栃木・大谷資料館を徹底解剖!古代遺跡のような地下空間のみどころ5選

栃木・大谷資料館を徹底解剖!古代遺跡のような地下空間のみどころ5選

美術館 栃木県
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大谷石の産地として知られる栃木県・大谷町を代表する観光スポット「大谷資料館」。地下神殿を彷彿とさせる採掘場跡で、異世界に迷い込んだかのような雰囲気を楽しめるとSNSでも話題に!今回は「るるぶ栃木 宇都宮 那須 日光’22」掲載の記事から、そんな注目スポットをみどころと共にご紹介します。

Summary

「大谷資料館」とはどんなところ?

大谷資料館は、地上部分の資料展示室と大谷石の地下採掘場跡からなる施設。地下採掘場は、大正8年(1919)から昭和61年(1986)にかけて掘り下げられたうちの一部を公開しており、立ち入り可能な最深部はなんと地下約30mにも達する深さに。
そんな石造りの巨大空間は、まるで地下神殿のようだとSNSでも話題になり、フォトジェニックスポットとしても、多くの映像作品のロケ地としても知られ、注目を集めています!

「大谷石」の特徴と歴史

大谷石は、火山灰や軽石岩片が固まってできた石で、ほかの石よりも軽くて軟らかく加工がしやすいことが特徴。耐火性にも優れているといわれています。

大谷石の採掘が始まったのは江戸時代中期から。当初は農閑期に採掘が行われていましたが、明治以降は産業として本格化し、昭和30年代に入るまで手作業による採掘が行われていました。


ここからは、大谷資料館の魅力を5つのみどころと共にご紹介します!


【みどころ1】日本じゃないみたい!「古代遺跡のような巨大空間」

入口から続く階段を下りると、突如2万㎡もの巨大な採掘空間が!年間平均気温は8℃前後で、ひんやりとした空気に包まれます。ほのかなライティングが幻想的な非日常空間は、まるで日本じゃないみたい!海外旅行気分さえ味わえちゃいます♪

【みどころ2】じっくり見たい「手掘り時代の様子を再現したリアルな展示」

江戸時代中期から機械が導入される昭和35年(1960)まで行われていた手掘り採石の様子が、本物そっくりな人形を用いて再現されています。手掘りをしていた当時、採掘する人と運搬する人がそれぞれ約10人ずつ集まり、チームを組んで作業していたそう。その時の様子がリアルに伝わり、学びにも繋がる展示は必見です★

【みどころ3】ミステリアスな「天井から差し込むひとすじの光」

見上げると、地上からの光が差し込む穴が!この穴は、採掘時に地上に出て掘っている位置を確認するためのもので、他人の土地に入っていないかを確認するために掘ったものであるとも言われています。日中、地上からの光が差し込むさまはとても神秘的で他にない光景です。

【みどころ4】現代アートを思わせる「壁面」

舞台状に高くなった場所の壁面に残された機械採掘時の跡は、まるでモダンアートのよう。壁面をバックに演奏会が開催されることもあります。フォトスポットとしても人気の場所です!

【みどころ5】独特なライティングが魅惑的な「アート作品の展示」

採掘場内にはアーティストによる、オブブジェなどの作品がところどころに展示され、アーティスティックな空間が広がります。有名ミュージシャンのPVにも登場したことも。不定期で美術展なども開催されています。

掲載している「大谷資料館」についてもっと詳しく知りたい方は、発売中の「るるぶ栃木 宇都宮 那須 日光’22」をご覧ください。


●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は「るるぶ栃木 宇都宮 那須 日光’22」の過去に掲載した記事を元に作成しています。


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