ショッピング
2022.04.10
【神戸】帽子専門店「マキシン」で、上質＆エレガントな大人の帽子を手に入れる！
幕末の開港とともに、いち早く洋装文化を取り入れてきた神戸。この街には今も、上質な大人のオシャレを提案する老舗ショップが点在しています。今回は、神戸マダムをはじめ全国からセレブがわざわざ足を運ぶという、歴史ある帽子専門店へ。ちょっと背筋を伸ばし、レディを気取ってお店を覗いてみましょう。
Summary
有名人やセレブがお忍びで通うお店
旧居留地と山手を南北に結ぶトアロード沿いにある、帽子専門店「マキシン」。ショーウインドウは優美なデザインの帽子で彩られ、ハイソな雰囲気が漂います。「マキシン」とは、ラテン語で最高・最上を意味する「maximum」に由来。昭和15年（1940）に創業して80年余り、上質な素材を使用し、熟練の職人が一つひとつ丁寧に手作りする帽子にこだわり続けています。確かな品質が認められ、帽子好きの著名人や、タカラジェンヌもよく来店するとか！
落ち着いたムードの店内には、華やかな装飾があしらわれたつば広の帽子など、エレガントなフォルムや色合いの帽子がたくさんディスプレイされています。手に取ってみると驚くほど軽かったり、頭に吸い付くようなフィット感。春夏ものには、風通しよく蒸れにくい天然素材が使われていました。ひと目見ただけでも、ワンランク上の商品だということがよくわかります。
誰もが知ってる超有名な「あの帽子」も手がける！
長年の信頼厚い老舗とあって、マキシンはこれまでさまざまな施設やイベントの制帽を手がけてきました。過去のアーカイブには、航空会社のCAさんの制帽、鉄道会社やホテルの制帽のほか、一人ひとりサイズを測って仕上げるというオリンピック日本選手団の制帽も。ほかにも、皇族が被られた帽子、人気タレントが今もテレビで被っているハットなども保管されています。実物は普段公開されていませんが、お店のホームページで紹介されており、「アレもコレもマキシン作!?」と、きっと驚くはず！
似合う帽子を教えてもらえるので初心者も安心
トアロード本店には、希望や好みなどを聞いたうえで的確なアドバイスをしてくれるハットコンシェルジュが常駐。「女性らしくて涼しげな、こんなお帽子はいかがですか？カジュアルなタイプもありますよ」と松本摂子さん。「コンシェルジュ」って、なんだかすごいセレブなイメージでしたが、ニコニコ笑顔のお姉さまが気さくに応対してくださいました。この雰囲気なら初めてでも緊張せず、気軽に質問もできますね♪
普段使いしやすい定番にもひと工夫あり！
麻素材の「カサブランカ」は、日差しが強い時季にぴったり。フロントリボンの正統派スタイルです。ブルー系とナチュラルカラーを織り合わせた左手前のタイプは本店限定品で、一歩先を行くオシャレを楽しめそう。天然素材の帽子など、機能性にすぐれたものも並び、これからの季節に活躍してくれそうです。
サンバイザーも愛らしさ満点！涼しげなラフィア生地に、かわいいお花のモチーフやネットが付いてエレガントな雰囲気に。百貨店などにも卸していますが、本店ではオリジナル装飾のものもあるそう。サンバイザーといえばスポーティなものが主流のなかで、これは特別感アリ。子どもの運動会などで「他の人と同じものはイヤ！」というママたちからも、厚い支持を受けているそうですよ。
熟練の職人が作るハイグレードな帽子で、大人の女性を目指して！
本店内のアトリエでは、卓越した技術を持つ帽子職人が木型を用いて成形。手作業で縫製や飾りつけが行われ、オリジナルの帽子が生み出されていました。1点1点ハンドメイドすることにより、デザインのみならず被り心地も追求するのはマキシンスピリットによるもの。日本が世界に誇る帽子は、ここから生まれているのです。
帽子は、その人を大きく印象づけるもの。少し背伸びして素敵な帽子を身に着けると、自然に背筋が伸び、所作もエレガントになり、自分自身をランクアップすることにもつながります。帽子のオシャレを究めることで、淑女への階段を上ってみませんか？
text&photo：木元優子
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