【台湾】建築にも注目!歴史と文化を紐解く観光スポット6選

【台湾】建築にも注目!歴史と文化を紐解く観光スポット6選

台湾 観光スポット 建築 アート 大人の社会科見学 るるぶ&more.編集部
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台北にはスケールの大きな博物館から個性的な美術館まで、じっくり見て回りたいアートスポットがたくさんあります。近代的なイメージが強い場所ですが、実は台湾の国家文化財にも指定された歴史的に重要な建造物も多数現存していて、歴史ファンの間でも興味深い場所ばかり。台湾の歴史と文化にふれられる、貴重な観光スポットを6つピックアップしてみました。

Summary

台湾が誇る珠玉のお宝がいっぱい!「國立故宮博物院」

世界四大博物館のひとつといわれる「國立故宮博物院」は台湾旅行で必ず訪れたいスポット。宋・元・明・清王朝の歴代宮廷が所有した至宝を中心に、約69万点も収蔵されています。古代~近代に至る歴代王朝の至宝を体系的に鑑賞でき、収蔵作品のうち約2000~3000点を、ジャンルや時代ごとに分類して展示しています。

作品は3~6カ月ごとに入れ替えており、大人気の秘宝「翡玉白菜」と「肉形石」は巡回展に貸し出しされることも多々あります。事前に公式ウェブサイトで展示室をチェックしておきましょう。さらに、故宮常設展アプリを利用すれば、常設展コレクションがチェックできるうえ、おすすめの観覧ルート案内も確認できます。入館前にダウンロードして賢く回りましょう。

■國立故宮博物院(クオリークウコンポーウーユエン)
住所:至善路二段221號
TEL:02-2881-2021
営業時間:9~17時 ※チケット販売時間8時50分~16時30分
定休日:月曜
料金:入場料NT$350

日本統治時代の記憶を残す歴史的建造物「総統府」

台湾の元首(総統)が執務を行う官邸。赤と白の壁と中央の塔が目を引く建造物は、日本統治時代の1919年、日本の台湾統治の拠点 「台湾総督府」 として建設されたものです。国威を示すために、当時の最新技術や特殊な工法が随所に使われています。1945年には連合軍の空襲に遭っていますが、戦後に修復されて現在の姿に至りました。

由中華民國總統府提供
写真提供:由中華民國總統府

現在は、平日の午前中に見学できるほか、観覧範囲を広げた特別公開日が月に1回(主に土曜)開催されています。見学ツアーも開催されているので、詳細は公式サイトをチェック!

■総統府(ツォントンフウ)
住所:重慶南路一段122號
TEL:02-2311-3731
営業時間:9~12時(最終入場11時30分)、月に1度の特別開放日(主に土曜)は8~16時
定休日:土・日曜
料金:入館無料
※見学の際はパスポートなどIDが必要

初代総統の功績を記念した建築物「中正紀念堂」

せかたびアザーカット

中華民国の初代総統・蒋介石(1887~1975年)の功績を称えて建設された、25万㎡の敷地を有する大型公園。八角二層の青瑠璃瓦の屋根が目印の白亜の建物は、蒋介石像を安置する紀念堂。このほか、中国式庭園や植物園なども造られています。

せかたびアザーカット

ここでも衛兵交代式が見もの。毎日9~17時の1時間毎の正時に行われています。巨大な蔣介石像のもと、整然とした行進と交代式にご注目!

■中正紀念堂(ツォンツォンチーニエンタン)
住所:中山南路21號
TEL:02-2343-1100
営業時間:9~18時
定休日:祝日不定休
料金:入園・入館無料

神聖な地で精鋭たちの雄姿を見学!「忠烈祠」

基隆河北川の山裾に広がる広大な敷地に、1969年に建てられた台湾当局管轄の祭祀場。1911年の辛亥革命から現在までに殉死した約33万人の英霊を祀っています。

phが小さいのでトル可です

一番の見どころは、毎日9~17時の1時間毎の正時に行われる衛兵の交代式。大門牌楼を出発し、北京の紫禁城にある太和殿を模した大殿へと行進していきます。一糸乱れぬ動きは一見の価値アリ!

■忠烈祠(ツォンリエツー)
住所:北安路139號
TEL:02-2885-4376
営業時間:9~17時
定休日:3月29日と9月3日の午前と、その前日
料金:入園無料

台湾の先端アートをじっくり鑑賞!「台北市立美術館」

臺北市立美術館提供
写真提供:臺北市立美術館

1983年にオープンした、台湾初のモダン&コンテンポラリーアートに特化した美術館。台湾美術の名作を中心に、さまざまな様相の近現代美術を約4000 点収蔵しており、アジア有数の規模を誇ります。

臺北市立美術館提供
写真提供:臺北市立美術館

定期開催の台湾人著名アーティストによる企画展は約3カ月ごとに入れ替わるほか、子連れには子ども向けの体感型アート展示施設「兒童藝術教育中心」が人気。軽食が食べられるカフェや、ミュージアムショップも併設しています。

■台北市立美術館(タイペイシーリーメイシュークワン)
住所:中山北路三段181號
TEL:02-2595-7656
営業時間:9時30分~17時30分(土曜は~20時30分)
定休日:月曜、旧暦正月の除夕(大晦日)と初一(元旦)
料金:入館料NT$30(土曜17時以降は無料)

台湾の鉄道の歴史にふれる「國立台灣博物館 鐵道部園區」

2020年7月7日にオープンした 「國立台灣博物館 鐵道部園區」 は、19世紀の終わりから始まった台湾の鉄道の歴史がわかる博物館。メインとなる庁舎の建物は1920年に完成した「台湾総督府鉄道部」の本部として使用されていたものです。1階は赤レンガ造り、2階は木造、そして建設当時トレンドとなっていたヴィクトリア様式のデザインが取り入れられ、現在は台湾の国家文化財にも指定されています。

「國立台灣博物館 鐵道部園區」では、鉄道の歴史に関する展示や、かつて実際に使用されていた機械や道具、時刻表、電光掲示板、切符など鉄道に関する資料を見ることができます。

莒光號の車内を再現した部屋や、大スケールのジオラマ展示など、ずっと見ていたくなるような鉄道ファン垂涎の内容です。

■國立台灣博物館 鐵道部園區(グオリータイワンボーウーグァン ティエダオブーユェンチュ)
住所:台北市延平北路一段2號
TEL:02-2558-9790
営業時間:9時30分~17時
定休日:月曜
料金:入館料NT$100

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