【岡山・児島】話題の絶景カフェ「belk」へ。瀬戸内のオーシャンビューと絶品チーズテリーヌを求めて
岡山のカフェ好きの間で知らない人はいないという「belk(ベルク)」。 児島の王子が岳(おうじがたけ)山頂付近にあり、瀬戸内海を一望できるパノラマ絶景が魅力です。地元の人が県外の友人を連れて行きたくなるような、すてきなカフェ。イチオシメニューやおすすめのポイント、アクセスなどを詳しくご案内します。
Summary
瀬戸内海の大パノラマが楽しめる絶景カフェ
2017年のオープン以来、多くの人が訪れ、週末は並ぶこともあるという人気カフェ「belk」。玉野市と倉敷市の間にそびえる標高235mの王子が岳山頂付近に立つ、王子が岳パークセンター内にあります。
店内に足を踏み入れると、空と海がパノラマ状に広がっています。弧を描く窓際に、カウンターやテーブル席が配され、どこに座っても絶景が望めます。
瀬戸内海の島々や瀬戸大橋、晴れた日は四国連山まで一望できます。隣の丘がパラグライダーの発着所なので、タイミングが合えば、空にフワフワと浮かぶパラグライダーが眺められることも。
かつてはレストランで、「belk」ができるまでは廃墟だったというこの場所を、オーナーが一目惚れ。誰もが気軽に憩えるカフェとして復活させました。
イチオシはチーズテリーヌ!トーストにもこだわりあり
メニューはケーキ2種、トースト2種、ドリンク7種と多くはありませんが、岡山産をメインに吟味された食材が使われ、どれも洗練されたおいしさです。
まず食べてほしいのが、姉妹店belk bakes( ベルクベイクス)で手作りされている名物の「チーズテリーヌ」。 デンマーク産の濃厚なクリームチーズに、さわやかなレモンの風味を利かせた、しっとりした口当たりの上品なスイーツです。
コーヒーは岡山市の「武蔵野珈琲」の豆を使い、一杯ずつ丁寧にドリップ。酸味は少なく、コクと苦味のバランスがとれたまろやかな一杯がいただけます。
児島産の濃厚なハチミツにオーガニックレモンを漬けた「自家製レモネード」もおすすめです。レモンのさわやかさが存分に感じられ、甘さや苦味は控えめ。ドリンクはほかに紅茶専門店「Uf-fu(ウーフ)」の茶葉を使った「ハーブティー」550円や、岡山県備前市で自然酵母を使い醸造される「koti(コチ)ビール」1600円なども。
小腹がすいているときは、鳥取の「コウボパン 小さじいち」のパンを使った「はちみつバタートースト」を。石臼挽きの大山産小麦を使用し、穀物の素朴な風味がしっかり感じられます。児島産の濃いハチミツとも相性抜群!
センスを感じるシンプルでオシャレな空間
中央の大きなテーブルには、シンボルツリーの馬酔木(あせび)が鎮座し、外の自然と、室内をつなぐ役割を果たしています。
天気や時刻で変わる、一期一会の景色を楽しんで
「belk」から眺める海や空は、晴れた日でも日によって全然違うブルーを見せてくれます。曇りや雨の日もそれなりに楽しめ、特に雨の日は空も海も真っ白になり、まるで雲の上に浮かんでいるように見えることも。
夕暮れを狙うのもあり!平日18時(週末は18時30分)までの営業ですが、季節によりすばらしい夕焼けに出合える日も。時刻や天気によって変わる、一期一会の景色をのんびり楽しんでみてください。
さらにとっておきの時間を過ごすならイベントを要チェック!不定期で王子が岳を舞台に、食事会や音楽会などのイベントが開催されています。興味がある方は、ぜひ公式のSNSをチェックし、詳細はお店へ問合せてみてください。
「belk」へのアクセスは車がおすすめ
アクセスは、「belk」が入る「王子が岳パークセンター」を目指します。電車の場合は、バスの便数が少ないうえに、ハイキング道を約1時間ほど歩く必要があるので、車がおすすめです。
【車の場合】
瀬戸中央道児島ICから約11km→王子が岳第1駐車場→徒歩約3分
【電車の場合】
●JR児島駅→下電バス82・83王子ヶ岳線で約30分→王子ヶ岳登山口下車→徒歩約1時間 ※バスは1~2時間に1本。
●JR宇野駅→両備バス渋川・王子ヶ岳方面行きで約25分→王子ヶ岳登山口下車→徒歩約1時間 ※バスは1日平日6本、休日3本。
海の上を行き交う船や、遠くの島々をぼんやり眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすうちに、自然と元気がチャージできます。滞在するだけで心が癒やされる非日常の絶景空間へ、大切な人と一緒に出かけてみませんか?
■belk(べるく)
住所:岡山県倉敷市児島唐琴町7王子が丘パークセンター内
TEL:なし
営業時間:10時~17時30分(17時LO)
定休日:無休
Text:こばやしみもざ
Photo:酒井羊一
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