新大久保の「レトロポチャ」でニュートロな韓国屋台を満喫♪
大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』に登場したことで、日本でも知られるようになった韓国屋台=ポチャ。新大久保にある「レトロポチャ」はその名のとおり、レトロな雰囲気に包まれた韓国屋台です。メニューはあえて韓国語、店内はネオンライトに古いポスターや小物がいっぱい。これぞニュートロ(懐かしくて新しい)なポチャで1杯いかが?
話題のショップが集まる路地にハングル文字の看板
JR新大久保駅から徒歩5分。新大久保のメインストリート、大久保通りと職安通りを結ぶ路地に「レトロポチャ」はあります。この路地、イケメン通りの1本西側にあって、話題のカフェやショップが集まる注目のストリートなんですよ。
レトロ全開な店内をくまなくチェック!
ポチャ(포차)とはポチャンマチャ(포장마차)を略した言葉で屋台を意味します。日本では居酒屋と訳されることがありますが、正式には屋台、特に飲み屋屋台のことを指します。新大久保ではここ最近、ポチャをイメージしたレトロな雰囲気のお店が増加中で、そのパイオニア的存在が2021年2月にオープンした「レトロポチャ」です。
店内の壁を飾るのは古いポスターやネオンライト。懐かしのミニアーケードゲーム機も置いてあるので、料理ができるまで遊んでみては。
壁に貼ってあるメニューは本場を意識して、あえて韓国語なんだそう。韓国語わからないー!と焦った人、ご安心を。 “外国人メニュー”として日本語もちゃんと用意しています。外国人メニューなんて、ここは韓国!?とツッコミを入れたくなるユニークさ。ちなみに、メニューの下には、「ひとつください(ハナジュセヨ)」や「お会計してください(ゲサンへジュセヨ)」、「お兄さんイケメンですね(オッパジャルセンギョッソヨ)」といった韓国語が記載されているので、店員さんに韓国語で話しかけてみてください。
店内には韓国の駄菓子も売っています。日本と同じように、韓国でも昔懐かしい味として幅広い世代に支持されているようです。写真左のチョンドゥギ(쫀드기)、中央のアポロ(아폴로)は誰もが知る駄菓子なんだとか。
韓国のお酒とポチャ定番の料理を味わおう
店内のレトロな雰囲気を楽しんだあとは、お待ちかねのお酒と料理をご紹介。写真左は韓国を代表するビールのTERRA(テラ)瓶ビール800円で、喉越しのいいすっきりとしたラガービールです。中央の2本は韓国焼酎のソジュ、右はマッコリ。マッコリは韓国飲み屋の定番、やかん1200円でも提供しています。
料理はポックム(炒め物)からティギム(天ぷら)、トッポッキ、チゲまで40種類以上を揃えています。そのなかでも人気&インパクト大なメニューが「パルガンオデン」1500円。唐辛子でピリ辛に味付けした海鮮ダシのスープにカニとオムクとよばれる魚介の練り物(日本でいうおでん)が入っています。おでんはそのまま食べてもいいし、わさび醤油につけてもよし。コップにスープを注いで味わうのも◎。
こちらは「マクチャンポックム(豚ホルモン炒め)」1500円。マクチャンとは豚のホルモン(大腸)のことで、ピリ辛のコチュジャンで炒めたお酒がすすむ一品です。このほかにも、「ベクドゥサンホンハブタン(山盛りムール貝スープ)」1500円、ポチャで必ずと言っていいほど見かける、「タッパルポックム(もみじ:鶏の足の炒め)」1000円も必食。そして韓国屋台といえばこのマーブル柄のメラミン食器。コップから小皿、オーバル皿とぜんぶ欲しくなるレトロかわいさ。
締めにはジュモクパ(韓国式おにぎり拳飯)800円はいかが。高菜とたくあんが入ったおにぎりに、マヨネーズソースがかかった濃厚であと引く美味しさのメニューです。
ハングル文字に囲まれたレトロな雰囲気MAXの「レトロポチャ」。韓国にプチトリップした気分で、お酒とポチャならではの料理を堪能してください。
■レトロポチャ
住所:東京都新宿区百人町1-16-5
営業時間:17〜24時(土・日曜は12時〜)
定休日:無休
Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:田尻陽子
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