食・グルメ
2022.07.22
【台湾現地レポ】マンゴーのフルーツサンドも話題！ かき氷屋「點冰室·ジャビン」へ
マンゴー、ライチ、パイナップル、バナナ……。台湾の伝統市場にはいつも旬のフルーツが盛りだくさん。そんな魅惑のフルーツ天国から、今回はフルーツたっぷりのかき氷とサンドが話題の「點冰室·ジャビン」をご紹介します。おいしくてかわいいスイーツに気分が上がる～！
Summary
ひとりで切り盛りする赤峰街のかき氷屋さん
「點冰室·ジャビン」はMRT中山駅からほど近い赤峰街にあります。昔ながらの町工場やアパートに混じっておしゃれなショップやカフェがひょっこり出現する、街歩きの楽しいエリア。日の出富士の看板がお店の目印です。
個人宅のようなナチュラルテイストのお店に入ると、オーナーのyuNさんが忙しそう。仕込みと調理、接客、電話対応まですべてをひとりでこなします。
ひとりで切り盛りしているので、多少の待ち時間はご愛嬌。のんび～りと待つお客さんに、下町らしいおおらかさを感じてほっこり。スケジュールに余裕を持って、なるべくお客さんの少ない時間に訪れることをおすすめします。
台湾の材料をメインに日本の目線で作る日台スイーツ♪
「點冰室·ジャビン」のジャビンは、台湾語で「氷を食べる」という意味。オーナーのかき氷好きが高じて2017年にオープンしました。
お店のコンセプトは「台湾の材料をメインに日本の目線で作る日台スイーツ」。
枋山産と台南産の愛文マンゴーに大湖産のイチゴなど、旬を迎えた台湾産フルーツをふんだんに使用。それらに時折、あまおうやシャインマスカットなどの日本産も加わります。
「自分が食べて納得したフルーツの農家や業者を探し、直接契約している」というオーナーのこだわりぶり。どれも立派な高級品、なのにメニューの価格が抑えられているのにも納得です。
一方、作り方や味わい、トレンド感はまさに日本。台湾の一般的なかき氷は粗めの氷なのですが、オーナーは柔らかくて軽やかな日本のかき氷が好み。日本のメーカー「Swan」のかき氷機でそれを再現しています。そして、日本で話題のフルーツサンドも、後ほど詳しくご紹介しますがもちろん『萌え断』！
甘みと苦みが絶妙に入り混じる完熟マンゴー×宇治抹茶のかき氷
かき氷は抹茶と黒糖、バナナチョコがレギュラーメニューで、愛文マンゴーの季節（4～7月ごろ）にはその期間限定メニューが登場します。
「夏日老京都（NT$230）」は宇治「丸久小山園」の抹茶で作ったシロップをかけ、愛文マンゴーをトッピングしたかき氷。意外な組み合わせに驚きつついただいてみると……、苦みのある抹茶に甘～い完熟マンゴーが絶妙マッチング。中に隠れた自家製のパンナコッタもいいアクセントになって、後味さっぱりの大人なかき氷です。甘党の方は練乳をかけて召し上がれ。
マンゴーと抹茶のカラーコントラストがあまりに写真映えするのでついつい撮影に夢中になってしまいますが、口どけなめらか故にかなり溶けやすいのでご注意を！
予約してでも食べたい！ 萌え断なマンゴーのフルーツサンド
かき氷とともに、SNSやブログで話題になっているのがフルーツサンド。もともとは客足が遠のく冬のメニューとしてはじめたそうですが、好評につき通年の提供に！ これをお目当てに訪れる人も多数の人気商品です。
出てきた「愛文芒果生乳三明治（NT$180）」はまさに萌え断！ 特大級のマンゴーがゴロリと入っていて、テンションが上がらずにはいられないスイーツです。
いつものパン屋から仕入れたふわふわの食パンと軽めのクリーム、その真ん中に熟れたマンゴー。マンゴーそのものの美味しさが活きた甘すぎないクリームのサンドで、見た目もお味も大満足です。愛文マンゴーの季節（4～7月ごろ）のみの販売で、数量限定。人気なので予約必須です。
アットホームなお店に並ぶレトロかわいい食器や小物
アンティーク家具が並ぶ店内は、まるで誰かのお家にお邪魔したような居心地のよさ。そこに、スワンかき氷のミニチュア版、グリセリンの空き瓶、ペコちゃんの入れ物…など、レトロかわいいグッズが並びます。
ショーケースにはオーナーが少しずつ買い集めたアンティークのグラスや器がずらり。そんなステキなコレクションがツボなドリンクが……。
「小山園濃抹茶拿鐵（NT$160）」。昔懐かしの牛乳瓶とアンティークグラスがかわゆし♪
こちらは抹茶パウダーで作った氷抹茶にミルクを注ぐと、冷た～い濃厚抹茶ミルクのできあがり。無糖ですっきりとした飲み口です。
甘いものが大好きで、試行錯誤の研究を続けているオーナー。マンゴー以外にも、旬のフルーツを使った期間限定メニューが随時登場するので、Instagramでチェックしてみてくださいね。
住所：承德路二段53巷33號
TEL：0907-495-158
営業時間：14～20時
定休日：水曜
Text：大田原結梨(台北ナビ)
Photo：張哲倫
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