【奈良公園】「春日野窯」でカワイイ抹茶かき氷とうつわ、陶芸体験を楽しもう!

【奈良公園】「春日野窯」でカワイイ抹茶かき氷とうつわ、陶芸体験を楽しもう!

奈良県 食・グルメ かき氷 うつわ 古民家カフェ クラフト
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奈良公園、春日奥山の麓にある陶芸教室「春日野窯」。夏になると、ふわっふわで濃厚なかき氷目当ての行列ができます。「うつわを使ってみてもらいたくて」始めたというかき氷ですが、さすがはクラフトマン。こだわりが細部にまで行き届いた絶品氷が頂けます。

Summary

築80年の古民家で営む陶芸工房とカフェ

公園をゆったりと歩く鹿たちを左右に眺めつつ、春日大社参道を山に向かって歩くこと約10分。ぽつんぽつんと立つ古民家のひとつが「春日野窯」です。屋号のとおり、陶芸家の中野則子さんとご主人の郁雄さんが営む陶芸工房兼カフェです。

青紅葉の美しい季節、工房内のカフェ「カフェ ハルヒノ」に待ちわびたかき氷が登場します。

築80年を超える古民家の、入って右手にはうつわが並び、左手はカフェスペースになっています。カフェスペースはゆったりとくつろげるように畳敷き。靴を脱いであがります。

2022年新作かき氷とアイドル級人気かき氷をご紹介

濃茶こほり 900円
「濃茶こほり」900円

2022年の新作は、「濃茶こほり」。濃厚なシロップは、大和茶の抹茶です。歴史的な街並みを残す「ならまち」にある老舗茶舗「田村青芳園茶舗」から取り寄せた月ヶ瀬産の大和茶2種類をブレンド。1つは香りのよいもの、1つは発色のよいもの。2つを合わせて、濃くてうまみのある濃茶シロップをつくりあげます。

スプーンが吸い込まれる、と感じるくらいふわふわの氷。シロップの上にトッピングされているのは生落花生(ピーナッツ)。ピーナッツといえば、乾き物、柿の種やお酒のお供というイメージがありますが、生はとてもやわらかくて風味豊か。塩茹での塩っけもかき氷のアクセントになっています。

森で見つけた木苺のように濃茶の中に鮮やかに映えるいちごは、奈良県産ブランドいちごの「古都果」。旬の時期に収穫し、凍らせてあります。少し解凍されて、しゃりっとした古都果は、氷と同じように冷たいけれども、食感が違って不思議。甘酸っぱさが口の中に広がります。

若草いちご1100円
「若草いちご」1100円

この氷を目当てに行列ができるというアイドル級の氷は「若草いちご」。いちご&ホイップクリームのミルキーなピンク色と抹茶シロップの萌黄色の配色のかわいらしさはド級で、「あ、かわいい…」と思わず小さく声が漏れました。色彩の美しさは、日々釉薬と向き合う陶芸作家さんならではでしょうか。

同じ抹茶シロップですが、さきほどの「濃茶こほり」とは少し色が違うのがわかりますか? こちらはホイップいちごのクリームシロップに合わせて調味した抹茶シロップが使われています。いちごは同じく古都果。美味。

掘り出しもののうつわを探して

なぜ陶芸工房でカフェを? という疑問をぶつけてみたところ「おいしかったら、茶わん買って帰ろう、って思うんちゃうかと思って」と則子さん。とっても話しやすくてフランクです。

置いてあるうつわは風合いもサイズ感も“ちょうどいい”。主張しすぎず、でも個性があって、家にある食器にも馴染みそう。手前は、奈良国立博物館のワークショップで講師をされたときの小花模様のかざりタイル。作家さんから直接購入できるのも嬉しいですし、値札がついていないものは、破格な場合もあるので、ぜひ声をかけてみて。

誰と行っても楽しめる&moreな陶芸体験

器作り(ロクロ、または手びねり) 4000円~
器作り(ロクロ、または手びねり) 4000円~

&moreな体験もできます。陶芸体験は3種類。1つは手びねりとろくろを使った陶芸。カフェの奥、裏庭から差し込む光と風を感じながらゆったりとした時間が過ごせます。

鹿人形色付け 牡鹿 2200円 牝鹿 2100円  夫婦鹿 4250円
鹿人形色付け「牡鹿」2200円、「牝鹿」2100円、「夫婦鹿」4250円

2つめの体験は鹿の絵付け。牡鹿と牝鹿のどちらかを選んで、自分好みに色をつけます。その日に持って帰りたい人におすすめ。

絵付け体験 2000円~  ※要予約
絵付け体験 2000円~  ※要予約

3つめの体験は、お皿に描く、正倉院文様の彩色体験。その日に持って帰りたい人はそのまま、実用にしたい人は、釉薬をかけて焼成するので、郵送になります。

奈良の夏を彩るスイーツといえば、かき氷。かき氷のおいしさはもちろん&moreな体験ができるお店「春日野窯」をご紹介しました。今回は取材できませんでしたが、予約制でランチ付きの陶芸体験もできます。休日のおでかけに、旅のプランにぜひ組み込んでみてください!

Photo: photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

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