春夏秋冬の絶景を見に行こう!全国のお花畑&庭園17選
四季のある日本だからこそ、日本にはいろいろな表情を見せる草花や庭園がたくさん存在します。そのなかには、長い歴史をもつものや、さまざまな想いが込められているものも。身近にある歴史的な価値のある庭園や公園には、まだまだ知らない魅力がいっぱい!そんな庭園や公園を訪れる「ガーデンツーリズム」に、この春チャレンジしてみませんか?
Summary
春夏秋冬、季節や自然の恵み豊かな日本には、
それぞれの地方や土地の特徴を映し出した庭園や公園などが多数存在しています。
「ガーデンツーリズム」とは、歴史的な価値のある庭園や公園などをめぐる観光旅行のこと。
季節ごとにさまざま表情を見せてくれる
全国各地にある魅力たっぷりの庭園を訪れてみませんか?
船岡城址公園
東北有数の桜の名所として知られる「船岡城址公園」は、明治維新まで柴田氏が居住した館跡。公園内には約1000本の桜があり、毎年春に行われる「桜まつり」には県内外から多くの観光客が訪れます。
船岡城址公園を訪れたなら、ぜひ乗ってほしいのが人気のスロープカー。城址公園山頂までの305mを片道3分40秒で結び、春には満開の桜に包まれ、まるで桜のトンネルをくぐっているかのような美しい景色が楽しめます。
蔵王酪農センター バラ園
「蔵王酪農センター」はチーズ工場をはじめ、牛・ヤギ・ヒツジなどを飼育する「蔵王ハートランド」などを有する大型ファーム。そのチーズ工房の施設内に、約400種類1800株ものバラが咲くローズガーデンがあります。
園内に入ると、赤・白・ピンク・黄色といった色とりどりのバラが出迎えてくれます。テーブルセットがあるので、売店でパンやソフトクリームを買って、ピクニックしながらバラを眺めるのも楽しみ方のひとつ。見頃は6月上旬~7月上旬です。
■蔵王酪農センター(ざおうらくのうせんたー)
住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字七日原251-4
電話: 0224-34-3311(蔵王酪農センター)
時間:9~17時
定休日:年末年始
料金:無料
やまもとひまわり祭り
県の南東部に位置する山元町では、毎年7月中旬~8月上旬にかけて「やまもとひまわり祭り」が開催されます(※2021年は中止)。
東日本大震災の後、津波被害のあった沿岸部一帯を農地として復旧させた際、土自体が作物を育てる力が低かったそう。そこで、肥料(緑肥)となるヒマワリを植えて土壌改良を試みたことが始まり。営農計画によって毎年ヒマワリが作付けされる畑は異なるものの、季節になると約200万本もの鮮やかな黄色のヒマワリが咲き乱れ、今では町の夏の風物詩となっています。
また、同町内には大津波の被害をそのまま伝える「震災遺構中浜小学校」もあるのであわせて訪れてみて。自然の脅威と美しさが対照的に広がる世界を目の当たりにすると、さまざまな想いが込み上げてきます。
■やまもとひまわり祭り(やまもとひまわりまつり)
住所:宮城県亘理郡山元町東部地区ほ場内
電話:0223-36-9837(山元町商工観光交流課)
時間:期間中散策自由
料金:無料
国営みちのく杜の湖畔公園
賑わいを見せる大花壇から、静かな趣の花木園やスイレンの池など、それぞれ趣の異なる6つのエリアで四季折々の花々が楽しめる「国営みちのく杜の湖畔公園」。
蔵王連峰を背景に、さまざまな季節の花が咲き誇り、美しい四季の風景を造り上げています。公園内はアクティブな施設もたくさんあるので、一日中いても飽きることなく過ごせますよ。
蔵王の樹氷
奥羽山脈の一部である蔵王連峰の特殊な気象条件と植生により、12月下旬頃から姿を現す「蔵王の樹氷」。「スノーモンスター」ともよばれる蔵王の樹氷は、針葉樹のアオモリトドマツが雪と氷に覆われてできる自然の造形美です。
着氷から着雪、そして焼結を繰り返し、造り上げられた雪と氷の芸術品は、ひとつとして同じものはなく、その大自然の神秘に感動すること間違いなし!ライトアップされた樹氷もぜひ見たい幻想的な風景です。「マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ」では、12月下旬から3月上旬まで、樹氷めぐりツアーを開催しています。
■マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ(まうんてんふぃーるどみやぎざおうすみかわ)
住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内ゲレンデハウス
電話:0224-87-2610
料金:大人5000円~
上野ファーム
「上野ファーム」は、四季折々に開花する宿根草を中心に、北国の気候風土で育つ草花で造り上げられたイングリッシュガーデン。「ノームの庭」や「ミラーボーラー」など、それぞれのテーマに沿った庭は、色合いや風景など、季節によってさまざまな表情を見せてくれます。
草花の苗やギフトを扱う人気のショップや敷地内に併設されたカフェもあるので、ぜひ立ち寄ってみて。
十勝千年の森
ガーデンデザイナーのダン・ピアソン氏により設計された「アースガーデン(大地の庭)」は、波打つ芝の丘と千年の丘、日高山脈が一体化し、壮大なスケールの造形美が造り出されています。豊かな自然の風景のなかに遊び心のある空間が加わった、この雄大なガーデンで、大自然との繋がりを肌で感じてみませんか。
セグウェイに乗って広大な草原や森を巡るセグウェイガイドツアーや、チーズ作り体験などのアクティビティへの参加もオススメです。
山下公園
関東大震災のがれきを埋め立てて造られた「山下公園」は、昭和5年(1930年)3月に開園の横浜で最も有名な公園の一つです。
横浜港の美しい景色や都会的な街並み、異国情緒あふれる雰囲気などを兼ね備え、みどころ多い観光スポットとなっています。また、バラでも有名な「山下公園」は、毎年春と秋の時期になると色とりどりのバラの花が見頃に。「未来のバラ園」と称されたバラ園に、約160種・1900株ものバラが咲き誇り、季節を彩ります。
お天気の良い日には園内のベンチに座り、咲き誇るバラを眺めながらくつろぎタイムを。気持ちの良い穏やかな時間を過ごせば、心も身体もリフレッシュできそう!
横浜イングリッシュガーデン
春から秋までバラが楽しめる「横浜イングリッシュガーデン」では、約2200品種2800株のバラを中心に、横浜の気候風土に合った草花や樹木が季節を彩ります。
園内は5つのエリアからなり、なかにはバラのコンクールで芳香賞を受賞した品種のバラや、世界的著名人や有名人にちなんだバラなど、珍しい品種も!5月が見頃となる約50m続くつるバラのローズトンネルは、この時期だけの特別な景色。バラの美しさと香りを存分に楽しみましょう。
神奈川県立恩賜箱根公園
箱根離宮跡地に広がる「神奈川県立恩賜箱根公園」は、「かながわの景勝50選」の一つにも選ばれる名勝地。公園からは芦ノ湖や周りを囲む箱根外輪山、富士山が一望でき、雄大な箱根の大パノラマが堪能できます。
園内には、春夏秋冬でその色合いを変える季節の花々が咲き、情緒ある風情を醸し出しています。春にはマメザクラ、5月に見頃を迎えるツツジ、緑が鮮やかに映える夏や紅葉の秋・・・どの季節も訪れたくなる、そんな景色がここにあります。
■神奈川県立恩賜箱根公園(かながわけんりつおんしはこねこうえん)
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根171
電話:0460-83-7484
時間:湖畔展望館は9~16時30分(日出前・日没後は非常に暗くなるため極力園内の利用は控えること)
定休日:湖畔展望館は12月29日~1月3日休館
料金:入園自由
三島市立公園楽寿園
約75474平方メートルの広さを誇る「楽寿園」は、三島駅のすぐ南に位置する公園。ここでは、約1万年前の富士山の噴火で流出した溶岩の上に実生した樹木や、数々の野鳥に出合えます。また、国の天然記念物及び名勝に指定されている庭園内には、明治23年(1890年)に小松宮彰仁親王の別邸として建てられた「楽寿館」が庭園と一体化するようにたたずんでいます。
館内には、静岡県指定の文化財となっている210面に及ぶ襖絵・杉板戸絵・天井画などが施されており、一見の価値あり!1日6回、見学ツアーが行われているのでぜひ参加してみてくださいね。
豪農の館 北方文化博物館
約8800坪の敷地をもつ「北方文化博物館」は、八代にわたる越後随一の豪農・伊藤家の遺構。約8年の歳月をかけて完成した館は、未だその豪壮な建築と格式高い美観が保たれています。
敷地の中央にある樹齢約150年、約80畳もの大藤棚は、今やこの館の代名詞ともいえる名所。開花を迎える5月初旬より、庭園は美しい紫に包まれ甘い香りが広がります。夜のライトアップにより、違う表情を見せる庭園もまた幻想的です。
椿寿荘
「椿寿荘」は、越後の豪農・田巻家が不況で仕事のない小作人を働いてもらうために約3年半を費やし、造営された離れ座敷。釘をいっさい使わず仕上げられた寺院様式の屋敷と随所に見受けられる銘木が目を引きます。
また、この椿寿荘から眺める枯山水の庭園は見ごたえあり!なかでも鮮やかに彩られる紅葉の季節は、圧倒される美しさです。
■椿寿荘(ちんじゅそう)
住所:新潟県南蒲原郡田上町大字田上丁2402-8
電話:0256-57-2040
時間:9~16時
定休日:水曜、年末年始(10~11月は無休)
料金:大人400円
はままつフラワーパーク
浜名湖畔の自然の地形を生かして作られた、浜名湖畔にある植物園「はままつフラワーパーク」。およそ30万平方メートルの敷地に約3000種類もの植物が植えられており、春夏秋冬、彩りのあるさまざまな表情を見せてくれます。
4~5月は約80mにわたるノダナガフジ、約70mのシロフジの藤棚が見頃。紫や白の美しい色合いのフジが咲き誇り、甘い香りに包まれる、この季節ならではの穏やかな時間を楽しみましょう。
浜松城公園・松韻亭
「松韻亭」は、浜松城公園の一角に開席された本格的な茶室。建屋は自然風を基調とした日本庭園の中に造られています。せせらぎや飛び石が配置された美しい庭には静かな時間が流れ、都会の喧騒を忘れて非日常感に浸りながらお茶を楽しむことができます。
気軽に普段着で茶事を体験できるので、お茶はすこし敷居が高くて…と気後れせずとも大丈夫!縁側に腰掛け、美しい庭園を眺めながら和の雰囲気に心をゆだねてみませんか。
宮崎ブーゲンビリア空港
「宮崎ブーゲンビリア空港」の名称で親しまれる宮崎空港。バスヤードまでの間にある「ウエルカム広場」には、宮崎を代表する観光地・青島の「鬼の洗濯板」や、亜熱帯植物のビロウ樹などが直栽され、到着直後から南国気分に包まれます。空港エントランスにはブーゲンビリアの花がたくさん咲き誇り、植物園のような雰囲気も漂います。
さらには、国内の空港では唯一となる21ヤード、パー3のパター専用ショートホールが設置され、年間を通じてゴルフが楽しめる宮崎ならではのユニークなおもてなしに心がほっこり。
■宮崎ブーゲンビリア空港(みやざきぶーげんびりあくうこう)
住所:宮崎県宮崎市赤江
電話:0985-51-5111
フローランテ宮崎
年間を通して世界各地の植物が観賞できる「フローランテ宮崎」では、一年中緑が美しい芝生広場や、洋風・和風などテーマ別に植栽されたガーデン見本などさまざまなタイプの庭園や広場があり、花と緑に囲まれてゆっくりと過ごすことができます。
毎年3月中旬~5月下旬まで開催される「春のフローラル祭」は、2部構成で展開。前半は約60品種約10万本のチューリップが、 後半はペチュニアやインパチェンス、キンギョソウなど約60品種約2万株の花々が咲き誇ります。また8月には、夜間イベント「みやざきグルメとランタンナイト」が行われます。約一万灯ものランタンに照らされた園内は幻想的!昼とは違った雰囲気が楽しめますよ。
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