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150本の梅が咲き誇る! 方除けの大社・城南宮の「しだれ梅と椿まつり」<京の歳時記 3月>

150本の梅が咲き誇る! 方除けの大社・城南宮の「しだれ梅と椿まつり」<京の歳時記 3月>

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春の京都といえば、桜をイメージする人が多いと思いますが、京都には梅の名所もたくさんあります。なかでもよく知られているのが、京都市伏見区にある城南宮です。方除け・厄除けの神様として知られる城南宮は、まさに京都を代表する梅スポット。そこで今回は、城南宮で毎年開催される「しだれ梅と椿まつり」をご紹介。その見どころや梅にちなんだグッズをチェックしましょう。

Summary

早春を彩る城南宮の見事な「しだれ梅」

梅の花は古くから日本で愛された花でした。奈良時代の『万葉集』には、100首以上もの梅に関する歌が詠まれていることからも、当時から梅が栽培され、人々に愛されていたことが分かります。

城南宮で見ることができるのは、柳のような枝が特徴の「しだれ梅」です。これは、江戸時代中期ごろから広まったと考えられる梅。当時の文献に名前があるのだとか。鑑賞用に開発された梅だそうで、柳のような枝に花を咲かせる姿は、なんとも美しいですね。

社殿西側に広がる神苑内の「春の山」には、約150本ものしだれ梅が植えられています。薄紅色のものや白いものなど、同じ梅でも色はさまざま。そのグラデーションも見事です。

梅の花は、咲き始めから散った後まで美しい!

城南宮の「しだれ梅と椿まつり」は、例年2月18日~3月22日に開催されますが、見頃は年によってさまざま。2月下旬の年もあれば、3月中旬という年もあり、こればかりはその年になってみないとわかりません。

ただ、梅の美しさは満開の見頃だけではありません。城南宮では、「探梅(たんばい)」「観梅(かんばい)」「惜梅(せきばい)」と称して、移り行く景色の楽しみ方を勧めています。
咲き始め~6分咲きを表現する「探梅」は、文字通り、咲き始めの梅の花を探しながら、春の気配を感じることを意味しています。咲き始めは花びらの色も濃く、生き生きした姿を楽しめるでしょう。また、この時期は人も少なく、ゆっくり拝観できるのも大きな魅力です。

満開の梅が楽しめる「観梅」には、しだれ梅が豪華絢爛な景色を見せてくれます。「春の山」の入口あたりは見応えがあります。一度は圧巻の景色を拝んでみたいですよね。

そして、散りゆく梅を惜しむ「惜梅」の頃には、はらはら散ってしまった花びらの絨毯が楽しめます。一面が薄紅色に染まる光景は、切なくも美しいもの。満開を過ぎたらもう終わり…ではありません!「見頃に行きそびれた…」という方も、ぜひ「惜梅」を楽しんでほしいですね。

神苑には、梅のほか、約120品種・約400本もの椿も植えられています。品種によって花が咲く時期は異なりますが、2月には真紅の「城南椿」が花を咲かせます。タイミングが良ければ、満開のしだれ梅と落ち椿の共演を楽しむことができ、しだれ梅と落ち椿をひとつのフレームに入れる、すてきな景色も楽しめます。

薄紅色の梅に、真紅の椿、さらに苔の緑のコントラストが美しく、ほかではなかなか見ることができない光景です。

神苑は、「春の山」「平安の庭」「桃山の庭」「室町の庭」などと趣の異なる庭園で構成されています。平安の庭は、「曲水の宴」が行われることでも有名。王朝装束を身にまとった歌人が水辺で和歌を詠む、なんとも優美な行事です。

桃山の庭と室町の庭の間には、お茶席「楽水軒」があります。「しだれ梅と椿まつり」の期間中、こちらでは、庭園を眺めながら和菓子とお抹茶(拝観料とは別に300円の志納)をいただくことができます。(2022年の「しだれ梅と椿まつり」では閉じています)

梅にちなんだグッズやあれこれをチェック

しだれ梅と椿まつりの期間には、神楽殿の表舞台で「梅が枝神楽」が行われます。梅が枝神楽とは、梅の花を冠に挿した巫女さんが、梅の枝を持って舞う神楽のことです。また、梅の花守り(初穂料1体1000円)の特別授与も行われており、お守りを受けられる方には、巫女さんが神楽鈴でお祓いしてくれます。

御朱印帳も、しだれ梅をあしらったものが登場。装丁に友禅和紙が使われた、上品な雰囲気の一冊です。城南宮の御朱印帳は、季節によって絵柄が変わります。例年、12月1日から翌年分のしだれ梅の御朱印帳の取り扱いが始まるそう。写真は令和4年分の御朱印帳で、同じ友禅和紙を使用したしおりがセットになって1500円です。

しおりだけでも100円で購入できますよ。気軽なお土産にぴったりですね。

なんと、しだれ梅をプリントしたA4サイズのトートバッグ2400円も!最新の転写技術でプリントされているそうで、色鮮やかにしだれ梅と椿が表現されています。

さらに、まつり期間には、参道で植木市も行われます。しだれ梅はもちろん、椿やサザンカ類なども販売されます。おうちで梅見を楽しむのもすてきですよね。気になる方はぜひ立ち寄ってみてください。

この期間、楽しみにしている方も多いのが、名物の「椿餅」。和菓子店「松甫堂(しょうふうどう)」が出店し、椿の葉で挟んだ椿餅をこの時期に城南宮の参道でのみ、限定販売されています。

こし餡を包んだ道明寺粉のお餅に、黄色の花心をあしらって、白玉椿に似せたこの椿餅は、『源氏物語』に登場する日本最古の和菓子で、城南宮が当時の椿もちを再現されたそうです。手作りのため、売切れ次第終了だとか。ゲットしたい人は早めに出かけてくださいね。お値段は2個600円です。

植木市も椿餅の販売も、期間中の出店予定日が決まっています。事前に公式サイトでスケジュールを確認してから出かけるようにしましょう。また、まつりの期間が近づくと、梅の開花状況も掲載され、詳細な状況を毎日知ることができます。リアルタイムの情報がチェックできるので、自分好みの開花のタイミングを狙って出かけるのもおすすめですよ。

しだれ梅と椿まつり
日時:毎年2月18日~3月22日

城南宮
住所:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
TEL:075-623-0846
時間:9~16時(閉苑16時30分、7~8月は神苑拝観エリアが異なる)
料金:神苑拝観800円(7~8月は300円)
定休日:無休

Text:山口春菜(エディットプラス)

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