おでかけ
2022.06.12
【徳島市からひと足のばして♪】趣あるうだつの町並み・脇町レトロさんぽ
徳島市街地から約45kmの場所にある脇町は、江戸時代から藍の集散地として栄え、当時の面影が残る“うだつ”を掲げた藍屋敷が現存しています。まるでタイムトリップしたような、古きよき建物が残る町並みをおみやげやグルメのチェックもしながら散策してみましょう。
Summary
まずは脇町の観光の拠点『道の駅 藍ランドうだつ』からスタート！
藍蔵を模した白塗りの建物が目印の「道の駅 藍ランドうだつ」に車を停めて、美馬市の観光情報をチェックしてみましょう。
1階の売店には藍染め製品など特産品が並び、2階には無料の休憩所としても利用可能なガラス張りのレストランがあります。船着き場を再現した公園も隣接しています。
道の駅の名前にもある脇町の建物に残る“うだつ”とは、隣家との境目に防火壁として二階部分に設けられたもの。次第に富や地位の象徴として各家が競うようにうだつを上げていきました。現在は約40余りのうだつが残っています。町並みを散策しながら探してみてくださいね。
■道の駅 藍ランドうだつ(みちのえき あいらんどうだつ)
住所：徳島県美馬市脇町脇町55
TEL：0883-53-2333(藍蔵)
営業時間：9時～17時30分
定休日：無休
駐車場：40台
ノスタルジックな芝居小屋『脇町劇場／オデオン座』で大正ロマンを感じて
大谷川沿いに立つ、古くから市民に愛される芝居小屋。建物の老朽化により1995年に閉館し、取り壊しが予定されていましたが、山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」のロケ地として注目を集めるように。これをきっかけに昭和初期の開館時の姿に修復され、内部が公開されるようになりました。
現在も、芝居公演や映画上映をはじめ、市民の芸能文化の発表の場となっています。市の指定有形文化財に指定されており、西洋モダンな外観や本格的な回り舞台、奈落など一見の価値があります。
■脇町劇場／オデオン座(わきまちげきじょう／おでおんざ)
住所：徳島県美馬市脇町猪尻西分140-1
TEL：0883-52-3807
料金：入館200円
営業時間：9～17時
定休日：火曜(祝日の場合は開館)、イベント開催時は見学不可
駐車場：10台
スタイリッシュな複合施設『みんなの複合文化市庭 うだつ上がる』
築150年の古民家をリノベーションした脇町の新スポット。軒先には銀箔のロゴマークが入った大きな藍染めの暖簾が吊り下げられ、中に入ると建築事務所や雑貨店、書店、カフェ、古着屋などさまざまな店舗が入っています。
施設内の一つ「WEEKEND TAKAHASHI STORE」は、雑貨や家具などが揃う“暮らしにそっとデザインをそえる”がコンセプトのライフスタイルショップです。そのほかの店舗も落ち着きのある空間が魅力です。
■みんなの複合文化市庭 うだつ上がる(みんなのふくごうぶんかいちば うだつあがる)
住所：徳島県美馬市脇町脇町156
TEL：050-3433-8218
営業時間：11～17時
定休日：火・水曜
駐車場：なし
脇町最大の豪商宅『藍商佐直・吉田家住宅』で歴史を学ぶ
寛政4年(1792)創業、町内最大の約600坪の敷地を誇る藍商人屋敷で、母屋、質蔵、藍蔵など5棟が中庭を囲むように建てられています。みせの間や帳場など、当時の様子を忠実に再現した内部が一般公開されており、2階の窓からは、吉野川の雄大な景色を眺めることもできます。
■藍商佐直・吉田家住宅(あいしょうさなお・よしだけじゅうたく)
住所：徳島県美馬市脇町脇町53
TEL：0883-53-0960
料金：入館510円
営業時間：9～17時
定休日：無休
駐車場：道の駅 藍ランドうだつ駐車場利用40台
自然食が味わえる『うだつemon茶房』でブレイクタイム
■うだつemon茶房(うだつえもんさぼう)
住所：美馬市脇町脇町45-1
TEL：080-2976-5532
営業時間：11～22時
定休日：水・木曜
駐車場：道の駅 藍ランドうだつ駐車場利用40台
最後は風情あふれる『脇町潜水橋』をゆっくりと眺めよう
吉野川に架かる潜水橋の一つで、水上約1～2mにかけられた石の橋。増水時には橋が水中にもぐり、水が引くとまた現れる仕組みになっています。どこかなつかしい趣ある片側交互通行の橋を、車で渡ってみるのもおすすめです。
■脇町潜水橋(わきまちせんすいきょう)
住所：美馬市脇町～穴吹町舞中島
TEL：0883-53-8599(美馬観光ビューロー)
営業時間：周辺自由
定休日：周辺自由
駐車場：道の駅 藍ランドうだつ駐車場利用40台
また、夕暮れ時になると、うだつの町並みの低い位置に設けられた行燈風の街灯が灯され、町がやさしい光に包まれます。昼間とはまた異なる美しい風景を楽しんでみてください。
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●この記事は『るるぶ徳島 鳴門 祖谷渓』に掲載した記事をもとに作成しています。
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