鎌倉・小町通りの甘味処「くるみ」のもちもち白玉と抹茶の贅沢和風パフェ♪
小町通りで半世紀以上愛されている「くるみ」では、自家製の寒天や白玉をはじめ、ひとつひとつの素材にこだわり丁寧に作り上げる絶品の甘味が楽しめます。そのどれもがじんわりと染み渡るやさしいおいしさ。創業時の趣きが残るレトロな空間で、モダンな和スイーツを堪能しませんか!
Summary
創業時の面影残る店内で、タイムトリップ気分に
JR鎌倉駅東口から歩くこと約5分。小町通りをなかほどまで進むと、木版画調で描かれた「くるみ」の看板が見えてきます。
昭和43年(1968)、まだ界隈に人通りが少なく、のんびりとした空気が流れていた時代に純喫茶としてオープンし、この町の変化とともに現在のスタイルである“甘味処”へと変わったそうです。
店名の由来は、初代オーナーが住んでいた鎌倉の旧地名「稲荷小路・胡桃が谷」から。クルミのように小さくても堅実なお店に、という思いを込めて名付けられたのだそう。こぢんまりとした店内には古きよき昭和を感じさせる、懐かしい空気が漂っています。
店の片隅には、懐かしの黒電話も(なんと現役!)。ノスタルジックな気分に包まれながら、自慢の甘味をいただきましょう♪
名物がギュッ!濃厚で上品な甘さの和パフェ
まずおすすめしたいのが、見た目もかわいらしいこちらの「宇治抹茶パフェ」。新潟から取り寄せた白玉粉を使い、練り方やゆで方にもこだわっているというもちもちの白玉や、創業当初から変わらぬ製法の自家製寒天など、自慢の品々がコロンとしたグラスにギュッ!と詰まっています。
パフェの頂上に添えられているのは小さくカットした濃厚宇治抹茶テリーヌ。濃縮された抹茶の香りがいっぱいに広がり、白玉やアイスとの相性もばっちりです。
横からの眺めも実に見事!丁寧に積み重ねられた芸術的なグラデーションにも感動です。
生クリームと抹茶のクリーミーな味わいと、下層に入っている玄米パフの香ばしさが絶妙で、満足感がありながらもさっぱりと食べきることができます。
4種類のスイーツが並んだ贅沢な抹茶プレート
いろいろな和スイーツを楽しみたい人にぴったりなのが、こちらの「抹茶スイーツプレート」。「宇治抹茶のフォンダンショコラ」に「宇治抹茶のテリーヌ」、こだわりのつぶ餡(あん)を使った「小倉白玉」、キャラメルを利かせた「くるみのフロランタン」と、テイストの違う4種類の甘味を一度に味わうことができます。
濃厚な抹茶とホワイトチョコレートのコクが凝縮したフォンダンショコラ。表面はひんやりしていますが割ってみると…中から温かい抹茶ソースがトロ~リ!
こちらは先ほどご紹介した「宇治抹茶パフェ」に登場した「抹茶のテリーヌ」です。パフェとも好相性でしたが、単体で食べても存在感抜群!
地元・鎌倉の老舗日本茶専門店の高級抹茶「宇治の月」と北海道産の生クリームを使い、つなぎの粉類なしで仕上げたひと品。なめらかな口当たりのなかに、ふくよかで芳醇な茶の香りが広がりますよ!
クルミとあんみつの絶妙なハーモニー!「特製・鎌倉くるみあんみつ」
最後にご紹介するのは「特製・鎌倉くるみあんみつ」です。こちらもお店を代表する甘味として、はずせないひと品。あんみつの具材としては珍しい“リンゴ”が、味のアクセントになっています。濃厚な黒蜜をたっぷりかけて召し上がれ。
ふわふわ&なめらかな自家製のクルミムースも美味!炒ったクルミの塩味と香ばしさが、あんみつの素朴でやさしい味にベストマッチ!ほかでは味わえない「くるみ」ならではの絶品ハーモニーです。
今回ご紹介した以外にも、宇治抹茶と練乳をかけていただく夏季限定の「特製宇治抹茶かき氷」1000円や、小腹がすいたときにうれしい「ホットサンド~鎌倉ハムとチーズ~」750円など、軽食メニューも充実している「くるみ」。鎌倉さんぽの合間に訪れて、心躍る甘味にぜひ癒やされてみてはいかがでしょうか。
■くるみ(くるみ)
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-38
TEL:0467-23-1818
営業時間:11時~17時30分LO
定休日:無休 ※悪天候の場合は休業
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
Assistant:茨木幸子
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