都会のオアシス「明治神宮」でパワーがもらえる編集部おすすめ参拝ルート|明治神宮御苑や清正井も

都会のオアシス「明治神宮」でパワーがもらえる編集部おすすめ参拝ルート|明治神宮御苑や清正井も

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お正月には約300万人が訪れ、東京の神社といえばすぐにその名が挙がる「明治神宮」。都心とは思えないほど緑豊かで広大な杜(もり)や、多くの人が足を運ぶパワースポットなど、その魅力は計り知れません。今回は神社のおすすめポイント&ルートをご紹介します♪

Summary

明治天皇と昭憲皇太后を慕い創建された「明治神宮」

「明治神宮」は、明治45年(1912)に明治天皇が、大正3年(1914)に昭憲皇太后が崩御された際に上がった国民の「お二人を永久に敬い、お慕いしたい」という熱い声をきっかけに、大正9年(1920)に創建されました。

「明治神宮前〈原宿〉」と東京メトロの駅名にもなっている馴染みの深いスポットです。
「都会のオアシス」とも呼ばれる緑豊かな杜は、「明治神宮」創建にあたり、全国から献木されてつくられた人工林です。“永遠の杜”を目指し、50年後、100年後の姿を見据えて木々が植えられました。そして、創建から100年を迎えた今でも、いきいきとした姿を見ることができます。

当時の思いが実現された木々のなかを歩けば、より心も癒やされるはず。創建当時から参道に落ちた葉は捨てられることなく、杜に返され続けています。返した落ち葉が肥料となり、また新たな命に生まれ変わり、循環が行われているのです。

たっぷりパワーをチャージ! おすすめの参拝ルートをご紹介

アクセスしやすいJR原宿駅からのおすすめ参拝ルート&みどころをご紹介! 一番神社に近い原宿駅の西口を出て、第一鳥居をくぐり、豊かな杜を進みます。
しばらく歩くと道の両脇にお酒の樽が見えてきました。酒樽は全国から献納されたもので、明治天皇が好きだった日本酒樽が多く並んでいます。
一方、神社では珍しいワイン樽も献納されています。

「和魂洋才」を旨とし、西洋の優れた文物を採り入れた明治時代。御在世中、まさに国民の模範となって近代化を推し進めた明治天皇は、断髪や洋装をはじめ、衣食住の様々な分野において西欧文化を積極的に取り入れました。

食文化においても率先して洋食を召し上がり、西洋酒としては特に葡萄酒がお好きだったとか。
さらに進むと見えてくる二の鳥居(または第二鳥居)は木造の明神鳥居として日本一の大きさで、こちらの鳥居は2代目。1代目の鳥居は修復後、大宮の氷川神社で現在も活躍しています。

鳥居は、真ん中を避けて一礼してからくぐるのが作法。参道を歩く際も神様の通る道「正中(せいちゅう)」を避け、左右に寄って歩くのが決まりです。
曲がり角にもちょっとした遊び心が。一見直角に見える角ですが、じつは88度に設計されているのです。末広がりで縁起のいいとされている「八」の数字からきています。

飾られているのは明治天皇と昭憲皇太后が詠まれた御製御歌。天皇が詠まれた和歌は、御製(ぎょせい)といい、皇后が詠まれたお歌は、御歌(みうた)といいます。

明治天皇が生前詠まれた御製は、約10万首!(昭憲皇太后は、約3万首) 国民を想うやさしいお歌に、きっと心も温かくなるはず。
本殿に入る前には手水舎で手や口を清め、身も心も清々しい状態でお参りをしましょう!
第三鳥居をくぐると、ついに御祭神がお鎮まりになる本殿です。本殿の両脇にはクスノキが生えており、向かって左側は2本が仲むつまじく並ぶ「夫婦楠(めおとくす)」。
大きな楠がしめ縄で結ばれています。明治神宮でも人気のパワースポットです。
参拝の作法は、賽銭を捧げて姿勢を正し、2回お辞儀。胸の前で両手を合わせ2回拍手をし、両手を合わせた状態でお願いごとをしましょう。最後に1回深いお辞儀を忘れずに。

お参りを済ませ、東側に進むと、さまざまなご祈願を行っている「神楽殿(かぐらでん)」や、お札やお守りを授かれる「長殿(ながどの)」があります。
「明治神宮」のおみくじは吉凶ではなく、明治天皇と昭憲皇太后が詠まれた和歌が記されています。また、おみくじを結ぶ場所がないのは、お2人の和歌を折にふれて読み返し、日常の糧にして欲しいという想いからです。

ほかにも明治天皇・昭憲皇太后のゆかりの品々を展示する「明治神宮ミュージアム」などもあるので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね♪

日本の四季を感じられる「明治神宮御苑」はみどころいっぱい!

「明治神宮御苑」(御苑維持協力金500円)は元々、お身体の弱かった昭憲皇太后のために明治天皇のお考えで整備された遊歩庭園です。「明治神宮」がこの地に建てられたのも、代々木がお二人にとってゆかりの深い場所だったから。
「緑を見ながらたくさん歩けるように」という明治天皇の気遣いで、庭園内の小径はいくつにも分かれています。奥さまへの愛を感じますよね!
「明治神宮御苑」では6月上旬に咲く花菖蒲が有名ですが、100年続く杜というだけあって四季折々の草花が楽しめます。池ではコイが泳いでいたり、運がよければかわいらしいスッポンの姿も見ることができますよ。
池の水は「清正井(きよまさのいど)」から流れてきており、こちらの井戸はお笑い芸人の島田秀平さんがパワースポットと紹介したことをきっかけに有名になりました。

都内有数の名湧水で、毎分平均60リットルの水量があり、湧水は一年中絶えることがありません。井戸の中に手を入れることはできませんが、周りに流れる水は触ってもOK。パワーをもらっちゃいましょう!
都心にいながらも大自然を堪能でき、たくさんの力をもらえる「明治神宮」&「明治神宮御苑」は、いまだからこそ行って欲しいおすすめのパワースポットです。


Text・Photo:久保田聡実(vivace)

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