食・グルメ
2022.03.27
三重県志摩市の安乗埼の絶景カフェ「上田商店 灯台カフェ」の芋パフェ&プリンでほっこり
三重県志摩市の安乗埼園地内の休憩舎にある「上田商店 灯台カフェ」は、絶品の干し芋スイーツが味わえるカフェです。志摩市にある自社農場で獲れたサツマイモを中心に使用し、伝統的な“煮切り干し芋製法”で作る干し芋のスイーツは、上品な甘みのとりこになるリピーターが続出。全面ガラス張りの開放感抜群の館内からは、安乗埼灯台を中心に青い海と空、複雑に入り組んだリアス海岸など変化に富んだ景色が楽しめます。
安乗埼灯台と海景色を一望できる開放的なカフェ
「上田商店 灯台カフェ」は、三重県志摩市の的矢湾に立つ安乗埼園地休憩舎内にあります。こちらでは、伊勢志摩で古くから親しまれている干し芋「きんこ芋」を使ったスイーツが味わえます。周辺は緑や芝生が広がり、開放的な空間でゆっくりと過ごせます。
店内はほぼ全面ガラス張りとなっており、壮大な大海原と安乗埼灯台が望めます。2021年12月にリニューアルし、よりスタイリッシュに生まれ変わった広々とした空間で、それぞれが思い思いの時間が過ごせます。誰でも自由に演奏できるピアノも置かれているので、海を眺めながら奏でてみるのもいいかもしれません。
こだわりの干し芋をふんだんに使った絶品スイーツ
こちらのメイン食材であるきんこ芋とは、伊勢志摩産の「隼人芋」を原材料に使用した干し芋のことで、日本で古くから伝わる煮切り干し製法で作られています。水分が多くもっちりとやわらかく、上品なやさしい甘さが特徴。そして、手間ひまかけて作られたきんこ芋を、ぜいたくにたっぷり使った人気メニューが「きんこ芋プレミアムパフェ」です。
「芋ちっぷす」や「きんこ芋チョコ」などがトッピングされた、きんこ芋づくしのパフェ。ソフトクリームにかけられている芋蜜は、100個のサツマイモからわずか250mLしかとれない希少なもので、10時間以上かけてゆっくり煮詰めて作る無添加のオリジナルシロップです。
「芋蜜のロールケーキ」のふんわりしっとりとした生地には、芋蜜シロップをたっぷりと使用。やさしい甘みがやみつきになるロールケーキで、生クリームの中に入ったサイコロ状のきんこ芋が食感と味のいいアクセントになっています。
生地に濃厚な芋蜜をたっぷりと使用した、なめらか食感のプリンもおすすめ。食べ進めるとプリンの中からもきんこ芋が現れ、思わず笑顔に。卵を一切使用せずに作られたこちらのプリンは、きんこ芋のうま味がダイレクトに伝わる一品です。
上品な干し芋スイーツはおみやげにも最適
スイーツの店内飲食はもちろん、きんこ芋を使った商品の購入もできます。スイーツでたっぷりと使用している芋蜜も購入できるので、自宅でスイーツや料理に使えば、ご自宅でもいつもと違う上品な味わいが楽しめます。ちょっと意外な組み合わせですが、芋蜜をヨーグルトにかけるのもおすすめです。人気商品は売切れていることもあるので、気になる商品があれば事前に問い合わせを忘れずに。
先ほど紹介した「芋蜜ムースプリン」もテイクアウト可能です。定番のプレーン以外にもきんこ芋と伊勢茶の風味がベストバランスの伊勢茶も人気があります。写真左のルビーチョコをはじめ、マンゴーやチョコミントといった限定メニューも定期的に登場しています。
ほかにも「きんこ芋プレミアムパフェ」のトッピングにあった「ぎんこ芋の合わせ最中」も購入可能。合わせ最中は、べにはるかを原材料に使用したぎんこ芋で作られており、きんこ芋より甘みが強いのが特徴です。
全国的にも珍しい四角柱の白亜の灯台へ
カフェから望める安乗埼灯台は、延宝9年（1681）に、徳川幕府が船の道標として建てた燈明堂が始まりとされています。昭和23年（1948）には、四角柱の鉄筋コンクリート造りに建て替えらえました。日本の灯台は円柱型が多く、全国的にも珍しい四角柱の灯台として「日本の灯台50選」にも選ばれています。
灯台内は見学が可能で、階段を上ったところにある展望スペースからは、的矢湾と太平洋の壮大な景色が望めます。爽快な気分が味わえるので、天気のいい日には立ち寄ってみるのもおすすめです。
安乗のシンボルを眺めながら、伊勢志摩で昔から愛されてきた“家庭のおやつ”の干し芋を、新しいスタイルで楽しんでみてください。
■上田商店 灯台カフェ（うえだしょうてん とうだいかふぇ）
住所：志摩市阿児町安乗794-1 安乗埼園地休憩舎内
TEL：080-8260-2310
営業時間：10～16時（土・日曜、祝日は9時30分～）
定休日：なし
Photo：能勢太郎
text：西絵美
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