「星のや竹富島」で癒やしのひととき。竹富島の島時間にとけこむ新しいリゾートステイ

星のや竹富島

「星のや竹富島」で癒やしのひととき。竹富島の島時間にとけこむ新しいリゾートステイ

沖縄県 ホテル リゾートホテル ステイ るるぶ&more.編集部 泊まる
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個性豊かな宿泊施設を全国に展開する「星野リゾート」。なかでも、竹富島の「星のや竹富島」はこの島らしさを最大限に生かした唯一無二の造りになっています。コンセプトは「ウツグミの島に楽土」。一致協力を意味する「ウツグミ」の精神で、島と共存しているお宿です。竹富島の象徴でもある昔ながらの島の原風景を敷地内に踏襲し、まるで暮らすようなステイを楽しめるのが最大の特徴。ひと味違う南国旅を満喫してみませんか?

Summary

「星のや竹富島」は小さな集落

石垣島から高速船で15分ほどの竹富島は、自転車でも1時間あれば一周できるくらいの小さな島。観光客には水牛車ツアーやレンタサイクルでのビーチ巡りが大人気です。島の中心部に位置する集落には昔ながらの赤瓦屋根の民家が並び、初めて来てもどこか懐かしさを感じるような景色が広がっています。「星のや竹富島」は竹富島の東部にあり、7万㎡もの広大な敷地に赤瓦屋根の客室棟が並ぶ様子はさながらひとつの集落。
ブーゲンビリアなど南国の草花が風景を彩ります
ブーゲンビリアなど南国の草花が風景を彩ります
敷地内にはゆったりとした島時間が流れています。サンゴ砂を敷き詰めた道が曲がりくねっているのは「魔物は直線しか進めないから」という言い伝えによるものだそうです。

客室はプライベート感あふれる一軒家

建物の正面にあるのは「ヒンプン」とよばれる魔除け用の石積
建物の正面にあるのは「ヒンプン」とよばれる魔除け用の石積
客室はすべて庭付きの一戸建てで、島をあげて景観を守る竹富島の伝統建築基準に則ったもの。石垣の高さは少し高めに設定されているため、開放感はありつつプライバシーはしっかりと守られているのです。ここから先は自分たちだけの空間♪
「ズーキ」のリビングには昼寝ができるサイズのソファーもあります
「ズーキ」のリビングには昼寝ができるサイズのソファーもあります
建物の形は伝統的ながら、客室内には快適なステイのためのしつらえや調度品を完備。リビングは南向きに広く開放され、ソファーでお昼寝したり窓際でくつろいだりと、「何もしない贅沢」を満喫するのにぴったりの空間となっています。周囲はとても静かで、時折野鳥の声が聞こえてくるくらい。
スタイリッシュな「ズーキ」の浴室
スタイリッシュな「ズーキ」の浴室
客室は全3タイプ。写真の「ズーキ」は3名で利用できる広さで、バスルームには深さのある真っ白なバスタブが備わり、庭を眺めながらリラックスして湯浴みを楽しめます。到着したらまず入浴で旅の疲れを癒やすのもいいかもしれませんね。
このほか、大胆にも客室の中央にバスタブを備えた「ガジョーニ」、リビングや寝室に涼しげな琉球畳を敷き詰めた「キャンギ」と、それぞれに魅力的な客室が揃っています。

※写真や間取りは客室の一例です。

島素材を生かしたレストランメニュー

お楽しみの夕食はメインダイニングで。
「星のや竹富島」の料理を監修するのは、総料理長の中洲達郎さん。フランス料理の巨匠、ポール・ボキューズにちなんだ「ボキューズ・ドール」という世界的なフランス料理の大会で、アジア代表として入賞を果たした経験のある辣腕シェフです。
中洲シェフは竹富島を訪れた際に、これまで出合ったことのなかった沖縄特有の島のハーブや野菜、魚、豚肉や牛肉に大いなる刺激を受けたといいます。
「島にはこんな素晴らしい食材があるのだからぜひとも生かしたい。島の料理はチャンプルーや沖縄そばだけではないと知ってほしい」という思いから、島の素材とフランス料理の技術を融合させた新しい味「琉球ヌーヴェル」を生み出しました。
「季節の夕食」では、島の食材を巧みに取り入れた見目麗しい料理をコース仕立てで提供。
その一例をご覧ください。
ディナーの一例/シェーブルのクスクスサラダ仕立て パッションの香り
ディナーの一例/シェーブルのクスクスサラダ仕立て パッションの香り
フランス語の「シェーブル」はヤギを指します。沖縄で馴染み深い食材のひとつ。地元だと汁物に仕立てるのが一般的ですが、「星のや竹富島」では前菜として新たな味わいを生み出しました。
ヤギの肉をタルタル仕立てにして、島ハーブのフーチバー(ヨモギ)やパッションフルーツの風味で野趣をほどよく引き立てています。
ディナーの一例/和牛の泡盛酒粕のクルート包み焼き
ディナーの一例/和牛の泡盛酒粕のクルート包み焼き
和牛の塊肉を、泡盛を造るときにできた酒粕で包み、じんわりと火を通した一品。芳醇な酒粕の風味をまとった赤身肉は、あっさりとした中にも深い旨みが感じられます。ペアリングの用意もあるワインはもちろん、泡盛を合わせてみるのも素敵かと。
朝食の一例/島の九品(クヌシナ)朝食
朝食の一例/島の九品(クヌシナ)朝食
朝食は、「和朝食」か「洋朝食」を選べます。和朝食の定番「島の九品朝食」は、沖縄の伝統的な重箱料理「ウサンミ」にヒントを得たもの。じゅーしー(沖縄風炊き込みご飯)やクーブイリチー(昆布の炒め物)など、島人の好きな郷土料理を洗練された味わいに仕立てています。
食事に使う島の食材は季節ごとで変わります。見慣れぬ野菜や魚が登場したら、スタッフに尋ねてみて。その会話から、島の暮らしを深く知ることができるかもしれません。

島の空気を感じるアクティビティ

「朝の静けさ 水牛車散歩」(有料・要予約)
「朝の静けさ 水牛車散歩」(有料・要予約)
「星のや竹富島」では、竹富島の自然や文化に触れることができる多彩なアクティビティ(有料・要予約)が用意されています。
宿泊者だけで水牛車を貸し切る「朝の静けさ 水牛車散歩」は、美しく掃き清められた集落の道をのんびりと進む贅沢なツアー。観光客がほとんどいない早朝の静かな島時間を楽しめると好評です。
「三線の調べ」(有料・要予約)
「三線の調べ」(有料・要予約)
「三線の調べ」は、演者が客室を訪問し、竹富島にちなんだ民謡などを演奏してくれます。歌詞の意味や唄が生まれた背景についても知ることができますよ。
「夕暮れプライベートサバニ」(有料・要予約)
「夕暮れプライベートサバニ」(有料・要予約)
「夕暮れプライベートサバニ」は、沖縄の伝統的な木造帆船・サバニに乗って夕暮れ時の海に繰り出す島ならではの体験。エンジンがない船ゆえ、自分たちで櫂を漕いで進むのも一興です。
自分の家のようにくつろいで過ごせる客室に、新たな島の食材に出合える料理、そして希少な島文化の体験。「星のや竹富島」でのステイは、きっと一生忘れられない思い出を心に積み重ねてくれます。ぜひ大切な人と訪れてみてください。

■星のや竹富島(ほしのやたけとみじま)
住所:沖縄県竹富町竹富
TEL:0570-073-066(星のや総合予約)
アクセス:竹富港から送迎あり
チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00

Text:江川優奈(やいまワークス)
Photo:西野嘉憲(やいまワークス)

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
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