【静岡・日本平】「全景の茶の間」で富士山をひとりじめ!貸切ティーテラスで絶景と日本茶に癒されよう
2019年5月にスタートした「茶の間」は、静岡県内7か所で展開している、茶畑の中のティーテラス。そのうちの1つ、静岡市の日本平にある「全景の茶の間」で、茶畑と富士山を眺める絶景を独占しながら、静岡名産の日本茶を味わってきました。
目的地は日本平山頂。歩いて5分で「全景の茶の間」へ
静岡県静岡市にある日本平は、富士山に駿河湾、伊豆半島までも望むビュースポットとして知られています。「全景の茶の間」は日本平の茶畑にあり、完全予約制・90分間貸切で楽しめるプライベートのティーテラス。アクセスの良さと、静岡らしい景色を堪能できることで人気です。
「全景の茶の間」へ向かうには、まず日本平山頂にある日本平ホテルへ。1階にあるテラスラウンジで受付を行い、「茶の間」への道のりの説明を受けたあと、茶葉や急須などのセットが入ったバッグを受け取ります。
お茶を楽しむためのセットのほかに、アウトドア用のミニテーブルやデッキに敷くためのクッション、肌寒い日にはブランケット貸し出してくれます。手ぶらの参加でも、心配無用です。
荷物を持ったらホテルの中庭へ出て、ちょっとしたお散歩気分で茶の間へと移動します。青々とした芝生、遠くには富士山を眺めながらの5分間はあっという間!気持ちのよい空気を吸いながら、目の前の自然を楽しみましょう。
案内にしたがって進んでいくと、見えてくる一面のお茶畑。目に鮮やかなグリーンの洗礼を受けつつ、本日の舞台となるウッドデッキに到着します。
目の前に広がる風景にうっとりしつつ、手早くテーブルをセットしたら、贅沢なティータイムのはじまりです。
茶畑の中で、日本茶のおいしさに出会う
お茶セットの中に入っていたのは、ほうじ茶と煎茶の2種類。まずは、ほうじ茶を急須でいただきます。
美味しいお茶の淹れ方を書いた紙が入っているので、それを参考に淹れていきます。
たっぷりのお湯が入ったポットから熱湯を注いで、1分ほど待ちます。ポットが透明なので、茶葉が少しずつ開いていく様子をのんびり見つつ、頃合いを見て湯呑みへ。
香ばしさが鼻に抜けたかと思うと、柔らかく優しい味わいが口いっぱいに広がります。
「茶の間」で味わえるお茶は、その土地で採れた茶葉を使用しているため、7か所の茶の間で異なる風味のお茶が楽しめるそう。
お茶セットの中に入っていたのは、日本平ホテル特製のお茶クッキー。富士山を模した硬めのクッキーは、割ってビックリ!中まで鮮明なグリーンでした。
お茶菓子をかじりつつ、煎茶も淹れてみましょう。茶こしが一体型となったボトルに茶葉とお湯を入れると……
ボトルの中で茶葉が舞う様子が新鮮で、目が離せません。
それでは早速、ひと口。湯呑みを持ち上げるだけでガツンと立つお茶の香り。馴染みある、ホッとする味わいが印象的でした。急須じゃなくても美味しく淹れられるんだ!と驚きです。
富士山にお茶畑、静岡ならではの絶景を貸切で
煎茶と葉ほうじ茶のセットにはクッキーがセットになっていますが、「茶の間」にはお酒以外であれば飲食物の持ち込みが自由。サンドイッチや地元の銘菓などを持参することで、ランチやティータイムがさらに充実しそうです。
同封されたガイドマップでは、各地の「茶の間」が紹介されていました。西は牧之原市、東は富士市の県内7か所にあるそれぞれの「茶の間」は、異なる魅力でいっぱい!ここもあそこも、行ってみたい。利用者のリピート率が高いことにも頷けます。
目の前に広がる「富士山と茶畑」という静岡らしい景色を見ながら、2回目のお茶を楽しんだり、おしゃべりに花が咲いたり。気づけば90分はあっという間でした。
ちなみに、お茶は季節によって異なる温度で提供されます。肌寒い日は温かいものを、初夏ごろからは冷茶に切り替えられるそう。
誰かと特別な時間を過ごしたい方、一人の空間を味わいたい方、それぞれのシーンで癒しの時を与えてくれる「全景の茶の間」。お茶の美味しさに改めて出会い、リラックスした時が流れるのを楽しみましょう。
皆さんも次の行き先に「茶の間」を目指してみてはいかがでしょうか?
■全景の茶の間(ぜんけいのちゃのま)
住所:静岡市清水区馬走1500-2(日本平ホテル)
TEL:080-7016-1201(AOBEAT)
営業時間:10〜18時(11~2月は〜16時30分)の間で90分、要事前予約 ※予約はネット(https://changetea.jp/)または電話にて受付
定休日:無休(雨天時は休、前日に中止の判断あり)
料金:小学生以上1人3000円
Text:横畠花歩
Photo:森島吉直(しずおかオンライン)
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