人気中国料理店「O2」監修。アジアンな大人向け「杏仁アイスバー」がローソンより発売!
2022年4月12日、ローソンのUchi caféシリーズよりリリースされた「ジンジャーが香る杏仁アイスバー」(198円)。杏仁豆腐は中国料理のデザートとしておなじみですが、アイスクリームになったらどんな感じ? “ジンジャーが香る”というフレーズも気になります。夏の陽気に誘われて、さっそく味わってみました。
中国料理店「O2」 大津シェフ監修 「ジンジャーが香る杏仁アイスバー」(ローソン)
人気メーカーやパティシエとのコラボが進むコンビニスイーツ。今回は、中国料理のシェフが監修したアイスということで興味津々。新鮮な印象です。
「O2」は世界的レストランガイドにも掲載された東京・清澄白河のモダン・チャイニーズレストラン。オーナーシェフ、大津光太郎さんによる素材を生かしたコース料理とソムリエが厳選する自然派ワインが楽しめる店として注目されています。その「O2」で人気の杏仁豆腐の味わいをアイスバーで再現したのが「ジンジャーが香る杏仁アイスバー」。
黒をベースにしたシックなデザインのパッケージから、大人向けのアイスだということが感じ取れます。
ところで“杏仁”って? 普段、杏仁豆腐でしか食べる機会がないですよね。杏仁ってよく知らないかもと思い、リサーチしてみました。
杏仁(あんにん)は、漢方の世界では(きょうにん)と呼ばれていて、アンズの実の中にある種のさらに中心にある白い実の部分の殻を取り除いてすりつぶしたもの。それに牛乳や甘みを加えて寒天やゼラチンで固めたのが杏仁豆腐。中国では薬膳料理の一種として広まったのだそうです。
イタリアのリキュール、アマレットにも杏仁が使われています。甘さのなかにほろ苦さが感じられる味わいで、イタリアでは「愛のリキュール」ともいわれ、ミルクと合わせた「アマレットミルク」や、ジンジャエールと合わせた「アマレットジンジャー」などのカクテルが人気です。
そんな杏仁が主役のアイスバーは、丸みのある形で、全体にベージュ色。表面はホワイトチョコレートでコーティングされていて、よく見ると、小さな茶色の粒つぶが。これはショウガの粉末。杏仁×ジンジャーは、洋の東西を問わず、おいしい組み合わせなのですね。
ひと口かじってみると、パリパリと軽快な食感のホワイトチョコレートの下から、ミルキーな杏仁アイスクリームが出てきます。チョコレートとアイスクリームでは、口のなかで溶ける温度が異なるからか、杏仁特有の甘やかな香りが先にたち、その後からほんの少しピリッとしたジンジャーの風味が追いかけてきます。ジンジャーが、杏仁アイスクリームのなめらかでやさしい甘みを引き立てています。
さらに、「O2」の杏仁豆腐の味に近づけるため、隠し味に黒糖が使用されています。甘ったるさやくどさがなく、深〜い味わいが楽しめます。
複雑な味わいと香りの余韻が楽しめる「ジンジャーが香る杏仁アイスバー」は、大人女子にぴったり。特にエスニック料理が大好き!という人には、ぜひ味わってほしいアイスです。
Text:YUKO
Photo:EIJI
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