食・グルメ
2022.06.15
伊勢丹新宿店「LA NOSTALGIE（ラ ノスタルジー）」の人気パティシエが作る本気の焼き菓子を手みやげに！
名だたるグランメゾンでシェフ・パティシエを務めてきた江藤英樹さんの新ブランド「LA NOSTALGIE」。名店ばかりがひしめく伊勢丹新宿店の地下に並ぶのは、どこか懐かしさを感じる素朴な焼き菓子です。国内最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2021」でも連日完売したという、その味わいの秘密に迫ります！
Summary
江藤英樹さんの新ブランドは郷愁を意味する「LA NOSTALGIE」
新宿三丁目駅と直結している「伊勢丹新宿店」。昭和8年（1933）にアールデコスタイルのモダンなデパートとして誕生して以来、1世紀近くも幅広い世代から愛され続け、現在も国内トップの集客力と売上を誇っています。地下1階にあるカフェ エ シュクレ（洋菓子）売場は、国内外を問わず著名な店ばかり。2022年3月、そこに仲間入りしたのが「LA NOSTALGIE」です。
伝統的な焼き菓子が並ぶこちらのお店を手がけているのは、「ドミニク・ブシェ トーキョー」や「ティエリー・マルクス」など、名だたるグランメゾンでシェフ・パティシエを務めてきた江藤英樹さん。2020年からは虎ノ門の人気モダンフレンチ「unis（ユニ）」のシェフ・パティシエとして活躍しながら、自身のスイーツブランド「PAYSAGE（ペイサージュ）」を発足。「伊勢丹新宿店」で開催された国内最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2021」でも、用意していたサブレシリーズが即日完売するほど大きな注目を集めています。
人気の理由は「LA NOSTALGIE＝郷愁」という名前のとおり、万人が懐かしさを感じるお菓子の数々。「焼き菓子はあまりひねらずシンプルがいい」といった想いから、看板商品になっている「サブレ メープル バターミルク（44枚入り）」3564円などを中心に、どの世代にも親しまれる王道の味わいを目指しているそうです。
もちろん、配合や製法は磨き抜かれたもので、サクサク、ホロホロとした素朴ながらも豊かな食感。品のあるバターミルクの香り、メープルシュガーのやさしい甘さなどもバランスがよく、計算し尽くされた仕上がりになっています。
王道だからこそ味や食感を緻密に仕上げた「サブレ」
ちょっとした手みやげや、自分へのご褒美に最適なのがサブレの新作「フールセックシリーズ」各 918円。全6種類のサブレそれぞれが、パステルカラーのかわいらしいパッケージに入っています。今回は、そのなかから3種類を選べるギフトボックス「ギフト小」3078円を購入することにしました。
箱詰めしてもらったのは、左から「サブレ ブルトン（6枚入り）」「サブレ チョコチップ（7枚入り）」「サブレ アールグレイ（8枚入り）」。水彩画のようにグラデーションのついたギフトボックスも非常に魅力的でした。ギフトとしてはもちろん、自分で楽しむ場合にも箱を開けただけでテンションが上がるデザインです！
アーモンドパウダー入りのサクサク食感が楽しめる「サブレ チョコチップ」、フルール・ド・セル（海塩）がナチュラルなバターの甘さを引き立てる「サブレ ブルトン」、上品な紅茶の香りがたまらない「サブレ アールグレイ」。どれもシンプルながら食べだしたら手が止まらなくなるほど、不思議と惹きつけられる味わい。子どものころに親戚から贈られた焼き菓子を食べた感動が蘇るようで……すべてパティシエである江藤さんの狙いどおりなのでしょう。
「ヴァニーユ フランボワーズ」など甘美でエレガントな生菓子も魅力
素朴な焼き菓子とは打って変わって、江藤さんが手がけた生菓子はエレガントな印象。
例えば「ヴァニーユ フランボワーズ」918円は、ひんやりぷるぷる口どけのよいバニラムースの中に三層の味わいが隠れています。甘酸っぱくてぷちぷちとしたフランボワーズのジュレ、カカオの果肉部分を使用したフルーティなムース、深いコクを感じるピスタチオ風味のビスキュイ。さまざまな味わいで構成されていながら統一感もあり、これひとつで不思議な果実を食べているかのようです。
「ショコラ パッション オランジュ」918円の上半分はさわやかなオレンジ＆パッションフルーツのムース。下半分は、エクアドル産カカオ「カミーノベルデ」の濃厚なクーベルチュールでフルーティかつフローラル、酸味もあって、果実感たっぷりのムースと見事に調和します。アプリコットやオレンジピールがトッピングされているのもゴージャスですよね！
こちらは季節限定かつ不定期販売という「あまりんのタルト」972円。埼玉県の和銅農園で大切に育てられた新品種のイチゴ・あまりんの力強い甘みを生かすため、マスカルポーネ入りのシャンティ、クリームディプロマットなどを組み合わせたタルトです。
ノスタルジーな焼き菓子か、エレガントな生菓子か、迷ったときには両方楽しむのがおすすめ。懐かしさがこみ上げてくる王道も、斬新かつ洗練されたリッチな味わいも、それぞれ違った感動をもたらしてくれるはずですよ！
※販売スケジュールや季節のケーキの詳細は公式SNSでご確認ください。
text&photo：柴山たき（effect）
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