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大通公園まで徒歩3分。歴史ある建物の「北菓楼 札幌本館」で絶品スイーツをゲット

【札幌】大通公園まで徒歩3分。札幌市民が愛した歴史ある建物「北菓楼 札幌本館」で絶品スイーツをゲット

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札幌市民の憩いの場、大通公園から北に1ブロック。思わず中に入ってみたくなる、歴史を感じさせる建物が和洋菓子店「北菓楼」の札幌本館です。図書館や美術館として長年愛されてきた建物のなかには、北菓楼ご自慢のスイーツが種類豊富にズラリ。全国の北海道物産展でも大人気のシュークリーム、感動的なまでにしっとり食感のバウムクーヘン、お土産にもピッタリの焼き菓子などが並びます。 赤いレンガの壁と純白の高い天井、窓から降り注ぐ自然光に包まれて、ゆったり過ごせるカフェもぜひ訪れたいスポットです。

Summary

約100年間にわたって札幌の街を見守った、趣ある建物の素敵空間

2016年度グッドデザイン賞をはじめいくつもの受賞歴を持つ北菓楼 札幌本館の建物。1階と2階にまたがりギリシャの神殿を思わせるような柱「ジャイアントオーダー」が印象的
2016年度グッドデザイン賞をはじめいくつもの受賞歴を持つ北菓楼 札幌本館の建物。1階と2階にまたがりギリシャの神殿を思わせるような柱「ジャイアントオーダー」が印象的
札幌と旭川のほぼ中央、ハイレベルな菓子店が集まり〝スイーツ王国〟とも呼ばれる砂川市に本店を持つ和洋菓子店「北菓楼」。厳選した北海道産食材を使って職人が手間ひまかけて行う製法を守り、和、洋のジャンルにこだわらない幅広いお菓子づくりで道民に親しまれてきました。
札幌本館のオープンは2016年。大正15年(1926)に北海道初の道立図書館「北海道庁立図書館」として建てられ、その後も北海道初の道立美術館、道立三岸好太郎美術館、道立文書館別館として愛されてきた建物を、世界的建築家・安藤忠雄氏のデザインでリニューアルしています。
店内に入ると、当時のままの赤レンガの壁と安藤忠雄建築の特徴でもあるコンクリート打ち放しが融合した壁が印象的。窓から降り注ぐ自然光を生かした店内は明るく、居心地のよい雰囲気です。パッケージにも工夫が凝らされたお菓子を選びながら、気持ちがどんどんアガります。

イチオシは超絶しっとりのバウムクーヘンに海鮮香るおかき、パッケージ萌えのキュートなクッキー

目移りするほど種類豊富な北菓楼のお菓子ですが、まずは特に人気の定番商品をご紹介しましょう。

バウムクーヘン妖精の森・個包装タイプ(直径8㎝)1個151円、5個入り755円
バウムクーヘン妖精の森・個包装タイプ(直径8㎝)1個151円、5個入り810円
芸能人たちがたびたび「お気に入り」と紹介したことでも知られる「バウムクーヘン妖精の森」は、封を開けた瞬間にやさしいハチミツのような香りが漂います。「日本一のしっとりバウムクーヘン」を目指して作られたというこのバウムクーヘン。しっとり感もふわっとした口当たりもまさに感動モノです。
そのままでも美味ですが、電子レンジで軽く温めると(500wで30~60秒)、焼きたてのようなフワフワ食感が楽しめるので、ぜひお試しを。

増毛甘エビ、枝幸帆立、函館いかほか定番7種類がそろう「北海道開拓おかき」1袋170g入り440円。季節により、野付北海シマエビや枝幸けがに、えりもうにも登場します
増毛甘エビ、枝幸帆立、函館いかほか定番7種類が揃う「北海道開拓おかき」1袋170g入り470円~。季節により、野付北海シマエビや枝幸毛がに、えりもうにも登場します
精米したての北海道産もち米を昔ながらの製法で1週間かけておかきにし、道内各地の海の幸と合わせた「北海道開拓おかき」。おかきの香ばしさと、ダイレクトな海産物の香りや旨みを存分に味わえます。
一番の特徴はそのしっかりとした食感。北海道の開拓時代、鏡もちを砕いて揚げ、食べられていたおかきの食感が再現されています。甘いものは苦手…という方やお酒が好きな方へのおみやげにもピッタリです。

パッケージもかわいい「はまなすの恋」フラワーボックスミルクチョコレートウイッチ、ホワイトチョコレートウイッチ各8枚入り415円
パッケージも可愛い「はまなすの恋」フラワーボックスミルクチョコレートウイッチ、ホワイトチョコレートウイッチ各8枚入り415円
かわいいピンク色の北海道の道花「はまなす」をイメージしたクッキーが「はまなすの恋」。サクッとしたクッキーのなかには口どけのよいチョコレートがサンドされています。糖分・油脂分控えめなのに加えて、パッケージもかわいらしく、おみやげにも喜ばれること間違いありません。

全国の物産展で売り切れ必至。「幻のシュークリーム」に待ったナシ!

直営店を訪れたらぜひ味わってほしいのが、シュークリームをはじめとする生菓子。
そもそも「北菓楼」の人気に火が付いたのは、飛行機のキャビンアテンダントやパイロットが新千歳空港に立ち寄るたびに北菓楼のシュークリームをまとめ買いする姿が話題になったことがきっかけ。
本州などの北海道物産展では毎回長い行列ができ、あっという間に完売してしまう「幻の品」なのです。そのなかでも特に人気のトップ3がこちらです!
一番人気のジャンボシュークリーム「北の夢ドーム」1個180円
一番人気のジャンボシュークリーム「北の夢ドーム」1個180円
ビスキーをのせて焼いた生地のサクサク食感がたまらない「北の夢ドーム」。ジャンボサイズのシュークリームのなかには、なめらかなカスタードクリームとコクのある生クリームとが二層に…。味の変化や奥行きの深さが楽しめます。

パリパリ生地の食感が楽しいジャンボパイシュー「夢不思議」1個180円
パリパリ生地の食感が楽しいジャンボパイシュー「夢不思議」1個180円
何層にも重ねたパイ生地を使ったパイシューが「夢不思議」。パリパリに焼き上げた香ばしい生地を割ると、なかからはカスタードに生クリームを合わせたコクのあるクリームがトロ~リととろけ出します。

ほんのり塩味で男性にも人気が高いちぎりシュー「ビスコッティ」1個197円
ほんのり塩味で男性にも人気のちぎりシュー「ビスコット」1個197円
もちもちとした食感の生地をちぎり、なかに詰まったカスタードクリームにつけていただく新感覚のちぎりシュー「ビスコット」。生地にはほんのりと塩味がきいて、ワインと合わせるのもおすすめです。

建物をデザインした人気商品、北海道産牛乳の絶品ソフトクリームも味わいたい

チョコサンドクッキー「北海道廳立圖書館」ラング・ド・シャ クッキー20枚・チョコレート10枚入り1080円。香ばしいラング・ド・シャ クッキーで、濃厚なキャラメルソース入りチョコレートをサンドしていただくのがおすすめ
チョコサンドクッキー「北海道廳立圖書館」ラング・ド・シャ クッキー20枚・チョコレート10枚入り1188円。香ばしいラング・ド・シャ クッキーで、濃厚なキャラメルソース入りチョコレートをサンドしていただくのがおすすめ
札幌本館では、北菓楼直営店のなかでも限られた店舗でしか手に入らないお菓子も販売されています。
札幌本館がもともと図書館として市民に親しまれた建物だったというのは先ほどお伝えした通り。歴史的にも価値のあるこの建物への思いを込めて作られたのがチョコサンドクッキー「北海道廳立圖書館(ほっかいどうちょうりつとしょかん)」です。
図書館にちなんで「本」をイメージし、札幌本館の建物が描かれたパッケージデザインもとっても素敵。思わず手に取りたくなります。
爽やかな味わいのバニラソフトクリーム387円 ※現在は一時販売停止中
爽やかな味わいのバニラソフトクリーム410円
新鮮な北海道産牛乳で作ったオリジナルのソフトクリームもぜひ味わってほしい一品。控えめな甘さとコクのあるミルク感は「さすが北菓楼!」なおいしさです。

時の流れを感じるカフェで優雅に楽しむ極上のスイーツ&ランチ

2階は純白の高い天井と解放感のある吹き抜けが印象的なカフェ。かつて図書館だった歴史にちなみ、東西の壁は天井まで届く本棚になっていて約6000冊の本が収容されています。多くの札幌市民がここで文化に触れながら過ごした歴史に思いを馳せながらのティータイムは格別です。
ケーキのほかシフォンケーキ、ソフトクリームが楽しめる「ケーキセット(ドリンク付き)」917円
ケーキのほかシフォンケーキ、ソフトクリームが楽しめる「ケーキセット(ドリンク付き)」917円
ゴロンとした牛肉がたっぷり入った「北菓楼自慢のオムライス」1100円
ゴロンとした牛肉がたっぷり入った人気名物メニュー「北菓楼自慢のオムライス」1100円。めずらしい醤油味ベースの味付けがはまります
ケーキセットや特製パフェといったスイーツのほか、オムライスやパスタなど、ランチメニューも大人気です。カフェでは「サロンの夕べ」と題し、不定期でコンサートなどのイベントも開催されます。

歴史ある建物ならでは! 文化と美術の香りも北菓楼 札幌本館の大きな魅力

2階カフェへと続く階段は「旧玄関ホール」
2階カフェへと続く階段は「旧玄関ホール」
買い物や食事を済ませただけで帰るのはモッタイナイ。お店を訪れた時には、ぜひこの歴史ある建物ならではの魅力にも注目してみましょう。
特に趣ある雰囲気が漂うのは「旧玄関ホール」でもある階段付近。建物が建てられた当時のレリーフやアカンサスの飾りがそのままに残ります。ここだけ時間の流れが止まっているような錯覚さえ覚える、人気の記念撮影スポットです。

カフェ奥にあり、建物や周辺の歴史への理解を深められる「メモリアルルーム」
カフェ奥にあり、建物や周辺の歴史への理解を深められる「メモリアルルーム」
写真や資料の展示から建物の歴史を学べる「メモリアルルーム」や、札幌出身の洋画家・三岸好太郎の作品を飾って建物がかつて「北海道立三岸好太郎美術館」だったことを伝える「ミギシ・サテライト」も見学すれば、この建物で過ごす時間がいっそう趣深いものになるにちがいありません。

北海道らしさあふれるお菓子の魅力に加え、建物の魅力がぎっしり詰まった北菓楼 札幌本館。札幌を訪れた時にはぜひゆっくりと時間を取って訪れてみてくださいね。駐車場はないので、公共交通機関での来店がおすすめです。

■北菓楼 札幌本館
住所:札幌市中央区北1条西5丁目1-2
TEL:0800-500-0318(フリーダイヤル)
営業時間:1階店舗は10~18時、2階カフェは11~17時(食事は14時まで。デザートとドリンクは16時30分LO)
定休日:無休

Text:石渡裕美
Photo:北菓楼、宮地工、石渡裕美

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