大阪・梅田の王道レトロ純喫茶「喫茶サンシャイン」。名物プリン&ホットケーキほか、創業50周年記念カレーも
古きよき喫茶カルチャーが根付く大阪では、昭和の名残りが感じられるレトロ喫茶もれっきとした観光スポット。主要な観光地の合間に立ち寄るなら、JR大阪駅から徒歩圏内の「喫茶サンシャイン」がおすすめ!シックな雰囲気の店内で懐かしの喫茶スイーツを味わって、ノスタルジックなひと時を満喫してください。
Summary
もうすぐ創業50周年!昭和レトロな空間に惹かれる
現在は2代目マスターの橋﨑卓さんが、父親でもある初代の想いを引き継いで営業。焦げ茶色の天井と石の壁面に囲まれる“The・レトロ喫茶”なテイストの店内は、1歩足を踏み入れれば昭和にタイムスリップしたような気分に。
店内を見渡すと、昭和を感じる意匠がちらほら。特に印象的なのが、石の壁に掛かる古代エジプト画のような銅板プレートです。オープン当初から飾られているもので、当時の喫茶店は銅板プレートを飾ることが流行していたのだとか。
ホットケーキとプリンは絶対食べてほしいスイーツ2トップ!
2枚重ねでサーブされるホットケーキはできたてホカホカの状態。のんびりしていると上に塗られたバターが溶け落ちてしまうので、撮影はお早めに!
ホイップクリームとミカンを添えて専用のグラスで提供されるのも、ちょっぴり贅沢な演出です。
「クレマ」と呼ばれる細かな泡が浮き出ることも「サンシャインブレンド」の特徴。表面にクレマがあることで香りが逃げず、マイルドな口当たりになるのだそう。味、香り、口当たりとバランスの取れた、大阪の人々に愛され続ける一杯です。
ブレンドのほかに、新鮮な自家焙煎豆でハンドドリップするストレートコーヒー605円~も常時5種程度スタンバイ。ストレートコーヒーは2杯分のポットサービスで提供してくれるので、豆ごとの個性をじっくりと味わいたい時におすすめです。
「喫茶サンシャイン」は、手作りのフードメニューも豊富にラインナップ。間もなく迎える創業50周年を記念して、2021年12月からは「特製ビーフカレー」が登場しているので要チェックです!
自家焙煎のコーヒー豆を極細挽きにしてスパイスに配合し、黒毛和牛を使用するこだわりの一品。ルゥがとても濃厚で、食べ進めるうちにじわじわ辛さが押し寄せてきます。もはや専門店レベルのおいしさを堪能してください!
「特製ビーフカレー」はレトルトも店内で販売。全国の催事などでも大好評で、発売から約2カ月で1000個以上も売れたのだとか!店の天井をイメージした高級感あふれるパッケージで、大阪みやげに買っていく人も多いそうです。
昭和から受け継がれる、大阪の喫茶文化を体験して
JR大阪駅や地下鉄、私鉄の各主要駅から徒歩圏内の「喫茶サンシャイン」は、朝から大忙し。思い思いに過ごすお客さんの姿を観察したり、キッチンに立つマスターの橋﨑さんやホール担当の女性スタッフさんたちのテキパキした仕事ぶりを眺めたり。ぼ~っと過ごすだけでも喫茶カルチャーが盛んな大阪の雰囲気を感じられます。
ちなみに橋﨑さんは、「ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ」で関西1位に輝いたスゴ腕の持ち主!コーヒーがおいしいのも納得です。
レジまわりの物販コーナーでは「特製ビーフカレー」や焙煎した豆のほか、オリジナルメニューも多数並びます。
ひっそりと人気なのが、こちらの「コーヒー羊羹」。コーヒーと小倉羊羹のハーモニーが絶妙で、コーヒーとの相性もバツグンです(実はイートインもOK!)。
「喫茶サンシャイン」は大阪メトロ(地下鉄)東梅田駅が最寄り。“ダンジョン”とも呼ばれる梅田地下街の行き止まりになった場所に立っているので、たくさん歩いて見つけた時の感動もひとしおかも?
2023年の創業50周年に向けて、新たな看板メニューも登場した「喫茶サンシャイン」。大阪で古くから受け継がれる喫茶カルチャーを体感しに、ぜひ訪れてほしい名店です!
Photo:松本朋也、酒井羊一、小倉山とーすと
Text:小倉山とーすと
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。