【2022年6月18日(土)より開催】角川武蔵野ミュージアムの「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」展を編集部員が徹底レポ!
埼玉・所沢の角川武蔵野ミュージアムで2022年6月18日(土)から11月27日(日)まで開催される「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」展へ、編集部員が一足先に行ってきました! 34台の高輝度プロジェクターを組み合わせ、すべての壁面と床面をシームレスに繋ぎ合わせた全く新しい映像体験をレポートします!
Summary
ところざわサクラタウンにある角川武蔵野ミュージアムとは?
今回「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」が開催される角川武蔵野ミュージアムは、図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設です。KADOKAWAが展開する複合施設「ところざわサクラタウン」内にあります。
JR武蔵野線・東所沢駅を降りて約10分歩いたところにあり、大きな岩のような外観で、インパクト絶大! こちらは日本を代表する建築家・隈研吾氏がデザイン監修した建物で、独特なフォルムは一度見たら忘れないほどです。
入る前からワクワク! フリーエリア
早速、会場となるミュージアムの1階グランドギャラリーへ行ってみると、一面黄色の空間が! こちらはフリーエリアで、チケットを持っていない方でも入れます。
ゴッホといえば『ひまわり』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。たくさんのひまわりとゴッホの自画像に囲まれ、デジタルアート劇場(第1会場)に入る前から気分が上がります! デジタルアート劇場に行く前に、まずはこちらで記念撮影をするのがいいかもしれません。
そしてなんと、床を見てみると至る所にゴッホの言葉が! 床も隅々までチェックしてみてくださいね♪
大本命! 第1会場でデジタルアートを体験
フリーエリアから隣接する第1会場「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」に入ると、360度の巨大映像空間に包まれます。どこを見ても迫力のある映像で感動!
いろいろな切り口で世界中でゴッホの展覧会が開かれている中、全身でゴッホを感じられるデジタルアートはここだけ。「ー僕には世界がこう見えるー」という副題は、「実際にゴッホにはこのように世界が見えていたのではないか」という仮定に基づいて、映像を再構築していることから付けられているそう。映像は全8幕の構成になっており、360度のアート映像と音楽に包まれた立体空間では、自由に鑑賞し、「自由に感じる」ことができます。
「自由に感じる」ってどういうこと?と思われるかもしれません。この展覧会では、鑑賞の正しいルールがないのです。歩き、立ち止まり、座って、時にはハンモックに揺れながらでもOK。ゴッホの世界に自由に没入しましょう!
私は写真のハンモックに揺られて鑑賞しました。揺れながら見ることによって、音楽とゴッホの作品群に集中でき、ゴッホの世界に迷い込んでしまいそうでした。
大胆な色彩を再現し、さらに暖かい色味から時に陰鬱な色合いにも変化する映像は圧巻でした。鑑賞の仕方に決まりはないので、ぜひ好きな鑑賞の仕方でゴッホの世界を全身で感じてみてくださいね。
第2会場では、ゴッホの生涯を年表と手紙で紹介
デジタルアート劇場でゴッホを全身で感じたあとは、ゴッホのことを学びましょう。ゴッホのことをあまり知らない…という方でも大丈夫! 第1会場に隣接する第2会場の「ファン・ゴッホの手紙 One-way Love Letters from Vincent」では、知っているようで知らないゴッホの生涯を年表と手紙をもとにたどることができます。
こちらでは手紙文のパネルや写真パネルなど、一部撮影禁止マークがあるので、注意してくださいね。
KadoCafeではゴッホのカフェラテも!
さらに2階のKadoCafeでは、会期限定で、フィンセント・ファン・ゴッホの作品をカフェラテにプリントして提供。 これは写真を撮りたくなる!
自由に鑑賞できることから、大人はもちろん、子どもたちもアートに親しむきっかけになり、楽しめること間違いなし。
ぜひゴッホの世界を全身で感じて、さらにゴッホのことを学んでみてくださいね。
■ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー
開催期間:2022年6月18日(土)~11月27日(日)
開催場所:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー
時間:10~18時(金・土曜は~21時)※最終入館は閉館の30分前
料金:(オンライン購入)一般2200円、中高生1800円、小学生1100円、未就学児無料
(当日窓口購入)一般2400円、中高生2000円、小学生1300円、未就学児無料
定休日︓第1・3・5火曜日
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Text & Photo:土屋香奈
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