【千葉・館山】リノベーションカフェ「MANDI」で極上のエスプレッソを
いま館山では、古い民家などを改修したリノベーションカフェが密かなブームなんです。そのうちの一軒、2021年夏にオープンしたばかりの「MANDI(マンディ)」をご紹介します。レトロな店内と広々とした芝生の庭、そしてオーナーこだわりのエスプレッソが絶品!
町なかなのに広々としたスペース。遊び心満載の店内も素敵
「MANDI」は館山駅からもほど近い、かつて賑わったメインストリートの一角にあります。道路脇にある、遊び心たっぷりな看板が目印です。
駐車場の奥に見える濃緑色の建物が、民家をリノベーションしたカフェ「MANDI」です。建物の奥に、広々としたスペースも見えていますね。秘密基地のようなたたずまいにワクワクしながら、さっそくお店に入ってみましょう!
店内には、壁や天井を取り払った痕跡があり、もともとは民家だったことが分かります。調度品など、使えるものはできるだけ再利用したそうで、店内はウッディな雰囲気。
高さの違うランプなど絶妙なアンバランス加減から、お客さんからは「アニメの世界みたい」という声を聞くことも多いとか。
入口の上には巨大なクワガタムシが!なんでもオーナーは東京にある放送局の元社員で、スタジオに転がっていた小道具をもらってきたのだそう。
それにしても、あまりにもぴったりとはまっていて微笑ましいですね。
本棚には料理やお酒などの本がずらりと並びます。黄色い背表紙の雑誌は、創刊号から揃っているという『ナショナルジオグラフィック日本版』です。
こちらが、オーナーの渡辺昭一郎さん。空いていた実家を館山の活性化のために使えないかと模索していたところ、館山のリノベーションスクールから提案を受けて、交流や情報発信の場を作ることに決めたそう。
退職の3年ほど前から準備を進め、「UCCコーヒープロフェッショナル」、「日本紅茶協会認定・ティーインストラクター(ジュニア)」、NPO法人日本茶インストラクター協会「日本茶インストラクター」などの資格を取得。「勉強を始めたら、せっかくだからと資格まで取っちゃいました」と渡辺さん。
そんな渡辺さんがコツコツとセルフリノベーションを続けた結果、2021年夏に素敵なカフェが完成しました。
店内には、お気に入りの絵画や写真がさりげなく飾られています。大きな星条旗は、ニューヨーク駐在時代にアンティークショップで見つけたものだそう。
店の奥にあるお庭には、テラス席が。入口からは想像できないくらい広い空間にびっくりです。今はまだ芝が茶色いですが、春になると緑の絨毯に変わります。木陰もあるので夏でも快適に過ごせそう。
ハンモックに揺られるのも、気持ちよさそうですね。
こだわり抜いたオリジナルのエスプレッソをさまざまにアレンジ
こちらが店内に貼られているメニュー。オリジナルのエスプレッソをアレンジしたメニューがたくさん用意されています。
いちばんのおすすめがこの「エスプレッソバナナ生シェイク」(600円)。自慢のエスプレッソと、地元・須藤牧場のジェラート、生バナナを使った濃厚なシェイクです。甘さはかなり控えめで、エスプレッソとバナナの香りが、ふわっと鼻に抜けます。
コーヒー豆は、千倉の「ボタリズムコーヒーロースター」さんと共同開発したオリジナルブレンド。
カウンターの奥にあるエスプレッソマシンはイタリア製です。
せっかくなのでラテアートを披露していただくことに。「小さいカップだと難しいんです」と言いながらも、かわいらしいチューリップ模様があっという間に完成。
こちらは、「カフェラテ」(450円)。とてもかわいらしいラテアートで、ほっこりしました。
ちょっと不思議なインテリアと広々としたお庭、そしてこだわりのエスプレッソを飲めるリノベーションカフェ「MANDI」。ぜひ立ち寄ってみてください。
■MANDI(まんでぃ)
住所:千葉県館山市北条1808
TEL:0470-28-4231
営業時間:8〜17時(土曜は10時~。多少前後する場合あり)
定休日: 日~火曜
アクセス:JR館山駅から徒歩2分
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