新しいマリトッツォ⁉ ブリオッシュにたっぷりクリームの南仏生まれの「トロペジェンヌ」(ファミマ)
イタリアのマリトッツォや台湾の豆花(トウファ)など、近年ブームになった世界各地の定番スイーツ。コンビニやスーパーで扱ったこともブームのきっかけになったといっても過言ではありません。そんな世界のスイーツを手軽に購入できるファミリーマートで、「トロペジェンヌ」(230円)という聞き慣れないスイーツを発見。南仏生まれのスイーツとのことですが、どんな味わいなのでしょうか?
「トロペジェンヌ」(ファミリーマート)
「トロペジェンヌ」とはブリオッシュにクリームをたっぷりはさんだ、南フランス生まれの定番スイーツ。カスタードクリームをサンドしたブリオッシュ生地にブルターニュ産発酵バターを使用しているため、パッケージから取り出すと甘い香りがふわりと漂い、食欲をそそられます。さっそく生地だけを食べてみたところ、ドーナッツに似た風味で口の中がいっぱいに。適度な油脂感もよく、生地表面を覆ったシュガーが食感にアクセントを加えてくれます。
ブリオッシュ生地だけでもなかなかのボリュームですが、「トロペジェンヌ」の魅力はそれだけにとどまりません。カスタードクリームが分厚くサンドされていて、ブリオッシュにたっぷりクリームをまとわせて食べるという、幸せなひと時を味わえるのです。
ブリオッシュとクリームを一緒に食べて注目したいのが、カスタードクリームの濃厚な味わい。生地と同じくブルターニュ産発酵バター入りで、クリームのコクとともに繊細でなめらかな口あたりにも驚かされます。ブリオッシュ生地との組み合わせで甘みが際立つ一方、ただ甘いだけではないのがポイント。クリームに含まれたバニラシードが放つ、バニラの優しい香りも魅力の一つです。
開封直後はその大きさに「食べきれるかな…」と感じつつ口にした「トロペジェンヌ」。いざ食べ進めていくとブリオッシュ生地がほどよく空気を含んでいるため、フワフワ食感を心地よく感じながらあっという間に完食できました。南仏定番の味わいを、あなたもおやつタイムに堪能してみては?
text&photo:西野文江
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。