食・グルメ
2022.04.23
六本木ヒルズ「松也-MATSUNARI-」で人気パティシエの新感覚おはぎを優雅に味わう
「松也-MATSUNARI-」は、世界中の有名レストランで活躍してきたパティシエ、松岡誠也さんが手がける和スイーツカフェ。最高品質の京丹後産新羽二重餅やオリジナルブレンドの小豆など、厳選食材を生かした色とりどりのおはぎが看板メニューです。もともと京都にあったお店なだけあり、和洋折衷の優雅な雰囲気も魅力♪
Summary
人気パティシエが手がける和スイーツカフェ「松也-MATSUNARI-」
東京メトロ六本木駅1C出口と地下で繋がっている「六本木ヒルズノースタワー」。一歩足を踏み入れたすぐ左手側に、かわいらしくてカラフルな「おはぎ」が並んでいます。ここ「松也-MATSUNARI-」は、パティシエの松岡誠也さんが手がけている和スイーツカフェです。
パリの「ピエール・ガニェール」やシドニーの「テツヤズ」、スペインの「エル・ブジ」など、世界的に有名なレストランで活躍してきた松岡さん。和菓子屋でも修業したという異色の経験を生かして、新感覚の「おはぎ」を生み出しています。
テイクアウト用の容器「わっぱ」150円も販売されているので、お好みの味を詰め込んで手みやげにするのにもぴったり。見た目がかわいいので、贈られた相手もテンションアップ間違いなし♪
もともと京都にあったお店なだけあって、壁に一輪挿しが飾ってあるなど、カフェスペースは侘び寂びを感じる雰囲気。六本木駅からも近いので、ちょっとした待ち時間に和スイーツを食べつつひと息つくにも最適なお店です。
色とりどりの「おはぎ」はビジュアルだけじゃなく味わいも華やか！
店内のキッチンで手作りしている餡子（あんこ）は、京都産や北海道産の小豆を使用したオリジナルブレンドのもの。シンプルな「こし餡」300円をはじめ、上品な香りの京都産白味噌を加えた「白味噌」、フリーズドライのイチゴをパウダー状して練り込んだ「いちご」、抹茶とヨモギの苦味をプラスした「抹茶」など、色合いだけでなく味わいも多彩です。
餅米は最高品質の京丹後産新羽二重餅を使用。ひと晩かけ水に浸してから、隠し味に甘酒と米麹を加えてふっくら炊き上げているそうです。なめらかなあんこと食感の差が楽しめるように、餅米は粒感を残しているのもポイント。食べ始めは白味噌やイチゴなどのフレーバーが印象的ですが、段々と餅米本来のやさしい甘さが広がる、計算されつくした味わいなのです。
イートインの場合は塩昆布とほうじ茶付き。口の中をさっぱりとリセットしてくれるので、あんこと餅米の繊細な味の変化を、繰り返し楽しむことができますよ！
おはぎの「抹茶」や「抹茶ラテ（ICE）」680円に使用している素材は、鹿児島県でオーガニックの茶葉を生産する「西製茶」のもの。力強い香りが特徴の二番茶を使用しており、ラテにしても芳醇さや苦味をしっかりと感じられます。
ちなみに、ラテの上にこんもりとのった泡は生クリームと黒糖のエスプーマ。この軽やかな泡を作る調理法、今では世界中に普及していますが、もともとは松岡さんが所属していた「エル・ブジ」で考案されたものなんですよ。
最高級品の天草を使った「あんみつ」のエレガントな食べ心地
オリジナルブレンドの自家製餡子をじっくり味わうなら「あんみつ」もおすすめ。しっかりと粒感が残っている状態で食べると、こし餡とはまた違った小豆らしさが楽しめます。噛みごたえが心地よい自家製寒天は、和菓子の材料を扱う京都のお店から取り寄せた、天然の天草100％の最高級品を使用しています。
黒糖寒天とプレーン寒天の2種が入っていて、どちらも違った魅力があるため黒蜜のかけすぎにはご注意を。まずは塩昆布やほうじ茶で口の中をリセットしながら、素材そのもののよさを楽しんではいかがでしょうか。
今回は売り切れでしたが、シーズンごとに「季節のフルーツあんみつ」1200円も登場するそうなので、そちらも要チェック！
世界的な名店で活躍したパティシエが手がける和スイーツだけあって、どれも素材それぞれの個性と真摯に向き合っている感じが伝わってきました。食感や味わいの変化がとっても繊細なので、それを感じるこちらの気持ちも豊かに♪
六本木の喧騒から少し離れて、小京都に訪れたような、すてきなカフェタイムになりました。
Text&Photo：柴山たき（effect）
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