奈良の和カフェ「みやけ 旧鴻池邸表屋」のイチゴパフェ&イチゴ大福が至福のおいしさ♪
「みやけ 旧鴻池邸表屋(きゅうこうのいけていおもや)」は、知る人ぞ知る奈良の人気和カフェ。日本家屋の重厚な佇まい、大きな窓から眺められる日本庭園、そしてほっぺが落ちそうなほどおいしい自家製お菓子が魅力ですが、イチゴの季節はさらに華やかに! 奈良旅行にも日々の癒やしにもおすすめの絶品イチゴスイーツをご紹介します。
江戸時代の巨大な町家を和カフェとして生かす
「みやけ 旧鴻池邸表屋」があるのは、近鉄「富雄駅」から徒歩8分ほどのところ。線路沿いに坂を上り、住宅街に入ってすぐ、大きな建物と赤い看板が見えたらそこが同店です。
この特徴的な建物は、江戸時代に大阪市今橋にて建てられた豪商の家屋。昭和の頃、保存が難しく取り壊されそうになっていたところ、三宅製餡株式会社が買い取ってこの地へと移設しました。
しばらくは資料館として使用され、その後「より多くの人に触れて楽しんでもらいたい」との思いから同社のあんこを使った和スイーツのカフェへと進化。リニューアルオープンしてから現在まで、10年以上変わらぬ姿を維持し続けています。
店内の大きな窓から緑豊かな日本庭園が眺められるとあって、「ゆっくりとしたひと時が過ごせる」と大人気。日常とはどこか違う穏やかな空気が流れ、時間を忘れていつまでもくつろいでいたくなります。
春だけのお楽しみ!「いちごパフェ」はぜひ食べておきたい逸品
1月から4月半ば頃までの限定でお目見えする「いちごパフェ」は、ぜひとも食べておきたい逸品。奈良の佃農園から直接届けられたイチゴを贅沢に使い、自家製あんこや寒天、イチゴ蜜、パンナコッタなどとともにグラスに彩りよく盛り合わせます。
キーポイントとなるのが、イチゴとともにたっぷり盛られた自家製のミルクジェラート。一般的なアイスクリームと比べても抜群にミルク感があり、作りたてのフレッシュさとも相まってとろけるおいしさです。ジェラートとイチゴの相性が良いのはもちろん、あんことジェラートのハーモニーも素晴らしく、つい夢中になってスプーンを運んでしまいました。
もちもち甘酸っぱいイチゴの大福2種
パフェと同様、1月から4月半ば頃までの限定となる「いちご大福」も人気スイーツです。甘酸っぱさのバランスがベストなあすかルビーをひと粒、自家製白餡と牛皮で包み込みます。パフェとともに午前中で完売することもあるので、なるべく早めに訪れたいですね。
少し変わり種も食べてみたいなら、「くりーむ苺大福」をおすすめします。イチゴ、つぶあんor抹茶あん、生クリームをやわらかな牛皮でふんわり包んだお菓子で、口溶けがとってもやわらか。フォークとナイフで切り分けながらいただきましょう。
ショップスペースで自家製和菓子をおみやげに
別棟に設けられたショップものぞいてみましょう。
大福やどら焼き、おまんじゅうなど定番のお菓子はもちろんのこと、クッキーやパイといった和の枠に捉われない多彩なお菓子もずらりと並びます。
こちらの「パイ大福」(240円)は、北海道十勝産のあずきで炊き上げたあっさりめのあんこをパイで包み、香ばしく焼き上げたもの。ほろりとほどけるパイの食感とバターの香ばしい香り、あんこのすっきりとした甘味が忘れ難いハーモニーを奏でます。
イチゴをはじめとした奈良の食材や、あんこやジェラートなどこだわりの自家製甘味、そして抜群のロケーションでとっておきのおもてなしを提供する「みやけ 旧鴻池邸表屋」。ひとりでゆったり、友達との甘味巡り、家族でくつろぎの時間、などいろんなシーンに寄り添ってくれます。今の時期ならではのイチゴスイーツ、ぜひお試しあれ。
Text:木村桂子(ウエストプラン)
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