【京都】ニュー感覚の和スイーツ、京生麩の専門店「京生麩のお店 愛麩」で生麩ざんまい!
京都で食べたい京都らしいもの、といえば、湯豆腐、生湯葉などが有名です。その豆腐や湯葉と同じく精進料理に使われるのが生麩。居酒屋などのメニューで見つけたら生麩田楽を注文する! なんていう女子も多いのでは? 東山三条の「古川町商店街」に移転オープンした「京生麩のお店 愛麩」は、なんと生麩が主役。さまざまなスイーツメニューが楽しめます。
Summary
地下鉄東西線「東山」駅すぐ、地元民もこよなく愛する古川町商店街
歴史を遡ること平安時代末期。ここ「古川町商店街」は、1175年に創建された知恩院の門前町として始まり、800年以上の歴史を誇ります。鮮魚やかしわ(鶏肉)の専門店、花屋さん、電気屋さんなどの個人店に並んで自家焙煎コーヒーの工房、クラフトビールのスタンドなどが軒を連ねるレトロモダンな商店街です。
商店街のニューフェイスがこちら「京生麩のお店 愛麩」。平安神宮前にある「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」から2022年4月30日に移転オープンしてきました。
店構えを見てのとおり、テイクアウト、イートインのどちらも楽しめます。歩いてすぐの場所にある白川沿いの小道を散策しながら食べ歩きするのも楽しそう。
今回は入り口前のカウンターで注文して、イートインします。
超フォトジェニック!生麩の入った「しあわせ おいりパ麩ェ」
窓辺に、古川町商店街のアーケードにも飾られているランタンが吊るされていてかわいいですね。
そのランタンとなんともいえずマッチしているのが、こちらの「しあわせ おいりパ麩ェ」。ピンクやイエローなどパステルカラーのおいりがたっぷりのって、とってもキュート。
おいりは香川県西部に「嫁入り菓子」として伝わるポン菓子。口にいれるとふわっと溶けるような柔らかさでありながら、サクッ、カリッとした歯ざわりが魅力のお菓子。砂糖の薄い膜がソフトクリームの水分を通さず、口の中でひんやりとしたアイスとおいりのサクサク感の両方を味わうことができます。花の形をした生麩のやわらかさもよいアクセント。
気になる人気ベスト3メニューはこちら!
お店の人気は3種類の生麩3本セット。
鉄板の上で約5分、注文が入ってから焼き始めます。表面はカリッと、なかにはじんわりと熱がとおるように。温度はその日の気温や、生麩の状態に合わせて絶妙なさじ加減で調整します。
手前から、道明寺麩、よもぎ麩、粟麩。生麩に合わせて、お味噌を変えてあり、味の違いが楽しめます。
アレンジの効いているのが、チーズ焼き。ベースの生麩にバジル、明太マヨ、ツナのソースをのせて、チーズでとろりとコーティングします。チーズの塩っけが生麩とよく合います。
焼き餅のような、醤油の香ばしいニオイがたまらない磯部焼き。
生麩はスイーツだけではなくて、お酒のツマミにもイケます。生ビール、抹茶ビール、クラフト酎ハイなどアルコールの品揃えも多くて、「軽く一杯」なんていう使い方もできます。
おトクに購入できる京みやげも忘れずに!
生麩の魅力にハマったら、おみやげにも生麩をどうぞ。もちっとした生麩の中に、上品な甘さのこし餡が詰まった麩饅頭。こちらの麩饅頭は、生麩のしっかりとしたかみごたえが特徴。麩饅頭好きなら、ぜひ食べ比べてみて欲しい一品です。1個からでも購入できるので、自分用にも。
焼いたり、鍋ものに入れたり、熱湯にさっとくぐらせて刺身醤油で食べたりと色々楽しめる生麩。冷凍保存すると日持ちするので、家でもいろいろなアレンジメニューを楽しんで!
生麩そのものにはお砂糖はまったく入っていないので、低カロリーで高たんぱく。合わせるものでコロコロと印象を変える奥深さをぜひお店で体験してみて!
■京生麩のお店 愛麩(きょうなまふのおみせ まなふ)
住所:京都府京都市東山区古川町544
TEL:075-585-5351
営業時間:10~22時
定休日:不定休
アクセス:地下鉄東西線「東山」駅から徒歩3分
Photo: photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子
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