山形県でサクランボ! 今が旬のフルーツ狩りを楽しもう♪
サクランボシーズンが今年も到来! 生産量全国1位を誇る山形県は、6~7月に旬を迎えます♪ 今回は真っ赤に実ったツヤツヤのサクランボ狩りを楽しめる人気スポットをご紹介。自分の手で採ってそのまま食べられて、大人も子どももワクワクできますよ♪
Summary
【さくらんぼ会館】迷ったらまずはココへ。おみやげも揃う道の駅のフルーツ狩り案内所
サクランボの一大生産地である山形県寒河江(さがえ)市。国内最大規模を誇る農園がたくさんあることでも知られ、1年を通してフルーツ狩りを楽しめる人気観光地です。
その寒河江市でサクランボ狩りをするなら、まずは「道の駅 寒河江 チェリーランド」内にあるさくらんぼ会館へ♪ ここは市内にある観光サクランボ園のなかからオススメを紹介してくれ、そして無料で受付まで済ませてくれるフルーツ狩り案内所となっています。
サクランボ狩りは60分2000円から。料金を支払い、チケットを受け取ると、オススメされた農園へ各自向かいます。
ほとんどの果樹園は車で5~10分ほどの距離にあり、車がない方はワンコインタクシーや徒歩圏内の果樹園を紹介してもらえるそうです。
農園に到着して先ほど購入したチケットを渡すと、サクランボ狩りがスタート! サクランボの旬は、どうしても梅雨の時期と被ってしまいますが、ハウス栽培や屋根付きの畑が多く、雨が降っても体験できる果樹園が多いのでひと安心♪
今回案内された「菊池農園」では、5種類の品種が栽培されていました。
国内で最も多く生産され、ハリがありながらやわらかな食感の「佐藤錦」、酸味が強くジューシーで濃紅色~紫黒色が特徴の「紅さやか」、甘酸っぱい味わいでジャムなどの加工品にも使われることが多い「ナポレオン」、甘みと酸味のバランスがとれていてあっさりとした味わいの「高砂(たかさご)」、そして寒河江市で生まれた品種でもあり大粒で果肉がしっかりとした「紅秀峰(べにしゅうほう)」。
複数品種を育てることはサクランボの受粉のためにも必要だそうで、いろんな品種を食べ比べできるのがうれしいところ♪
日当たりのいい場所が狙い目で、真っ赤で大きく、ハリとツヤがあるサクランボを見つけては、パクパクっと何個も食べ続けてしまいました…!
先ほど受付を済ませたさくらんぼ会館は、サクランボ関連ならさまざまな商品が揃う道の駅の敷地内にあるので、サクランボを使った加工品や山形県の名産品などおみやげを買うにもオススメのスポットです。
レストランやカフェもあるので、サクランボ狩りの前後にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■さくらんぼ会館
さくらんぼかいかん
住所: 山形県寒河江市大字八鍬字川原919-8
交通:JR寒河江駅から車で10分
TEL:0237-86-1811
営業時間:サクランボ受付9~15時(6月上旬~7月上旬)、イチゴ受付10~15時(1月上旬~6月上旬)
定休日:無休
【安達農園】天然水をゴクゴク飲んで育った自然の恵みたっぷりのサクランボ
全国的にも有名な品種「佐藤錦」の発祥地でもある山形県東根(ひがしね)市。
この地で35年以上も続く「安達農園」は背景に山々を望み、おもわず深呼吸したくなるような気持ちよさに包まれた老舗の観光果樹園です。
安達農園で主に育てているのは佐藤錦と紅秀峰(べにしゅうほう)。地上より気温が2℃ほど低い標高200mの広大な土地にあり、1年に4回、奥羽山脈由来の天然水をたっぷりと与えて栽培されています。
地域の自然の恵みを浴びた愛情いっぱいのサクランボは、目が覚めるほどにとっても甘くて、実もギュッと締まってプリプリ!
おいしいサクランボの見分け方のコツを伺うと、実は弾力が感じられ、ツヤのあるもの。鮮やかで色づきがよく、軸(緑の部分)は太くてし折れていないものがベストなんだそう♪
園内には実のつきがよいサクランボがたくさんなっていて、取材で訪れた6月中旬はまさに一番おいしいとき。風に揺れる姿もなんだかかわいくてほっこりさせられます。
併設する直売所ではこのシーズンならではの光景も! 山盛りのサクランボをひとつひとつ丁寧に選別し、箱詰めする作業を見せていただきました。サクランボは旬が短いので、こうしてシーズンになると多くの人出が必要になるのだとか。休む間もないくらい大忙しでしたが、朝採れのみずみずしさが際立っていてとってもおいしそうでした♪
この直売所ではサクランボを直接購入できるほか、全国発送もOKなので、贈り物として利用される方もたくさんいらっしゃいました。
風景に癒やされながら甘くジューシーなサクランボ狩り体験、お腹いっぱいになって大満足♪ 8月上旬~8月下旬は桃、9月下旬~11月上旬はリンゴも登場するので、旬を狙って訪れてみてはいかがでしょうか?
■安達農園
あだちのうえん
住所: 山形県東根市関山332-1
交通:JRさくらんぼ東根駅から車で15分
TEL:0237-44-1231
営業時間:8~17時※要問合せ
定休日:期間中無休
【槙農園】一番おいしいタイミングで食べ放題! スペシャルコースが人気
さくらんぼ東根駅から車で5分の場所にある「槙農園(まきのうえん)」は、シーズンともなると全国から観光客が訪れる人気の果樹園。サクランボやリンゴ、ラフランスを中心に栽培しており、毎年6月上旬~7月上旬はサクランボの最盛期で大賑わいです。
現在の園主は2代目の槙宗宏(まきとしひろ)さん。家族経営のアットホームな雰囲気が魅力で、やさしい笑顔で出迎えてくれます。
サクランボ狩りは、「一般コース」(1500円、60分食べ放題)と「スペシャルコース」(3000円、60分食べ放題)などから選べ、オススメは断然「スペシャルコース」。
「スペシャルコース」は高級品(大玉化・色づきアップ・糖度アップ)を栽培するために特別に管理されている園地で体験できます。高級ランクのサクランボを食べ放題できるのはとてもめずらしく、「槙農園」オリジナルのメニューでもあります。
今回案内されたのは東根が誇る品種「佐藤錦」の園地。見るからに果実が大きく、真っ赤に色づいているのが分かります。高級な佐藤錦だけをただひたすら食べ続けるなんて、まさにぜいたくの極み! 糖度は標準の1.5倍以上はあり、なんと最高32度を記録したこともあるのだそう。
もちろん「一般コース」も人気で、こちらはいろんな品種を食べ比べできます。酸味や甘みのバランス、果肉の付き方など品種の違いを楽しみましょう♪
直売所では、その日採れたてのサクランボが箱売りで並べられています。おみやげ用にはもちろん、全国発送も可能なので贈答用にその場で手配する方もたくさんいらっしゃいました。
公式サイトでも注文を受け付けているのでぜひチェックしてみてくださいね。
【ナカノフルーツ】直営のフルーツカフェも! 広々とした果樹園で快適サクランボ狩り
山形県のなかでもフルーツ王国として呼び声が高い天童市。大型の観光果樹園が多く、生産量日本一を誇るラ・フランスをはじめ、ほぼ一年中多彩なフルーツを楽しめます。
国道48号線沿いにあり、宮城方面からのアクセスもよい「ナカノフルーツ(仲野観光果樹園)」は、直営のカフェを併設する天童きっての人気観光果樹園です。
例年6月上旬~7月上旬に行われるサクランボ狩りは、ハウスの中で体験できるので、雨の日でも安心。
おいしいサクランボの見分け方を聞くと、「品種によっても違いますが、全体的に赤くなっているもの。また栄養は上へ上へと行き渡り、太陽の光をたっぷり浴びるので、木の上になっているものがおいしいです」とのこと。
サクランボの木は、脚立にのぼって収穫しやすい高さに調整しているといい、上の方になっている実もラクにもぎ取ることができます。
園内では佐藤錦や紅秀峰、南陽など約10種類を育てており、30分食べ放題2000円、60分食べ放題2500円から選べます。時期によって品種の旬も違うのでぜひ食べ比べしてみてくださいね。
また体験のあとは、直売所でのお買い物や直営カフェでひと休みを。直売所ではその日採れたてのサクランボや地元の名産品などを販売しており、サクランボは全国発送も可能。少量パックから売っているので、家に帰ってもサクランボを楽しめます♪
直営のカフェではフルーツが丸ごとのったパフェやスムージーなどが人気で、疲れた体をひんやりと癒やしてくれます。見た目のインパクトも大で、食べるのがもったいないくらい。たくさんのメニューがあるので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。
Text & Photo:ジェンティーレ恵
Model:島倉梨奈
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