【栃木】巨大な古代遺跡?!広さ2万㎡、深さ30mの地下採掘場跡「大谷資料館」

【栃木】巨大な古代遺跡?!広さ2万㎡、深さ30mの地下採掘場跡「大谷資料館」

ミュージアム カフェ セレクトショップ 栃木県 るるぶ&more.編集部
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宇都宮市街地から北西に約10㎞、大谷石の産地として知られる石の町があります。日本最古ともいわれる石仏や観音像が残るほか、「未知の空間」ともよばれた地下採掘場跡は大谷資料館として公開してますよ。夏でも涼しい神秘的な地下空間に潜入してみよう。

Summary


大谷エリアの山あいに広がる壮大な採掘現場に到着!

大谷資料館までは車でのアクセスが便利だけど、JR宇都宮駅から大谷エリアまでの路線バスが1日乗り放題になる「大谷観光一日乗車券」1850円を利用するのもおすすめです。駐車場から5分ほど歩くと、地上にそりたった巨大な大谷石が見られます。

そこかしこに大谷石で造ったモニュメントなども見られ、屋外ミュージアムのような雰囲気。意外にも小さめな資料館入口から、いざ神秘の世界へ迷い込んでみて。



映えスポットを目指して、期待値高まる地下採掘場跡へ


大正8年(1919)から昭和61年(1986)にかけて掘り下げられた一部を公開した地下神殿へは、足元に気を付けて階段を下ります。ほどなく、ほのかな暗闇の中に現れたのが約2万㎡の採掘空間! 思わず立ち尽くし、息をのむほど圧巻の光景が広がります。ところどころライトアップされていて天井も高いので、地下の閉塞感というよりむしろ開放感に満ちた独特な世界観となっています。

立ち入り可能な最深部は地下約30mもあり、階段を下りるごとにひんやり、ひんやり。坑内の年間平均気温は8℃前後(夏は10℃、冬は2〜4℃)ということで、地下にある大きな冷蔵庫といったかんじですね。季節に合わせて服装の準備もお忘れなく。

こちらは採掘時に地上に出て位置を確認するために開けられた穴。今でも天井に残ったままで、外の光が射し込み幻想的な雰囲気を醸しています。この幻想的な光を背景に記念撮影している人も多いんですよ。

天井の開いたスペースには切り出した大谷石が建てられ、深紅のライトアップと水面のコントラストが美しい空間となっています。なにげない展示にもセンスが感じられ、映画、ドラマ、PVなど、さまざまなエンタメのシーンにも利用されています。期間限定のイベントやアート展示なども行われているので、詳細は事前に確認して出かけよう。

舞台状に高くなった場所では演奏会などを開催することもあるそうです。壁面に残された独特な機械掘りの跡が印象的ですね。

江戸時代中期から昭和35年(1960)まで行われていた手彫り採石の様子は、ジオラマや人形で再現しています。



地下採掘場の見学の後は地上の資料展示室へ


手彫り採掘で使用した道具や石の運搬に使用された機具をはじめ、機械掘りの装置なども展示しています。大谷石とほかの国産石の違いをふれて比べることもできますよ。大谷石の歴史や特徴なども紹介しているので最後に立ち寄りたいですね。



隣接するカフェ&セレクトショップもおすすめです


大谷石をふんだんに使った内装のOYA MUSEUM ROCKSIDE MARKET。カフェではテイクアウトもできるホットドックやガレット、ドリンクなどが味わえます。ショップでは大谷石で作ったオリジナルグッズや県内の伝統工芸品などが並びます。
OYA MUSEUM ROCKSIDE MARKET
電話番号:028-688-8604
営業時間:9時30分〜17時
定休日:12〜3月の火曜


チリコンカン&チェダー792円がおすすめです。夏には3つのフレーバーが揃った日光天然かき氷も食べてみたいですね。

お好みの多肉植物&サボテン330円〜に大谷石鉢カバー(小)1100円を組み合わせて、オリジナルのみやげにどうぞ。ほかに、大谷石のあかりろうそく3080円や大谷石コースター700円もおすすめですよ。

 

Text:アトリエオップ 
Photo:アトリエオップ 

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