さぬきうどん

【香川・さぬきうどん】アクセス楽々!高松市内の人気うどん店5選

香川県 讃岐うどん ご当地グルメ カレーうどん 四国の行列ができる人気店 るるぶ&more.編集部
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

香川といえば、やっぱりさぬきうどん!今回は、JR高松駅や高松港から近く、観光に組み合わせやすい高松市内の人気店をご紹介。王道のかけや生じょうゆ、カレーやアレンジ麺など、高松市内は種類が豊富。必食メニューはもちろん、県外の方が不安を感じやすい「注文の仕方」もレクチャーします!

Summary

出張族御用達!かけの名店「さか枝うどん 本店」

さぬきうどん

JR高松駅から徒歩約6分、ことでん高松築港駅からことでんに乗り約7分、瓦町駅へ。瓦町駅界隈は市内随一の繁華街ですが、「さか枝(えだ)うどん 本店」はその駅から徒歩14分、県庁や学校が並ぶ落ち着いたエリアにあります。だんだんお店に近づくにつれ、だしのよい香りが!

「さか枝うどん 本店」は、うどん店の多い高松市内でも必ず名の挙がる有名店。 特に「かけうどん」の旨さに定評があります。安くておいしいものに敏感なサラリーマンの客が多く、朝7時から開いているため、出張時の朝に毎回立ち寄る県外のサラリーマンも多いそう。

さぬきうどん

店内は右からレジ、麺を受け取ったり温めたりする場所、天ぷらコーナー、器の返却棚と並んでいます。香川に多い、セルフタイプのお店です。

さぬきうどん

厨房が見え、大きな釜からモクモクと湯気があがり、麺が次々に茹でられています。奥では麺を打つ姿も。臨場感たっぷりの店内に期待が高まります。

さぬきうどん
さぬきうどん
「天ぷら」各110円

【オーダーの仕方】
①「小」は麺1玉、「中」は2玉、「大」は3玉を指します(店によって玉数は異なる)。今回は「かけうどんの小をください」とオーダー。「天ぷら」「あげ」「おにぎり」「いなり」はすべて1個110円なので、個数を伝えて支払います。天ぷらコーナーは少し離れているので、最初に確認して個数を決めておくとスムーズ。

さぬきうどん

②茹でた後、水で締めた麺が器に入って出てきます。

さぬきうどん

③テボ(湯切りザル)の中に麺を移し、麺をお湯で約10秒温めます。湯を切ったら、再び麺を器へ。市内にセルフ店は多いのですが、客がテボを使う「フルセルフ」の店は少ないんです。テボを使うのは温かい「かけうどん」のみなので、ぜひお試しを。

さぬきうどん

④だしのタンクの蛇口をひねり、温かいだしを注ぎます。だしは、5種をブレンドした魚節、イリコ、昆布からとったもの。ふくよかな香りに食欲がそそられます!

さぬきうどん

⑤次はネギや天カス、ショウガをトッピング。無料だからといってかけ過ぎると、麺やだしの味がわかりづらくなるので、ご注意を。控えめがおすすめです。会計を既に済ませている「天ぷら」は丼にのせてもよし、別皿を使ってもよし。

さぬきうどん
「かけうどん(小)」250円、「野菜のかき揚げ」110円

自分で席まで運び、いただくと…魚節がしっかり利いた芳醇なだしがやや太めの麺に絡み、王道のおいしさ!麺のモチモチした弾力と程よいコシも絶妙です!店内で揚げる天ぷらも、サクサクでボリューム満点。

⑥食べ終わったら、器や箸を自分で運び、返却します。

さぬきうどん
2代目店主の坂枝繁さん

「うちのは飽きのこないうどん。1日2回来る人もおるよ」と2代目店主の坂枝繁さん。水締め麺に温かいだしをかけた“ひやあつ”や、夏なら水締め麺に冷たいだしをかけた“ひやひや”もおすすめだそう。また「だしはサービスだから、茹で麺に玉子を混ぜた“釜玉”をオーダーして、後からだしをかけてもええよ」とのこと。こちらへはぜひ「朝うどん」で訪れ、だしの香りや湯気、人々が麺をすする音など、“幸せな讃岐の朝”をまるごと楽しんでください。

■さか枝うどん 本店(さかえだうどん ほんてん)
住所:香川県高松市番町5-2-23
TEL:087-834-6291
営業時間:7~15時
定休日:土曜不定休、日曜、祝日
アクセス:ことでん瓦町駅から徒歩14分

揚げたての半熟卵天がたまらない!発祥店の「竹清」

さぬきうどん

次の紹介は、ことでん瓦町駅から徒歩15分、大通りに立つ「竹清」。半熟卵天の発祥店として有名なお店で、お昼にはひっきりなしに人が訪れます。

さぬきうどん
「かけ(1玉)」240円、「半熟卵天」150円

「竹清」では約20種の天ぷらが揃い、「半熟卵天」と「ちくわ」各150円のみ、オーダー後に揚げたてを提供。なかでも「半熟卵天」はゆで玉子の天ぷらから試行錯誤の末にたどり着いた、必食の名物。火の通し具合が絶妙で、衣は薄くサクッ、白身はぷるんとやわらかく、黄身はトロトロでかなり半熟!店内で毎日打つやわらかめの中太麺と、やさしい味わいのだしとも相性抜群です。

さぬきうどん

入ってすぐの右側に天ぷらを揚げているゾーンがあり、臨場感たっぷり。特製「ちくわ天」120円も「魚の味が濃い!」と評判です。訪れた際は、ぜひ揚げたての天ぷらとうどん、さらに「フルセルフ」体験を堪能してください。

【オーダーの仕方】
①天ぷらエリアの隣の受付で、麺の玉数、トッピング、名前を告げます。
②麺の入った丼をもらい、お会計。
③「かけ」の場合、店内中央の「テボ」で麺を温め、だしも自分でかけます。迷っても説明書きがあるので大丈夫。
④ネギ、天カス、ショウガ、ゴマ、レモン、ワカメから好みのものをトッピング。
⑤名前が呼ばれたら、揚げたての天ぷらを取りに行きます。
⑥食べ終わったら、各自で器を返却します。

■竹清(ちくせい)
住所:香川県高松市亀岡町2-23
TEL:087-834-7296
営業時間:10時45分~14時30分(麺が売切れ次第終了)
定休日:月曜
アクセス:ことでん瓦町駅から徒歩15分

「釜バターうどん」を生み出した、うどん界の風雲児「手打十段 うどんバカ一代」

さぬきうどん

次はことでん瓦町駅から徒歩10分。お客さんの1/3はオーダーするという「釜バターうどん」が、もはや定番⁉といっても過言ではないほど人気の高いセルフ店です。

さぬきうどん
「釜バターうどん(小)」490円

社長が厨房でまかないとして生み出した「釜バターうどん」。コシがしっかりしたモチモチの中太麺に、バター、生玉子、卓上のオリジナルだし醤油を絡ませれば、まさに“和風カルボナーラ”!バターのコクと塩気に、玉子の甘味がマッチし、麺のぬめりも相まって絶妙な一体感。スパイシーな黒コショウも利いてます!

さぬきうどん
「梅(小)」390円

特に女性に人気が高い「梅」もおすすめ。水締め麺に昆布のうま味が利いた冷だしがかかり、ふっくらとした梅干しと磯の風味豊かな海苔がのっています。雑味がなくさわやかで上品、サラッと食べられます。麺もだしも「温」と「冷」が選べますが、断然両方「冷」!

さぬきうどん

アレンジに目を奪われがちですが、「かけ(小)」250円を愛する常連が多いのも実力店の証。「打ちたて」「切りたて」「湯がきたて」を信条とし、時間がたった麺は出さないそう。地元っ子気分で「かけ」もぜひ味わってみてください。

【オーダーの仕方】
①「釜バター」はそのまま、「梅」「かけ」は麺・だしの「温」「冷」を選び、オーダー。
②「天ぷら」120円~や「いなりずし」90円などのサイドメニューを選び、お会計。
③レジ横のネギ、ショウガ、天カスをかけ、「かけ(温)」のみ自分でだしをかける。
④食後に器を返却。

■手打十段 うどんバカ一代(てうちじゅうだん うどんばかいちだい)
住所:香川県高松市多賀町1-6-7
TEL:087-862-4705
営業時間:6~18時
定休日:無休
アクセス:ことでん瓦町駅から徒歩10分

木桶に入った熱々の釜揚げを風情ある古民家で味わう「わら家」

さぬきうどん

次は、釜揚げの有名店「わら家」をご紹介。釜揚げとは、茹でた麺を水で締めずにお湯ごと器に入れて提供し、麺をつけだしに浸していただく、さぬきうどんの食べ方のひとつです。こちらはJR高松駅からことでんに乗り換え約30分、琴電屋島駅から徒歩5分と中心部から少し離れていまがが、訪れる人が絶えない人気店。江戸時代末期の大きな古民家を利用した趣ある店舗は、2022年4月の改装を経て、より居心地のよい空間となりました。配膳・返却をスタッフが行う一般店のスタイルなので、落ち着いてゆっくり味わえるのも魅力です。

さぬきうどん
「家族うどん(4~5人前、8玉)」2800円

ほどんどの人がオーダーするのが、「釜あげうどん」。1人前は540円、約2人前の「特大うどん」1200円、4~5人前の「家族うどん」2800円とサイズ違いで揃っています。「特大うどん」「家族うどん」は、風情たっぷりの木桶で提供されます。

さぬきうどん

作り置きせず、常に茹でたて。熱々で口当たりなめらか、芯のあたりではコシもしっかり感じられます。小麦粉は最高級のものを使い、風味豊か。つけだしには、香川県産のイリコや北海道・利尻産の最高級昆布を使用。一升の徳利に入れて丸ごと湯煎することで、角のとれたまろやかな味わいのつけだしとなります。

さぬきうどん
 「天ぷら盛り合わせ(小)」700円

オーダー後に揚げる天ぷらも、衣がサクサクで絶品。うどんのつけだしとよく合うので、ぜひ一緒に注文してみてください。

■わら家(わらや)
住所:香川県高松市屋島中町91
TEL:087-843-3115
営業時間:9時30分~18時(17時30分LO)
定休日:無休
アクセス:ことでん屋島駅から徒歩5分

高松でカレーうどんを広めた夜の名店「手打ちうどん 鶴丸」

さぬきうどん

今までは朝や昼に味わううどん店をご紹介しましたが、最後は「飲んだ後のシメにカレーうどん」を夜の高松で広めた「手打ちうどん 鶴丸」をご紹介。ことでん瓦町駅から徒歩5分、繁華街にある、20時から深夜3時までオープンのうどん店です。通常の店と同様、配膳・片付けはスタッフが担当してくれます。

さぬきうどん
「カレーうどん」800円

最高級の小麦粉を使った手打ちの麺は、表面がきめ細かく、じつになめらか。だしで割った和風カレーは、優しい甘さで後からほんのりとスパイスが利いてきます。お酒を飲んだ胃に優しいカレーうどんです。

さぬきうどん
「おでん」120円~

うどんは作り置きせず、茹でたてを提供するため、客の多くはおでんをつまみつつ、麺が茹で上がるのを待ちます。スジや大根、卵のほか、豆腐も人気。だしがしっかり染み込んだおでんに、味噌を練り込んだ辛子をつけていただきます。

■手打ちうどん 鶴丸(てうちうどん つるまる)
住所:香川県高松市古馬場町9-34
TEL:087-821-3780
営業時間:20時~午前3時
定休日:日曜、祝日
アクセス:ことでん瓦町駅から徒歩5分

このように高松市内は、個性的な名店が勢揃い。電車やレンタサイクルで丸一日うどん巡りしたり、栗林公園や小豆島などの観光と併せたり楽しみ方はいろいろ。早朝や深夜にお店が開いているので、旅に組込みやすいのも魅力です。ぜひ気軽にお気に入りの一杯に出合いに、訪れてみてください。

※日曜・祝日が休み、午前中のみ営業、麺が売切れ次第終了などの店が多い。お目当ての店は営業日、時間を調べ、午前中に行こう。また、2人以上で1オーダー、無料トッピングの大量掛け、長居など、店の迷惑になる行為は控えて。カードや電子払い不可の店が多いので現金(小銭)の用意を。

『るるぶ四国’23』は好評発売中!

「さぬきうどんMAP」の特別付録付き!中面特集では、香川のさぬきうどん王道店ベスト10や高松の名物うどんを紹介しています。

Text:こばやしみもざ
Photo:小川康貴、大島拓也、竹田俊吾

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください