北鎌倉の古民家カフェ「狸穴Cafe」でレトロなプリンアラモードはいかが?
北鎌倉駅の目と鼻の先にある「狸穴Cafe(まみあなカフェ)」は、立派な梁とアンティーク調のクラシカルな家具が融合する、とっておきの古民家カフェです。“昔懐かしい喫茶店の固めプリン”をイメージして作られた「プリンアラモード」は、何度もリピートしたくなる至極のおいしさですよ♪
北鎌倉さんぽで立ち寄りたい!隠れ家的な古民家カフェ
「狸穴Cafe」までは、JR北鎌倉駅西口から歩いて3分ほど。古くから女人救済の“縁切り寺”として知られる「東慶寺」に向かう途中にあります。
駅から歩いてすぐなのに、なんだか昔ばなしに出てきそうなこのたたずまい。もともとおそば屋さんの建物だったそうで、それをリノベーションして現在のスタイルに。入口の木連格子戸などは当時の名残なのだそう。
格子戸を開けるとそこは待合室も兼ねた玄関土間。まずはこのカウンターで注文&お会計を済ませてから、席に向かうシステムです。
ではさっそく店内へ!こちらは玄関土間を抜けた先にある1階のテーブル席です。さらに奥へ進むと、2階へと続く階段が。
土間をメインとした1階に対して、ここからは艶やかで美しい床板敷きの空間に変わります。重厚感のあるツヤツヤの床を眼前に、“2階に上がるにはここで靴を脱ぐの…?”と戸惑う人が続出。そんなこともあって、この“土足OK”の案内板を置いているのだとか。
アンティーク調の家具と古民家がベストマッチの2階席
2階は古民家の落ち着いた雰囲気と和と洋が融合するモダンなフロア。開放感&見事な梁もポイントのひとつです。
ここにあるアンティーク調の家具やインテリアは、マスターの大倉功匡さんが収集したものなのだそう。西洋のものが多いかと思いきや、火鉢や茶釜など和のアイテムもセンスよく飾られていて、とってもオシャレなんです。
座る場所によってテーブルやイスのデザインがまったく違うので、何度通っても新鮮味があって楽しい♪ 混雑時は階や座席が選べないので、お目当ての場所がある人は、オープンと同時の入店をおすすめします。
レトロな空間でいただく昔懐かしい「プリンアラモード」
実は、割烹料理出身の料理人でもあるマスターの大倉さん。デミグラスソースを使わず赤ワインで煮込みブルゴーニュ風に仕上げた「ビーフシチュー」2000円など、フードメニューも評判ですが、「狸穴Cafe」を訪れたらぜひオーダーしたいのが、この「プリンアラモード」なんです。
ビターなカラメルがたっぷりの固めプリンに、バニラアイスと大きめにカットした季節のフルーツを添えたひと品。この古民家に合うようにと、“昔懐かしい喫茶店のプリン”を意識して考案したのだそう。
スプーンですくうと“固めプリン感”がより分かる!しっかりとした固さはあるものの、くちどけはとってもなめらか。一度食べたらやみつき間違いなしの絶品プリンです。ちょっと溶けだしたバニラアイスを絡めて食べると、これまた美味!
今回ご紹介した以外にも、鎌倉ハムと野菜の「ピタパンサンド」1320円や自家製の餡子を使った「抹茶わらび餅とアイスクリーム」770円など、こだわりのメニューが楽しめる「狸穴Cafe」。いつもとは違うレトロな異空間で、時間を気にせずのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
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