【函館】函館空港にイカナイバネ!函館の幻グルメやレアな名品も
2022年春に函館空港に、「函館らしさ」が楽しめるレストランやみやげ店が新たにオープンしました。函館の名店の味や激レアグルメを楽しめたり、函館みやげがずらりと並んだショップを散策したりと、魅力たっぷり!旅の行き帰りに通過するだけではもったいない、新しくなった函館空港の見どころをお伝えします 。ちなみに、函館空港は、JR函館駅からバスで20~30分、湯の川温泉から15分と市街地からのアクセスも便利です。生まれ変わった函館空港にイカナイバネ(行かなくちゃ)!
Summary
飛行機を眺めながら函館「老舗の味」を味わう「1854 HAKODATE」
3月にリニューアルした空港施設のうち、まず紹介したいのは国内線ターミナルビル3階のレストラン「1854 HAKODATE」。
「1854 HAKODATE」の一番の魅力は、函館の老舗名店とコラボした空港限定メニューが味わえること! 1879年創業の老舗洋食店「五島軒」のカレーや1901年創業のすき焼き店「阿佐利本店」のすき焼きうどんは特に人気があります。
「旅行中、お店に行く時間がなかった」「本店はちょっぴり敷居が高かった」という人も、気軽に名店の味を楽しめます。
函館名物の「塩ラーメン」や海鮮丼など「函館といえばこれ!」といったメニューももちろんご用意。そのほか北海道産牛を使ったローストビーフやハンバーグ、北海道産チーズたっぷりのパスタやオムライス、北海道流鶏の唐揚げのザンギやジンギスカンなど北海道らしさあふれる幅広いメニューがそろい、北海道限定販売の生ビールであるサッポロクラシックや函館の地ビールなど、函館空港ならではのドリンクも楽しめます。
お腹が一杯でも「別腹」で楽しめちゃうのがスイーツ。フレッシュな北海道産牛乳の味わいをソフトクリームや生クリームなどで堪能できるオリジナルパフェは特におすすめです。
大きな窓ごしに滑走路を離発着する飛行機や津軽海峡を眺めながらの食事は開放感もたっぷり。女子会を開くのも楽しそうですね。コンセントが設置され打ち合わせなどにも使えるビジネスコーナーもあり、さまざまなシーンで活用できます。
■RESTAURANT&BAR 1854 HAKODATE(れすとらんあんどばー いちはちごーよんはこだて)
営業時間:11時~19時30分
定休日:無休
函館、北海道みやげの定番からレアな限定品もそろう「THE HAKODATE DEPART」
ターミナルビル2階にオープンしたのが総合みやげ店「THE HAKODATE DEPART」。レアな品から定番まで、このお店の品揃えの充実ぶりはとにかくハンパじゃありません。
ショップの中には訪れた人の目を引く品が所狭しと並びますが、ここでは特におすすめの3つをご紹介します。
函館の新酒蔵「五稜乃蔵(ごりょうのくら)」が地元の酒米で作った日本酒、空港限定の焼き印が入った老舗和菓子店「千秋庵総本家」のどら焼き、函館弁で書かれたおみくじをかわいいクマがくわえたマスコット。どれも思わず欲しくなってしまう逸品です。
ほかにも、五勝手屋本舗の羊かんやトラピストクッキー、カールレイモンのソーセージ、いかめしに塩辛といった函館みやげの定番のほか、白い恋人やマルセイバターサンドなど王道の北海道みやげももちろんあります。
ここでしか買えないオリジナル商品も多数並ぶ「函と館」コーナーは見ているだけでも楽しく、大切な人や自分へのおみやげにあれもこれもと欲しくなってしまうのは必至。
「おみやげ探しのために空港を訪れる」という選択肢も大いにアリです。
■THE HAKODATE DEPART(ざはこだてでぱーと)
営業時間:8時~19時30分
定休日:無休
搭乗直前でもじゃがバターや地ビールを。幻のコロッケにも出合える「FLIGHT FRY」
こちらは飛行機利用者だけのお楽しみとなりますが…。
搭乗者待合室内には、函館を中心とする道南の味をカジュアルな雰囲気で味わえるCafé&Diner「FLIGHT FRY」がオープンしています。
「FLIGHT FRY」の看板メニューは「FLIGHT POTATO」。道南のせたな町産中心の道産ジャガイモに低温でバターをじっくりしみ込ませ、カラリと揚げたオリジナルのじゃがバターです。外側はカリッと中はホクホク、さらにバターがジュワッとあふれ出す食感はまさに新感覚。
インカのめざめやシャドークイーンなど品種ごとに色や味、食感の違いが楽しめる上、あんバターやホッキ貝サラダなどユニークなトッピングも。北海道の流儀「じゃがバターには塩辛トッピング」はぜひ試していただきたい組み合わせです。
そして注目すべきは、函館市民もなかなか手に入れることのできない「あの品」です。それは、1854 HAKODATEでも紹介した老舗すき焼き店「阿佐利本店」で開店と同時に連日完売し、「幻」と呼ばれている「コロッケ」。まさか空港で味わえるだなんて‥。牛肉の旨みとジャガイモの甘みがとにかく深く、一度食べたら忘れられないおいしさです。
ほかにもいかめしやザンギ、スープカレーなどのご当地メニュー、ハスカップソーダやリボンナポリンなどのご当地ドリンクが楽しめる「FLIGHT FRY」。出発ギリギリまで道南の旅を楽しめるのは嬉しい限りですね。
■Café&Diner FLIGHT FRY(かふぇあんどだいなー ふらいとふらい)
営業時間:7時45分~19時40分(ラストオーダーは最終便出発時刻の30分前)
定休日:無休
知る、見る、遊ぶも充実。地域の魅力があふれ出す函館空港を旅の一コマに
充実しているのはお店だけでありません。この春リニューアルオープンした案内所「LOCAL INFORMATION がっつり道南」には、地元の人でもあまり知らないディープな情報がギッシリ。函館、道南をより深く楽しむためのヒントが詰まっています。
飛行機の離発着が見られる展望デッキや木のぬくもりを感じながら子どもを遊ばせられるキッズコーナー「HakoDate Hiroba」もあり、ファミリーでも楽しい時間が過ごせそう。
ちなみに飛行機の離発着を知らせる案内板がパタパタと回転する「パネル式」(正しくは反転フラップ式案内表示機)は函館空港や宮崎空港など国内ではもうわずか。ここで記念撮影をする観光客も多いんですよ。
函館、そして道南の魅力がいっぱいに詰まった函館空港。飛行機旅の方はもちろん、それ以外の方にもぜひ立ち寄ってほしいスポットです。札幌-函館間は飛行機を利用するとわずか40分なので、北海道旅行の日程を一日増やし札幌から足を延ばしてみる…というのもおすすめです!
■函館空港ターミナルビル
住所:北海道函館市高松町511
TEL:0138-57-8881(総合案内)
営業時間:8時~19時30分頃
定休日:無休
Text:石渡裕美
Photo:北海道エアポート 函館空港事業所、石渡裕美
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