームを楽しむほのぼのカップルの姿も見られました。
ネットカフェ的に使えるのが「井戸端ラウンジ」。パソコンやUSBポートなどが用意されていて、無料Wi-Fiも完備。
アメニティも気が利いていて、たとえば男女別に色違いで用意されている「着る毛布」。一枚羽織ればぬくぬくと、好きなスペースでごろごろできます。
1階のおしゃれカフェで、ランチ&デザート、たまにビール休憩
お風呂にたどり着くまでに、気になる仕掛けがいろいろとある「おふろcaféびわこ座」。1日居ても飽きなさそうです。そうなってくると気になるのが食事。食事ができるスペースは1階と2階にあり、1階はカジュアルに楽しめるカフェ。
目玉商品は7種類のミニ丼のなかから2つ選べる「マイ小丼セット」。ラインナップは牛ハラミ焼き肉丼、鯛の胡麻ダレ丼、焼きチーズキーマカレー丼、牛ビビンバ丼など海鮮、肉、がっつり系などバラエティに富んでいるので、その日の気分で組み合わせて。
ドリンクは、抹茶ラテ、玄米茶ラテなど近江朝宮茶の老舗「中川誠盛堂茶舗」のおいしい茶葉を使ったドリンクメニューが充実していて、なかには抹茶ビールなどという変わったメニューも。
ビールに濃い抹茶を注ぎ入れて、できたてを味わいます。抹茶のさわやかが加わり、お風呂上がりにクッと一息で飲みたいキレのある喉越し。
おやつタイムのおすすめはお団子屋さんの味くらべ。
直火焼きでほんのりと焦げ目をつけて、砂糖抹茶、みたらしダレ、おろし醤油の3種類の味でいただきます。お米100%の団子はもちもちで噛むほどに甘みがあって、とっても美味。
抹茶ラテなどの一部ドリンクは、テイクアウトできる容器で提供されるので、くつろぎスペースに持ち運びもOK(こぼさないように!)
1階から4階まで、遊べるアミューズメント温泉
次にご紹介するのはレジャー設備。こちらは1階にある「カラオケ処 唄ひろば」。
カラオケは、昔のジュークボックスのように100円入れて1曲歌うシステム。グループで貸し切りもできますが、基本的に出入り自由。サクッと1曲だけ歌って退場なんていう使い方もできます。
次に3階へ移動して、大衆演劇「琵琶湖座」へ。こちら月2回の休演日を除き、ほぼ毎日昼と夜の2回公演。いずれも無料ですが、先着順の人数限定なので、お目当ての公演がある場合は、前日までに+330円で席予約を。
一度見るとハマる人も多くて、推しのスターを追っかけて全国行脚する人もいるという大衆演劇。こちらでも人気がうかがえる大入り御礼回数の札が飾られていました。
仮眠したい人は同じく3階の「うたたね処」へ。全体的に照明が落としてあり、お風呂から上がってくつろぐのに最適。リクライニングシートで気持ちよくうたた寝しましょう。マッサージチェアもあります。
地下1500mの古琵琶湖層から汲み上げる天然温泉
こちらのお風呂のお湯は、(約500万年前の地層)から汲み上げたラドンを含む天然温泉。一般的な入浴の効用に加えて、泉質別適応症には冷え性、皮膚乾燥症など女性の気になる悩みが挙げられています。
湯船は内湯の大浴槽、ジャグジーと泥パックが設置された露天風呂。毎時0分に発動する自動ロウリュウが設置されたサウナと水風呂があり、温泉の泉質と整えられた設備の両方が楽しめます。ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、ドライヤー、クレンジング、化粧水、乳液など必要なアメニティは完備されていて、フリープラン券ならタオルやバスタオルも付いてくるので、手ぶらでOK。カフェに入るくらい気軽に行けちゃいます。
サウナブームで注目される「ロウリュウ」は、北欧フィンランド生まれの入浴法。熱したサウナストーンに水をかけて発生させた蒸気を浴びるサウナで、湿度が高く、高温の熱気で一気に発汗します。体験したい人は、毎時0分を狙ってサウナへGo!
露天風呂に設置された泥パックは、山形県西村山郡から発掘された「モンモリロナイト」を使用。モンモリロライトは、マイナスイオンを帯びていて、プラスイオンを帯びた皮脂や古い角質を抱え込んで除去し、肌をつややかにしてくれるそう。
お風呂で疲れを流したら、思い思いのくつろぎの場所でのんびり、ゆったり。無限ループできそうな「おふろcafe びわこ座」。館内着、タオル、バスタオル付き1日1623円(平日なら1513円)でマックス15時間楽しめるなんて、最高ですね。
■大津温泉 おふろcaféびわこ座(おおつおんせん おふろかふぇびわこざ)
住所:滋賀県大津市月輪1-9-18
TEL:077-544-0525
営業時間:10~25時
定休日: 無休
アクセス:JR瀬田駅から無料シャトルバス(10~13時、15~22時の20分間隔で運行)
料金:平日フリータイム1513円、土・日曜、祝日フリータイム1623円
※館内着、バスタオル、タオル付き
※入会(入会金220円)すると、フリータイム回数券5枚5500円で購入可
Photo: photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子
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