泊まる
2022.03.20
築200年の古民家宿「まるがやつ」で里山体験を楽しむ！
東京から車で1時間ほどの千葉県大多喜町は、江戸時代は大多喜城の城下町として「房総の小江戸」と呼ばれていました。当時の豪農の邸宅だった「まるがやつ」は2万㎡の敷地に３つの異なるタイプの宿泊施設が共存。ここでは、テラスでBBQをしたり、かまどでごはんを炊いたり、自家農園での収穫体験など里山ならではの体験を楽しめるのも魅力です！
Summary
千葉房総・大多喜町の古民家宿に泊まる
房総半島の大多喜町は、低い山々と田畑が広がるのどかな里山です。一棟貸しの宿「まるがやつ」は、築200年の古民家宿「萱（かや）」、蔵をグランピング施設として2021年にリニューアルした「蔵-KURA-」、キャンピングスペース「宙（そら）」の、異なる３タイプの宿泊施設があります。いずれも１日１組限定でプライベートステイが楽しめます。
有名建築家・中村好文氏が改修した1棟「蔵-KURA-」
「伝統文化、歴史ある建築物を残したい」と、地元の古民家再生チームによって再生された「まるがやつ」。古民家宿「萱」に隣接して立つ「蔵」は、千葉県出身の有名建築家・中村好文氏が2021年にグランピングタイプのスタイリッシュな1棟にリニューアルオープンさせました！
懐かしくて新しい、木のぬくもりが伝わる空間
「蔵」の１階はキッチン、ダイニング、リビング、そしてバスルーム。明るい木のフロアに伝統建築の趣を残した、モダンで居心地のいい空間になっています。バスルームには味噌樽を使ったシャワーバスを置くなど随所にこだわりが感じられます。
機能的なキッチンと、冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、ホームベーカリーなど、便利な家電や調味料も揃っています。車で8分ほどの場所にスーパーがあるので、地元食材を仕入れて自炊を楽しむのもいいでしょう！
リビング奥のちょっと急な階段を上って２階のベッドルームへ。階段の木の手すりは質感もよく、天然木ならではのぬくもりが伝わります。デスクが置かれた小さなリーディングスペースがあり、自分だけの秘密基地のような一角です。
２ベッドルームの寝室はゴロリと寝転ぶと天井の梁が間近に。梁には蚊帳がかかりノスタルジックな雰囲気を演出。おしゃべりを楽しみながらステキな夜が過ごせそう♪
アウトドアリビングでBBQ！ヒノキの露天風呂も
１階にあるアウトドアリビングではぜひBBQを楽しんで！スノーピークのBBQ機材一式（基本料金に含む）を備えているので手ぶらでもOK！食材は事前予約でオーダーすることもできますよ。
奥の離れにはプライベート露天風呂もあります！まだ新しく、ヒノキのいい香りがします。外の景色を眺めながらのバスタイムは最高！日頃の疲れも吹き飛んでしまいそう。
里山体験を楽しむアクティビティ
「遊ぶ、学ぶ、育てる、食べる」がコンセプトの「まるがやつ」では、さまざまな体験ができます。敷地内の「まるがやつファーム」で野菜の収穫体験をし、その野菜をBBQでいただく。そば打ちや味噌づくり体験、母屋の「萱」ではかまどご飯を炊いたり、囲炉裡鍋を囲むことも。
古民家宿の「萱」は、大広間や複数の和室があり、大人数のステイに最適。一度に15名まで滞在できるので、サークルの合宿や会社のワーケーションにもおすすめ。
キャンプサイトの「宙」は3〜5名用テントが3つ設置できる大きさで、日帰り利用も可能。清潔なプライベートジャクジーがあるので、さっぱり汗を流せるのでキャンプ初心者でも安心です。
■一棟貸し古民家宿 まるがやつ（いっとうがしこみんかやど まるがやつ）
料金：萱：1泊素泊まり（6名利用時）1棟6万6000円～／蔵：1泊素泊まり（2名利用時）1棟3万9600円～
電話番号：043-301-2777
チェックイン：15：00 チェックアウト：10：00
住所：千葉県大多喜町下大多喜1530
アクセス：圏央道市原鶴舞ICから16㎞
室数：3棟
駐車場：10台（無料）
エアコン○ Wi-Fi○ テレビ× 電話× シャワー○ 浴室○ キッチン○ 冷蔵庫○ タオル○ 洗浄機付きトイレ○ 洗濯機○ BBQ○ 食材予約○
※BBQセットは1週間前までに要予約
※設備・備品などの内容は各棟により異なります
Text: 矢羽野晶子
Photo: 阿部勇司、中田浩資、施設
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