【愛知・名古屋】名古屋城を徳川家康公がご案内!みどころ徹底解説【2023年6月5日更新】
400年を超える歴史をもつ名古屋城を、名古屋おもてなし武将隊®の徳川家康公がご案内!天下の名城を存分に楽しむ、モデルコースもご紹介します。城内MAPやアクセス・お得情報などお役立ち情報も満載。築城に協力した西国大名たちの存在を感じさせる石垣や、天守閣がある本丸を守る櫓、国の名勝に指定された庭園など、訪れる前に知っておきたい情報がてんこ盛りです。
Summary
名古屋おもてなし武将隊®・徳川家康公と名古屋城へいざ参らん!
名古屋城を案内してくださるのは、名古屋おもてなし武将隊®の徳川家康公。
戦乱の世にピリオドを打ち、江戸幕府を開いた真の覇者!そして、江戸時代初期にこの美しい名古屋城を築いた愛知の英雄であります。
現代の世に甦った家康公は、英語堪能でとっても博識!
「名古屋おもてなし武将隊®」は2009年11月に「名古屋開府400年」のPR大使として、6人の武将と4人の陣笠で結成。
日本人ならではの“おもてなしの心”とSAMURAIカルチャーを世界に発信するために、さまざまな活動を行っています。
メンバーは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、加藤清正、前田慶次という日本を代表する武将6名。さらに陣笠(足軽)4名が脇を固めています。
活動拠点である名古屋城では、土日祝日には「おもてなし演武」を披露。歴史の一場面を切り取った芝居や殺陣、ダンス、太鼓を融合したパフォーマンスで来城者を魅了!
「本能寺の変」の際、大坂・堺にいた家康公を三河・岡崎まで無事に帰還させる(伊賀越え)など、家康公を支えた忍者たち。
土・日曜、祝日を中心に、忍者たちが大活躍するパフォーマンスも見られます!おもてなしも行っており、記念撮影にも応じてくれます。
「名古屋おもてなし武将隊®」および「徳川家康と服部半蔵忍者隊®」の詳細スケジュールや出演メンバーは下記のページからご確認あれ!
【どんなお城?】名古屋城のいろはを伝授します!
家康公「城内を巡る前に、名古屋城の『いろは』を教えてしんぜよう」
「い」金鯱城とも呼ばれる名城
名古屋城は国の特別史跡に指定されており、城郭の規模は日本最大級を誇る。シンボルはおなじみの”金シャチ”じゃ!
「ろ」徳川家ゆかりの城
江戸時代初期にわし、家康の命で築城された城じゃ。わしの親戚にあたる尾張徳川家が代々城主を務めておったぞ。
「は」ガイドボランティアとめぐろう
黄色の法被を着た者は名古屋城の観光ガイドボランティアじゃ!興味深い話も聞けるので、見かけたら声を掛けられよ。
*夏の猛暑対策としてガイドを中止する場合があります。
【城内MAP&モデルコース】みどころたくさん! 城内めぐりモデルコースを紹介
約90分間ほどの所要時間を想定した、編集部おすすめモデルコースをご紹介します。
上の城内地図は、モデルコースでまわるスポットを赤枠で囲んでいます。モデルコースあわせてこちらの地図もチェックすれば、スムーズに探索できます。みどころたくさんの城内徹底解説も一緒にお楽しみください!
家康公「では、さっそく城内へ参るぞ!」
正門 《START》
ここにはもともと、別の門が立っていました。しかし、その後地震や戦災で2度焼失。現在の正門は、戦後天守閣とともに再建されたものです。
家康公「正面の扉2枚は、国内の城門としては最大の規模を誇るぞ」
表二之門【重要文化財】
名古屋城創建時の建造物として現存する表二之門(おもてにのもん)。かつてはこの奥に表一之門が存在していて、2段構えで敵の侵入を防ぐ構造になっていました。
家康公「堅固な鉄板張りで、両脇の土塀には鉄砲狭間がある。平和な世に築いた城だが、戦国時代の名残も見られるな」
天守閣
家康公「名古屋城天守閣は尾張名古屋のシンボルじゃ!」
屋根の上に輝く金のシャチホコとともに、名古屋のシンボルとして親しまれる存在の天守閣(てんしゅかく)がこちら。5重の屋根を持つ大天守と2重の小天守からなり、現在の姿は昭和34年(1959)に再建されたものです。江戸時代後期に行われた宝暦の大修理では、縄で天守を引っ張り、石垣を修理したこともあったそうです。※現在閉館中。外観のみ観覧可。
清正石
こちらは高さ約2.5m、幅約5.75mの巨石、清正石(きよまさいし)。築城スキルが高かった加藤清正の名前で呼ばれていますが、この石垣は黒田長政の丁場であることから、実際に清正の仕事によるものかどうかはグレーなのだとか。
家康公「いずれにせよ、清正の築城技術はあっぱれじゃった!」
石垣に不思議なマークを発見・・・!
石垣のあちこちには、よく見るとマークが刻み込まれているのがわかります。これは築城を担当した大名たちが、誰が運んだ石か区別できるように付けた「刻紋」と呼ばれるもの。なんと520種類もあるとか!
家康公「歴史を身近に感じられる遺構じゃ!じっくり見られよ」
本丸御殿
襖絵に描かれた虎や豹といった猛獣には、来訪者に尾張徳川家の権力を見せつける役割があったようです。
奥にある部屋は藩主が使用する上段之間(じょうだんのま)で、手前の一之間より一段高く作られています。
家康公「京都・上賀茂神社の行事『賀茂競馬』など、庶民のくらしが描かれておる」
増築。狩野派のリーダー・探幽が描いた障壁画など、贅の限りを尽くした内装は必見です。
家康公「わしの孫、家光が泊まって以降、上洛殿の上段之間は幕末まで一度も使用されなかったそうじゃ」
上洛殿に泊まる将軍をもてなす役割に選ばれた、尾張藩の上級家臣が控えた間。
家康公「いわば力のある優秀な家臣たちの控室である。ほかの部屋と比べると随分落ち着きがある設えじゃ」
西南隅櫓【重要文化財】
正門からすぐに見える櫓が西南隅櫓(せいなんすみやぐら)で、天守閣と一緒に写真に収めることができます。大正10年(1921)に暴風雨により倒壊してしまいましたが、2年後に宮内省により修復。2010年から半解体修理を行い、本来の白漆喰に美しく蘇りました。外観は二重櫓に見えますが、実は内部は三階櫓になっており大変珍しい形式の櫓です。
家康公「宮内省が修理したため、この櫓だけ葵の紋ではなく、皇室の紋章である菊の紋になっているのじゃ」
東南隅櫓【重要文化財】
東南隅櫓(とうなんすみやぐら)は、本丸の南東隅に位置し、天守(戦災焼失)とほぼ同時期の慶長17年(1612)ごろに建てられました。建物の特徴として、一重目の屋根をつけておらず、外観は二重櫓に見えますが、実は三階建ての櫓ですで。出窓のようにみえる部分は、「落狭間」(石落とし)で敵の侵入を防ぐ構造になっています。
家康公「江戸城のシャチホコがこの櫓に取り付けられておるのじゃ!」
清正公石曳きの像
東南隅櫓の近くにあるのは清正公石曳きの像(きよまさこういしびきのぞう)。天守閣の石垣を担当した武将・加藤清正は、巨石を運ぶ際に自ら石の上に乗って音頭を取り気勢をあげたと伝わっています。
家康公「本丸北西の石垣には、清正が自分の名を彫った石があるので探してみるがよい」
名勝二之丸庭園
元和年間(1615~1624)に二之丸御殿の庭園として造られた名勝二之丸庭園(めいしょうにのまるていえん)。近年の調査で江戸後期の庭園跡が良好な状態で保存されていることが分かり、2018年にはほぼ全域が名勝として追加指定されました。
家康公「四季それぞれの景観が美しい、癒しの名所じゃ」
東門《GOAL》
家康公「わしの築いた名古屋城を楽しんでいただけたであろうか?」
ちなみに、スタート地点は正門からでも東門からでもOK!「なごや観光ルートバス メーグル」を利用する際は正門、地下鉄名城線名古屋城駅を利用する場合は東門を拠点にするのがおすすめです。
【まだある!立ち寄りスポット①】 西の丸御蔵城宝館 2021年OPEN
西の丸御蔵城宝館(にしのまるおくらじょうほうかん)は、名古屋城が所蔵する国の重要文化財「名古屋城本丸御殿障壁画」などを展示するほか、企画展も開催しています。「歴史情報ルーム」では名古屋城の歴史について紹介。事前に名古屋城の歴史をチェックすれば、城内めぐりがより充実します。
【まだある!立ち寄りスポット②】 金シャチ横丁
名古屋城のとなりには、名古屋グルメがずらりと集結した金シャチ横丁があります。2つのエリアに分かれていて、名古屋城正門側には正統派なごやめしを味わえる「義直ゾーン」、東門側には名古屋に新風を吹き込む新進気鋭の店舗が揃う「宗春ゾーン」があります。写真の「義直ゾーン」は名古屋発展の基盤を作った徳川義直をイメージしたゾーンで、雰囲気たっぷりです!
「宗春ゾーン」は名古屋の文化の振興にも大きく寄与した七代藩主・徳川宗春をテーマにしています。ポップなバルやカフェなどが立ち並び、夜まで営業しているのもうれしいポイント。
【御城印】豪華絢爛!金箔名古屋城金鯱印をチェックしよう
全国500城以上で発行されている「御城印」。なかでも名古屋城は豪華絢爛!なんと本物の金箔を使用した「金箔御城印」を販売しています。2022年3月には「金箔 名古屋城金鯱印」を販売。名古屋城のシンボル、金鯱がデザインされた御城印をゲットしよう!
【お得情報】ルートバスでおトクに入場!
メーグル1DAYチケットを提示すると、名古屋城観覧料が100円引きのほか、正門横・内苑売店で1000円以上買い物をするとオリジナルバッグをプレゼントのうれしいサービスがあります!
みどころたくさん!城内めぐりモデルコースにくわえ、盛りだくさんな情報をお届けしました。
ぜひ、こちらのモデルコースを参考に名古屋城へおでかけしてみてはいかがでしょうか。
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【最新版】『るるぶ名古屋'24』
「こんな情報まで載っておるのか!抜かりないのぉ」
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