モダンな空間でゆっくりと本場台湾茶を。自由が丘・蓮月庭

自由が丘の台湾茶カフェ「蓮月庭」でいただく、本場の台湾茶&スイーツ

台湾茶 台湾スイーツ 台湾 自由が丘のカフェ 東京都 るるぶ&more.編集部
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「蓮月庭」は、自由が丘駅から徒歩4分ほどの閑静な住宅街に囲まれた、隠れ家的な茶藝館カフェ。台湾人店主によりセレクトされた無農薬本格台湾茶を味わうことができます。茶器や伝統作法にもこだわって淹れられる工夫茶体験で、都会の喧騒を忘れて、静かでやさしい時間を過ごしましょう。

Summary

お庭のようなエントランスを抜けてお店へ

「庭」とつく店名の通り、エントランスはまるでお庭のよう。入っていくと、赤と黒のコントラストがいかにも台湾らしい雰囲気のドアが現れます。蓮月庭では「台湾茶のすばらしさを広めたい」と、台湾人である店主・洪藝庭(ホンイーティン)氏により厳選された台湾高山茶を堪能できます。

入口に置かれたメニューには蓮月庭のこだわりについて書かれているので、立ち止まって一読してからお店に入るとより理解が深まっていいかもしれませんね。

お店は、開放感たっぷりの洗練された空間。明るい雰囲気なので、初めてでも入りやすいかも。テーブル席とカウンター席があるので、お好きなほうへ。自然光がたっぷり入るテラス席もあります。天気のよい日は、ここでひなたぼっこをしながら台湾茶をゆっくり楽しむのもよさそう。

ゆっくりと流れる時間を楽しむ。蓮月庭の「席茶」

蓮月庭にきたら、一度は味わいたいのが「席茶(シーチャ)」というスタイルの工夫茶。蓮月庭こだわりの茶器一式を使って飲む、五感で楽しむ本格茶藝スタイルです。

1セットの注文で2人まで一緒に楽しむことができるので、友達同士で訪れたときにはぜひ体験したいもの。もちろん、おひとりさまでもOKです。

着席後、スタッフの方が席にやってきて、厳かに席茶がスタートします。茶葉を入れる前に、沸騰したお湯を茶壷(ちゃふう、日本でいう急須)に注ぎ、まずは温めるところから。思わず背筋がシャン!とします。

茶壷が温まったら、そのお湯を茶海(ちゃかい)に移して茶海を温めます。茶海に注ぐことで、お茶の濃さが安定するとか。

茶海が温まったらそのお湯を茶杯に移し、茶杯を温めます。茶器を順々に「温める」という丁寧な工程が、おいしく香り高い台湾茶をいただく上でとても重要なのだとか。すべての茶器を温めたら、水盂(すいう)という茶器にお湯を捨てます。

茶壷に茶葉を5g入れたら、沸騰したお湯を静かに注ぎます。お湯が注がれる音にゆっくりと耳を傾けて…なんとも、いい時間。

茶壷で茶葉を1分ほど蒸らします。質問があれば、この間にぜひスタッフさんに聞いてみて。茶壷から茶海に移したお茶が、茶杯へ注がれます。

温まった茶葉は、開いた香り。乾いた茶葉との香りの違いを感じてみてください。台湾の工夫茶では、茶葉を味わうだけでなく、1煎目、2煎目と移り変わる茶葉の香りを楽しむというのも、お茶の楽しみ方の一つです。

きちんとアイコンタクトをし、両手で差し出された茶葉を両手で受け取ります。こういった一つひとつの動作の丁寧さも、台湾工夫茶の作法の一つです。3分以上かけて丁寧に淹れた一杯は、極上の澄んだ味わい!

おひとりさまにはこちらも人気。蓮月庭の「碗茶」

おひとりさまでも気軽に楽しめると、人気の碗茶。碗茶とは、大きめの茶碗に入った茶葉からお茶を楽しむスタイルです。

茶葉の入った大きめの茶碗が、席に運ばれてきます。茶葉が沈んできたら、飲み頃。れんげで茶杯にお茶をすくってから飲みます。何度もお湯を注ぎ、楽しむことができますよ。

一緒に台湾スイーツも味わいたい!おみやげも忘れずに

そして、忘れてはいけないのが、蓮月庭こだわりの台湾スイーツ!なかでも人気なのが、こちらのヴィーガン レモンチーズケーキ(飲み物と一緒の注文で860円)。レモンのほどよい酸味がクセになるおいしさです。季節で変わるというコンフィチュールともベストマッチ。

ほとんどの人が買って帰ると話題のパイナップルケーキも、ぜひ。100%パイナップルが使われた餡と発酵バターが使われた生地は、口にいれるとしっとりホロロ。たちまち幸せが広がる味です。箱売りもあるので、手みやげにしても喜ばれそう。

パイナップルの葉の形の部分には無農薬の茶葉が使われ、「台湾高山茶」「日月潭紅茶」「プーアル茶」の三種類があります。それぞれ違う茶葉の香りは、ぜひ食べ比べてみたいもの。冷凍保存で約1ヵ月ほど楽しめるというから、まとめ買いもアリ。

洗練された空間でゆっくりと楽しむ台湾茶と台湾スイーツ。ゆっくり淹れて、ゆっくり香り、ゆっくり味わう。時間がある昼下がりは、そんな丁寧な時間を過ごせる蓮月庭へ。

■蓮月庭
(れんげつてい)

住所:東京都目黒区自由が丘2-15-10A&Dハウス102
TEL:03-5701-0033
営業時間:12〜19時(土・日曜、祝日は〜20時)
定休日:不定休

Text:松崎愛香
Photo:武田ナリ

「るるぶ台湾inTOKYO」は2022年3月31日発売!

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