おでかけ
2022.06.25
【神戸・御影】日本一の酒どころで乾杯！26蔵の日本酒と料理のペアリングが楽しめる「灘五郷酒所」
灘五郷とは兵庫県神戸市から西宮市にかけて点在する日本酒の産地で、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの地域からなる酒どころのことをいいます。江戸時代から栄えた灘五郷の一つ、神戸市東灘区の御影郷に日本酒と料理のペアリングが楽しめる「灘五郷酒所」が誕生！お店の楽しみ方やおすすめメニューを紹介します。
日本酒の銘醸地「灘五郷」
阪神大阪梅田駅から特急で25分の御影駅。そこから徒歩10分ほどのところにある「灘五郷酒所（なだごごうさけどころ）」は、500余年の歴史を受け継ぐ剣菱（けんびし）酒造の酒蔵を改装して2022年4月にオープンにしたお店。
灘の酒はミネラル分を多く含んだ「宮水」を活かして造られた日本酒。「男酒」と呼ばれる力強い味わいと香りが特徴で、江戸のお酒の8割を供給していたとも。灘五郷酒所では、そんな灘五郷にある26蔵の日本酒と「旬、地元、相性、発酵」をテーマにした料理を楽しむことができます。
同店のコンセプトは「八百万（やおよろず）の神様」。お店が神社に見立てられ、中央のカウンターを参道、一番奥の鏡があるところにお酒の神様が鎮座し、お客さんは境内に来たような感覚でお酒と料理を楽しんでいる、というイメージです。
店内には西宮市在住の画家である松本尚さんが描いた神々のフラッグが並ぶなど、随所にそのコンセプトが散りばめられています。
参道をイメージした「コの字カウンター」は、全長50mという驚きの長さです。接客するスタッフは法被（はっぴ）を着てお客さんをお出迎え。祭りのような雰囲気にワクワク感が増します。
灘五郷酒所の楽しみ方
お店に着いたら、まずは入り口でチケットを購入しましょう。チケットは1人1セット購入するのが基本で、初回チケットの料金は15枚つづりで3000円。メニュー表にチケットの枚数が記載されています。注文時、スタッフにその枚数分のチケットを渡すシステムです。
追加チケットは5枚つづりで1000円。チケットを現金で購入した場合のみ、残ったチケットの払い戻しが可能です。有効期限は6ヶ月あるので、次回来店したときに利用することもできます。
灘五郷の日本酒を存分に楽しみたい方におすすめなのが、「灘五郷酒所セット」。西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の各エリアごとにある蔵元の5種類のお酒のほか、それに合わせた3種類の小皿料理もセットになっています。
お酒や料理は季節によって変わるので、足を運ぶ時期によってまた違う味が楽しめます。トレーは麹造りの工程で使われていた麹蓋を活用するなど、いたるところに日本酒づくりの趣が感じられるのも素敵です。
ぜひ味わってほしいのが日本酒とのペアリングを楽しむために開発された料理の品々。中でも「日本酒とこんなに合うの⁈」と驚いたのが、「剣菱のこうじを使った〆の甘酒カレー」（チケット2枚／400円）との組み合わせです。少しピリッとしたカレーの辛味と、クセの強くない日本酒ハイボールの相性は抜群！
今後は日本酒にまつわるセミナーやイベントも
夜になるとカウンターの上部をぐるりと囲む提灯の色が変化するのも、とってもオシャレ。
今後は、酒蔵の造り手と飲み手がコミュニケーションできる場所としてはもちろん、音楽やアートを表現する場としても発展させていきたいとのこと。セミナーやイベントの開催も予定しているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください！
天井が高く、心地良い風が吹き抜ける中でいただく日本酒と料理は格別です。「今日は楽しく飲みたい気分」、そんなときは日本一の酒どころで、新しいお酒と食の魅力と出会うひと時を過ごしてみてはいかがでしょう。
■灘五郷酒所（なだごごうさけどころ）
住所：兵庫県神戸市東灘区御影本町3-11-2
営業時間：金・土曜12～21時（20時30分LO）、日曜・祝日12～20時（19時30分LO）
電話番号：080-7945-8291
定休日：月～木曜(祝日営業)
URL https://nadagogo.com/
Text：中田優里奈（ウエストプラン）
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