食・グルメ
2022.06.22
【韓国現地レポ】卵焼きキンパッが絶品！ ソウルオフィス街で大人気のキンパッ専門店
韓国で定番の海苔巻き「キンパッ」。数あるキンパッのなかでもほかの店とはなにかが違うと、ソウルのオフィス街で人気になった店があります。その店「スッスッキンパッ」があるのは、ソウル中心の孔徳（ゴンドッ）。周りにはたくさんの会社があるオフィス街で、ランチタイムになると大勢のサラリーマンでにぎわっています。店で一番の人気は、ふわふわの卵焼きに包まれた卵焼きキンパッ。口に入れた瞬間、香ばしい卵焼きの美味しさとキンパッの味が幸せにマッチする絶品です。今回はそんな卵焼きキンパッが食べられる、スッスッキンパッを紹介します。
Summary
スッスッキンパッはここだけのお店！
キンパッの人気店のほとんどはチェーン店化され、あちこちで同じ味が食べられるところが多いのですが、今回ご紹介するスッスッキンパッは、ほかにはお店がなく、ソウルの孔徳エリアのここだけでしか食べられません。オフィスビルの１階にあり、周辺のサラリーマンだけでなく、わざわざこちらのキンパッを買いにソウル近郊からやってくるお客さんもいるのだとか！
イートイン&デリバリーもOK
お店は4人掛けのテーブルが5つあり、それほど広い店内ではないですが、清潔感があり、厨房を見渡せる造りになっています。ランチタイムはたくさんのお客さんがお店に食事をしにきますが、その他の時間帯はデリバリーでの注文がほとんどなんだとか。
脱サラしてキンパッ屋さんをオープン！ 店名は奥様のお名前が由来
お店を切り盛りしているのは仲の良いご夫婦。見ていると本当に仲良しで、キンパッを食べながら幸せな気持ちにさせてもらいました。社長である旦那さんにインタビューをしてみると、2020年2月にお店をオープンして、それ以前はスーツを着たサラリーマンをしていたそう。会社員時代のランチはキンパッが多く、いろいろなお店で食べたものの、味が濃かったり飽きたりというお店が多く、だったら自分で作ってみよう！と脱サラをしてお店を始めたそうです。その際に、大好きな奥さんの名前の１文字の”スッ”という文字を使って、スッスッキンパッという店名にされたというエピソードを聞けました。
中に入る具の料理を食べているかのようなキンパッを作りたいという思い
サラリーマン時代に食べたキンパッ、そしてお店の準備期間中に韓国内のさまざまなキンパッを食べ歩いて研究して思ったのが、”中に入る具の料理を食べているように感じられるキンパッを作ろう”ということだったそう。それがあって、卵焼きキンパッを食べると卵焼きそのものを食べているような味が楽しめ、トンカツキンパッを食べるとしっかりトンカツのジューシーさが味わえるキンパッとなっています。「出来立てを食べてほしいので忙しいときも作り置きはしないのも、美味しさの秘訣です」とは社長さん。
一番人気のケランマリキンパッ（卵焼きキンパッ）は5000ウォン。薄焼きではない、ふわふわの卵焼きが特徴で、まだ出来立ての温かさがより美味しく感じさせてくれます。ついもう一個！と食べ続けたくなる、飽きのこないキンパッです。
「日本人のお客様も時々来るんですが、こちらのチャプチェキンパッが人気です！」ということで、キンパッの中にたっぷりのチャプチェが入っているチャプチェキンパッ。甘じょっぱいチャプチェとキンパッの組み合わせが最高で、他店ではおそらく味わえないキンパッ。こちらは1本4300ウォン。
こちらは豚肉がドドーンと巻かれているトンサムギョプサルキンパッ。お肉も分厚くて食べ応えあり。中には、唐辛子、キムチなども入って、実際にサムギョプサルの焼肉のように楽しめます。１本5300ウォン。
キンパッと一緒に注文するお客さんが多いというチャンチグクス（5500ウォン）は、濃いミョルチ（イワシ）のダシがまろやかで、キンパッのお供にピッタリ。
ロケーションが観光中心地ではないのでわざわざ足を延ばすことにはなりますが、ぜひ一度は食べてみてと自信をもって紹介できるお店なので、とくに海苔巻き好きの方は足を運んでみてください！ 仲良しのご夫婦が笑顔で迎えてくれますよ。
■スッスッキンパッ
住所：韓国ソウル市麻浦区麻浦大路173
TEL：0507-1375-1788
営業時間：10:00～20:00（日曜 10:00～19:00）
休日：毎週土曜日、秋夕、旧正月の連休
Text: Left to Right
Photo: Left to Right
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